信州ディスティネーションキャンペーン  
快速:レトロ大糸線号             松本−南小谷
2017年 9月23日(土)乗車_ 


  2017年夏に開催された「信州ディスティネーションキャンペーン」も季節の移り変わりと共に終盤となり、いよいよイベント列車の集大成ともいえる旧型客車の運転が始まりました。本日乗車した「レトロ大糸線」と、明日運転される「レトロ中央線」の2本が設定されています。
 本日は、松本から南小谷まで「レトロ大糸線」が運転されました。天候がの関係で北アルプスはほとんど見えませんでしたが、旧型客車に揺られて仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)などの車窓を見ながら初秋の信州を旅することができました。

T.特急しなの6号で松本へ


特急しなの6号(長野9:00−松本9:49)
 
 今日は、朝のうちは仕事でしたので長野駅の到着は少し遅くなりました。それでも、8号車松本側の乗車口には誰も並んでいませんでしたので、なんと一番先頭に並ぶことができました。
 8時48分頃に383系しなの6号が入線してきます。最初のうちは空いていましたが、接続列車が到着すると一気に混雑して最終的には、発車間際に自由席は満席の乗車率で長野を発車しました。篠ノ井からは座れない人も出たようです。
 途中姨捨付近も、もう旧客の回送も通過して撮影の人は殆ど無くなっていました。自由席のみ満席の特急しなの6号は、篠ノ井線を快調に飛ばして走行したものの、行き違い列車遅れの関係で2分ほど遅れて松本に到着しました。
 
U.レトロ大糸線号(下り) 松本10:09−南小谷12:06
 松本から快速レトロ大糸線号に乗車します。特急しなの6号で松本駅に着くと、すでに快速レトロ大糸線号は4番線に停車しています。松本では、先頭部が橋上駅舎の下に入るので編成写真を撮影するのは困難ですので、その他の撮影をして車内へ。車内は、満席の放送とは裏腹に空席が目立ちます。接続の特急しなの3号が遅れのため3分ほど遅れる旨の放送は流れています。隣の3番線から特急しなの3号が発車していよいよ発車とゆきたいところですが、4号車ドアが不具合ということで点検作業中。点検作業は数分で終了し8分ほど遅れて松本駅を発車します。
 列車は、松本駅を出て南松本を通過して篠ノ井線と別れて大糸線へ。さらに梓川を渡り車窓が市街地から田園地帯に変わり安曇野に入ります。一日市場で松本行普通列車と交換のため少々停車します。こちらが遅れて到着したので、松本行の乗客の視線の冷たいこと・・・。そそくさと一日市場を出て列車は北上します。そろそろ北アルプスが見えてくる頃ですが、今日は天候が良くなくあまり見ることができません。それより、アルプスとは反対の席なので景色そのものを楽しむことができないという・・・。列車は、僅かな?停車で豊科を発車して穂高に到着します。
 
 穂高では停車時間があるのでホームで撮影をします。その間に特急あずさ3号が先行します。穂高駅でいろいろ撮影していると停車時間はすぐに過ぎて発車時間となります。再び北上を始めたレトロ大糸線号は、ワサビ田を見て穂高川を渡り有明駅を通過します。一部の方には別の意味で有名な有明ですが、本来は駅ホームから北アルプスが綺麗に見えることで有名です。ただ、本日は天候は良くありませんが。安積追分で行き違いのため運転停車を行い、信濃松川を僅かな停車時間で発車して高瀬川を渡ると安曇野に別れを告げて信濃大町に到着します。
 信濃大町を僅かな停車時間で発車したレトロ大糸線は、北大町を過ぎて車窓見せ場である「仁科三湖」を通過します。私の座席とは反対側なのでデッキへ移動して車窓を楽しみます。信濃木崎付近から木崎湖・中綱湖・青木湖と簗場付近まで三つの湖を楽しむことができます。仁科三湖の車窓を楽しむと列車は山間部を抜けて白馬に到着します。
 白馬での停車も僅かで、松川を越えて列車は北上します。信濃森上を出ると有名撮影地です。予想通りのすごい人出で車内からも驚きの声が上がります。この先は、何回か姫川を渡り北上します。特に白馬大池を出た先の橋梁は有名撮影地ですので、この場所もすごい人出となっていました。そして、レトロ大糸線号は姫川に沿うように進み終点の南小谷駅に到着しました。
   

