昨日の大糸線に続いて、本日は久しぶりに飯山線で「風っこ」が営業運転されます。ここ数年は、回送扱いで通過するだけで他線区での運転となっていました。今回は、北陸新幹線金沢延伸後初の飯山線での営業運転となります。
長野駅7番線に快速いいやま風っこ号が入線してきました。特急しなの6号の入線と単1770レを時刻変更させての堂々とした入線です。この列車に続いて特急しなの6号が入線してきました。さて、勘の良い方は解りますが、単1770レは時刻を変更しています。快速いいやま風っこ号が7番線に鎮座していますので。他のホームも使うのは難しそうです。
さて、肝心な列車の方ですが、森宮野原側が「信州ディスティネーションキャンペーン」のヘッドマーク・長野側が「いいやま風っこ」のヘッドマークです。前後でヘッドマークが違うのは、プレディスティネーションキャンペーンの昨年からの傾向ですね。
撮影も終えて車内へ入ります。昨日は、あまり良い席とは言えず少し屈辱感がありましたが、長野発着の「いいやま風っこ」は往復進行方向右側の窓側です。往復で左右別の景色が楽しめます。まずは、千曲川側の景色を楽しみます。長野から豊野までは、しなの鉄道北しなの線の臨時列車で運転となるためか、昨日の松本駅と違い長野駅社員の見送りはありません。代わりに長野支社の方が数名見送りに来ていました。まぁ、豊野までは別会社の臨時列車と言われればそれまでですが、一応JR飯山線へ入る列車なんで見送りぐらいはと考えてしまいます。松本は、結構盛大な見送りだっただけに長野駅の見送りは寂しく残念。
長野を出た列車は、しなの鉄道北しなの線を豊野まで走行します。旧信越本線です。経営分離後も、「おいこっと」などの臨時列車が運転されていますが、再び長野以北の線路を「風っこ」に乗って楽しめるとは思いませんでした。列車は、居町踏切を過ぎていつもの撮影ポイントの北条踏切を通過します。その先で、単1770レとすれ違いましたので、やはり単1770レは時刻変更しています。長野総合車両センターの工場や廃車置場・車両基地など普段見ることができない部分も、本線を走る窓のない「風っこ」から良く見ることができます。北長野を出ると列車は郊外を走行します。三才駅では322Mと交換となるため運転停車を行います。やってきたのは、しなの鉄道115系。風っこ号に乗りながらやはり時代は変わったと思った瞬間でした。(これが長野色か湘南色だったら解りませんでした)
三才駅を出た列車は、リンゴ畑を抜けて遠くに長野新幹線車両センターを見ながら広々した緑の絨毯が広がる豊野築堤を走行します。この辺りには撮影地が何か所かありますので撮影する方も多くなります。列車は、豊野駅でも運転停車を行い128Dと交換します。
豊野を出るとJR飯山線に入ります。今日も暑くなりそうで、車窓に入る風も暑い夏の風です。立ヶ花付近から千曲川に沿って進みます。近くに川があるためか、気分的な問題なのか、車内に入ってくる風も多少は涼しく感じます。列車は、替佐を過ぎて飯山線最初の車窓ポイントの高社山と千曲川が見える場所までやってきました。結構近くにある高社山が少し霞んで見えると言うことは相当暑いようで夕立がありそうな気配です。列車は、千曲川と別れてトンネルを通過して飯山市街地に入ります。
飯山駅では、32分ほど停車となります。飯山駅では、飯山線の旅はここからが本番と言わんばかりの歓迎と地酒などのふるまいがありました。私も飯山でビール等を購入して、いいやま風っこ号下り後半の旅に備えます。と言いたかったのですが、すごい暑さで停車中に早々に1本飲んでしまいました。飯山を出ると北飯山に停車して、列車は広々した信濃平の田園地帯を走行します。戸狩野沢温泉では6分停車して、快速いいやま風っこ号は山間地へ入ります。ここからは道路と並走する場所がほとんどとなります。撮影する方の車と追いかけっことなります。列車の方は、再び千曲川に沿って北上します。列車は、昔懐かしい農村地帯をゆっくりと進みます。そして、桑名川で運転停車を行うとラストスパートです。この辺りは撮影する人も減ってきます。多分、あの場所に集結していると思いますが、生憎反対側の車窓なので・・・。横倉駅を過ぎてトンネルを通過して右へカーブする地点の国道117号線の橋の上・・・。やはりこの場所に大勢の方が陣取って撮影していました。
そして、列車は終点の森宮野原に到着します。少し涼しい感じはしますが、やはり県境まで来ても暑いですね。
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