特急:湯の山温泉サマーライナー号  近鉄名古屋−湯の山温泉
2017年 7月29日(土)乗車_ 


 夏季限定で名古屋から湯の山温泉へ直通する近鉄の臨時特急湯の山温泉サマーライナー号に久しぶりに乗車しました。今年は、湯の山温泉開湯1300年ということで例年とは違うヘッドマークが用意されました。また、車両は例年通り22600系電車2連ですが、今年から塗装が一新された車両を使用となりました。
  
T.新色の22600系で湯の山温泉へ
 湯の山温泉へ夏季臨時列車が今年も運転されます。2008年に「御在所ロープ―ウェイ50周年」「鈴鹿国定公園指定40周年」を記念して復活運転を始めてから10回目の運転となり、すっかり夏の近鉄の風物詩となったようです。
 暑い地上から涼しい地下に入り近鉄名古屋駅の改札通過します。、夏休み期間の土曜とあって特急ホームは行楽客で混んでいます。ホームでスナックカーなど撮影しながら時を過ごし、いよいよ発車案内に「特急湯の山温泉」の表示が出ました。名古屋駅に「湯の山温泉行特急」という自動放送が流れました。その後、駅員の肉声放送が続いて22600系Ace2両が入線して来ました。新色となった22600系を見るのは今回が初めてとなります。
 前回までは入線から発車まで僅かな時間しかありませんでしたが、今年は発車6分前に入ってきましたので撮影してから車内に入り、ゆっくりと近鉄特急での旅立ちの雰囲気も堪能できました。
 
 列車は、定刻に近鉄名古屋を発車しました。まずは、電源コンセントでスマホの充電。車内にコンセントがあると助かります。車内の方は、空席案内では禁煙・喫煙共に△でしたが、空席だらけで喫煙車は数名しか乗ってません。例年ことですが、四日市で大阪方面からの乗り換えの方の座席でしょう。この列車は、大阪方面の乗り換え客が四日市から大勢乗りますので。
 列車は、JR関西本線が近づいてきて木曽川を渡ります。なんと特急南紀3号と並走となります。最初は良い感じに先行したのですが、こちらは臨時列車で先行列車の兼ね合いもあるのか、橋の中ほどで特急南紀3号は先行してしまいました。長島を通過して長良川・揖斐川を渡ると桑名に到着します。先ほどの特急南紀3号は到着と同時に発車しました。桑名から湯の山温泉までは、特急料金が510円ですので多少の乗車を期待したのですが、乗車はほとんどありませんでした。桑名だと近所ですから特急に乗らなくても・・・・。なんでしょうか。桑名を出ると次は四日市です。桑名を出るとすぐに、三岐鉄道北勢線にガード下を通過するのですが、何と北勢線の電車とタイミングがバッチリでした。先ほどの特急南紀3号と言い、今年のダイヤは鉄道ファン向けのダイヤですね。列車は、三岐鉄道線と並走して近鉄富田を通過します。広い田園地帯を暫く走ると市街地が見えてきて四日市に到着します。四日市では、列車の進行方向が変わります。以前は、、係員が到着前に順番に空席を回して座っている乗客には座席回転を促していましたが、今年はそういうこともなく各自で回転させます。乗客も少ないですから・・・。
 
 四日市では、撮影のため車外に出て撮影します。ただ、停車時間は3分しかありません。3分間時間一杯撮影して車内に戻ると、大阪方面からの乗り換え客でほぼ満席の状態になっているかと思えば、そんなこともなく空席が多いです。朝見た空席案内の△は何だったのでしょうか。禁煙はそれなりに乗っているようですが、喫煙は多少増えても10人ぐらいの乗車でしょうか。ただ、喫煙ルームがある分喫煙車は座席数は少ないので乗っていると言われれば乗っているのでしょうが。列車は、四日市で進行方向を変えて湯の山線へ。22600系Aceに乗車して数年ぶりの湯の山線の旅です。湯の山線内は、客扱いがありませんので最後の1区間となりますが空席が多く残念でした。今年も、団扇型の乗車証明書の他に、観光協会から記念品の配布がありました。以前は、「納涼ビール特急」として往路のみビールかお茶のどちらか1つが配られましたが、これは現在は行われていないようです。
 特急湯の山温泉サマーライナー号は、単線の湯の山線を進み定刻に湯の山温泉に到着します。ここまで、四日市での3分を除いて停車時間はありませんでした。例年の事ですが、湯の山温泉に到着後も5分ぐらいはライトをつけて「湯の山温泉」表示のままで停車しています。観光客もようやく記念撮影が出来るので、ライト点灯で「湯の山温泉」表示での停車は評判が良いです。

始発の名古屋駅
 

発車案内
 

名古屋駅にて発車待ち
 

「湯の山温泉」表示
 

側面表示
 

四日市にて
 

四日市で進行方向が変わります
 

湯の山温泉に到着
 

湯の山温泉にて
 

今年はヘッドマークが変わりました
 

「こもしか」もやってきました
 

折り返しまで待機となります
 

名古屋駅入線
 

車内
 

名古屋を発車
 

ゆりかごシート
 

南紀3号と並び木曽川を渡ります
 

長良川・揖斐川を渡ります
 

桑名に停車
 

北勢線と交差します
 

富田付近にて
 

四日市から湯の山線へ

田園地帯を進みます

湯の山温泉駅舎

U.指定席券・記念品

湯の山温泉サマーライナー特急券
 
 特急券は、インターネットで予約(その場でカード決済)して乗車当日に駅で受け取りました。最初は、禁煙車希望でしたが、すでに△でしたので喫煙車を選択。どちらにしても喫煙ルームがあるか無いかの差で、客室内はどちらも禁煙ですので大差はありません。
 喫煙の方は、○でしたので、余裕で窓側を抑えることができました。
 記念品は年通り、うちわ型の乗車証が配布されました。これ(裏面)を見せるとロープウェイの割引や日帰り入浴無料などの特典があります。表面の方は、ヘッドマークと同じデザイン(湯の山温泉開湯1300年)のデザインとなりました。デザインの特製上、このデザインは今年限定になると思われます。その多に、観光協会から記念品とパンフレットが配られました。

うちわ型乗車証(表)

うちわ型乗車証(裏)