松本駅発車案内
 

松本駅停車中
 

下り(往路)は、信州DCマーク
 

レトロ大糸線号サボ
 

松本駅ホーム発車案内
 

豊科駅に停車
 

穂高駅に停車
 

穂高駅にて
 

海ノ口駅を通過
 

白馬駅に停車
 

終着駅「南小谷」に到着
 

南小谷にて
 

松本駅を発車
 

篠ノ井線と別れます
 

梓川を渡り安曇野へ
 

大糸線を北上します
 

ワサビ田を通過
 

穂高川を渡り有明へ
 

高瀬川を渡り大町へ
 

木崎湖付近を通過
 

列車は山間部を進みます
 

まもなく白馬
 

松川橋梁を通過
 

姫川を渡ると南小谷です
 
 
V.レトロ大糸線号(上り) 南小谷12:49−松本15:51
 南小谷から松本へ折り返し快速レトロ大糸線号に乗車します。指定された席は、先ほどと同じ号車の同じ番号です。ただ、D席とA席が変わっただけで進行方向の席となります。そういう訳で、行きも帰りも同じ景色を見ることになります。
 南小谷では、交換予定の「快速リゾートビューふるさと号」が10分遅れて運転中とのことで、こちらも発車が10分遅れとなりそうです。おそらく、往路の快速レトロ大糸線号の松本駅発車が遅れた影響かと思われます。発車時刻から8分ほど過ぎて快速リゾートビューふるさと号が到着して、信号が変わり10分ほどの遅れで南小谷駅を発車します。列車は、姫川に沿って進み信濃森上で普通列車と交換します。そして松川を渡りE257系の回送が停車している白馬駅に到着。白馬駅では停車時間があるので撮影等して過ごします。ここで遅れは回復してほぼ定刻に白馬を発車します。車内は、往路と違い空いている席が多いです。神城を過ぎて簗場あたりから「仁科三湖」見えてきます。往路とは反対に、青木湖・中綱湖・木崎湖と美しい車窓が続くのですが、反対側の席のためまたもやデッキで楽しみます。「仁科三湖」の車窓を楽しむと信濃大町に停車します。信濃大町でも停車時間があるので撮影等して過ごします。
 
 信濃大町を出ると高瀬川を渡り安曇野に入ります。車内も少し空席が埋まりました。西日と北アルプスの車窓が楽しめそうですが、今日は天候が悪く楽しめそうもありません。信濃松川で列車交換のため少々停車します。こういう停車は気分転換になり有り難いです。信濃松川を出ると安積追分を経て穂高川を渡り穂高に停車します。穂高でも停車時間がありますのでホームで過ごします。この間に特急あずさ26号が先行します。穂高を出ると西日差す安曇野を松本を目指して進みます。豊科を僅かな停車で発車して、梓川を越えて安曇野に別れを告げて松本へ。奈良井川を渡ると、篠ノ井線が近づいてきて終着の松本に到着します。
 久しぶりに旧型客車で南小谷まで往復した旅が終わりました。
   

南小谷から折り返し松本行に
 

南小谷駅停車中
 

上り(帰路)は、レトロ大糸線マーク
 

信濃森上で4327Mと交換
 

白馬駅に到着
 

白馬駅に少々停車
 

信濃大町に到着
 

信濃大町駅に少々停車
 

信濃松川に到着
 

信濃松川で少々停車
 

穂高に到着
 

穂高で特急あずさ26号を退避
 

松本に到着
 

列車は松本車両センターへ引上
 

南小谷を発車
 

姫川に沿って進みます
 

姫川を渡ります
 

信濃森上付近
 

E257系に送られて白馬を発車
 

木崎湖付近を通過
 

青木湖を目指して進みます
 

西日差す田園地帯を進みます
 

高瀬川を渡り安曇野へ
 

梓川を渡り松本へ
 

篠ノ井線が近づきます
 

松本に到着
 
 
W.特急しなの15号で長野へ

特急しなの15号(松本16:04−長野16:55)
 
 松本からの帰路は、特急しなの15号で長野へ戻ります。この後、少し撮影等して快速リゾートビューふるさと号に乗車する手もありますが、明日の早朝勤務を考えると一刻も早く帰りたいので特急しなの15号を選択しました。
 今日の特急しなの15号は6両編成で、松本駅の特急しなの号の指定席乗車位置も結構人が並んでいます。まぁ、座れるでしょうが窓側に座れるか心配でした。先頭部を撮影後は、2号車は結構並んでいるのでパスして3号車へ、3号車が意外と空いていて窓割の良い席が空いていたのでそこを選択。乗車前の心配もよそに無事に窓側に着席できて一安心です。後は、西日差す篠ノ井線を快調に走行して長野駅に到着しました。
    
X.指定席券・記念品
 指定席券は、「えきねっと」で1ヶ月と7日前の5:30に事前予約しました。もう、武蔵野線経由でしか客車をできる手段がほぼ無いので進行方向側の窓側を第一希望に設定し、「どの席でもよい」を第二希望にしました。結果は、往復とも第二希望でしたので窓側では無い可能性が高いので、必死に照会をして9日前に△の表示を発見。すぐに座席位置変更を試みて、無事に往復とも進行方向の窓側を確保できました。
 さて、画像を見て解る通り往路(下り)の指定席券ですが、普段走っている「あずさ」(自由席)や「しなの」ではなく、ディスティネーションキャンペーンの臨時列車なのですから丁寧に改札印を押してほしいところです。イベント列車でこの押し方はひどい・・・。
 
 乗車記念品として、ここ数年恒例の「乗車記念カード」(手作り)が配布されました。多数のデザインがありどれが当たるかは運次第で企画は非常に面白く良いのですが、そろそろレトロ列車はレトロ列車関係のデザインで揃えてほしいところです。乗り鉄は、当たったカードでいろいろ会話して楽しんでますが、長野支社が一番乗ってほしい客層は「???」状態で引いてました・・・。
 最後に往路の下り列車で配られた観光パンフレットですが、1ボックス1冊で他人同士だから人数分を請求しても足りなくなるからダメ。とか、意味が解らん。人数分パンフレットを積まないのでしょうかね。長野支社は。そんな、クレームが付きかねない状態のものを鉄道少年団に配らせるという・・・。(ちなみに知人の方複数に聞きましたが、他の号車は普通に1人1冊配布したと言ってました。なぜ4号車だけそうなったのか不思議です。やはり、後ろから支社の人が付き添ったのが良いのでは?。いろいろと。)
 

下り列車指定券
 

上り列車指定券
 

乗車記念カード(下り配布)
 ※デザインは多数あり

乗車記念カード(上り配布)
 ※デザインは多数あり