信州ディスティネーションキャンペーン  
快速:北アルプス風っこ号  松本-南小谷
2017年 7月 8日(土)乗車_ 


 信州ディスティネーションキャンペーン期間中の臨時列車として、今年も大糸線で快速北アルプス風っこ号が運転されました。今年も、昨年と同じくEF64-1053+「風っこ」+DD16-11という豪華な組み合わせでの運転となりました。夏の涼やかな風を感じながら大糸線での「風っこ」の旅が楽しめました。
  
Ⅰ.特急しなの4号で松本へ

特急しなの4号(長野7:45-松本8:35)
    
 長野駅で、松本から乗車する北アルプス風っこ号の回送を撮影します。すでにヘッドマークも付いていて一足早く撮影でました。
 撮影後は、長野から特急しなの4号で松本へ向かいます。本日は、8両編成(2両+6両)です。自由席の座席数が減るのが気になりますが、早めに待機して自由席に乗車します。信州特急料金回数券で、塩尻までの指定席の空席も乗車はできますが、指定席券を持った人が来た時に移動するのが面倒なので自由席を利用します。
 特急しなの4号は、篠ノ井で完全に満席となり篠ノ井線を進み松本へ運転されました。途中の西条駅で先ほど撮影した「風っこ」の回送を追い抜き松本には少々遅れて到着。松本では、私も含めて半分以上の乗客が下車しました。

長野からの回送はEF64-1053先頭

後部はDD16-11

長野駅名表示とDD16-11
 
Ⅱ.夏の「風っこ」で南小谷へ【北アルプス風っこ:松本10:02-南小谷13:03】
 特急しなの4号で松本駅に到着して、列車の発車まであまりの暑さに改札外の待合室で知人の方々と談笑して時間を過ごします。さて、そろそろ入線してくるかとダラダラとホームへ向かうと快速北アルプス風っこ号はすでに2番線に入線していました。昨年とは異なり出発式などの式典は無いようです。隣のホームに新宿からの臨時特急あずさ71号が到着しました。189系M52編成で形式は189系で編成向きも逆ですが、グレートアップあずさ号と快速北アルプス風っこ号の共演が見られました。これはもうテンションも一気に上がります。松本の方では珍しくないようですが、普段「あずさ」との縁が無い私にとっては、グレートアップあずさ号の雰囲気を楽しめただけ収穫でした。
 撮影を終えて車内に入るともう発車の時刻となります。松本駅員の方々に見送られて、DD16-11とEF64-1053の汽笛が響き松本駅を発車します。本日の編成は、DD16-11+風っこ+EF64-1053の豪華編成です。ただ、残念ながら座席は進行と反対の通路側でこれ以上悪い席はありません。ただ、窓側には今のところ誰もいません。列車は、北松本の先で篠ノ井線と分かれて大糸線を北上します。一日市場で211系普通列車と交換のため運転停車を行い、列車は梓川を渡り安曇野へ。車内には夏の涼やかな風・・・と言いたいのですが、あまりの暑さに生暖かい風が入り込んできます。安曇野に入り最初の停車駅である豊科ではわずか1分の停車で発車。列車は、大糸線を北上して穂高駅で9分ほど停車します。穂高駅では、編成写真の撮影を楽しんでいると停車時間もあっという間です。穂高を出ると有明駅を通過して、車窓には「わさび畑」が見えてきます。北アルプスの方は、曇っていてほとんど見ることができません。車内では、「おぎのや」(諏訪)による弁当の車内販売が行われました。これは予想外の出来事で驚きました。私は、信州ディスティネーションキャンペーン用に発売された「信州米豚ステーキ弁当」を購入しました。快速北アルプス風っこ号は、大糸線を北上して信濃松川駅で22分ほど停車します。さすがに撮影するにしても限度があるので、知人の方々と近くのコンビニへビールを購入しに移動。撮影をして冷えたビールを購入して、暑い「風っこ」車内でのランチの準備も整いました。。冷えたビールと「信州米豚ステーキ弁当」を味わいながら、夏の「風っこ」の旅を楽しんでいると、列車は高瀬川を渡り大町へ。高瀬川を渡る時の涼やかな風は大変心地よく印象に残っています。信濃大町では6分の停車となります。信濃大町を出ると、列車はいよいよ山間地に進みます。先頭のDD16-11のエンジン音も高くなります。沿線の撮影地も増えてきて、有名な場所は大勢の方がこの列車の通過を待っています。DD16に引かれた列車は、木崎湖畔を走り海ノ口駅を通過します。ダイヤの都合もあるでしょうが、海ノ口駅にもたまには停車してほしいところです。(昨年も書いたような気が・・・。)列車は、簗場を通過して中綱湖・青木湖と3つの湖の湖畔を通過してゆきます。その後、夏の北アルプス山麓の山間地を通過して白馬に到着。白馬では、E257系の回送が2番線に停車していて、停車時間は2分と言う短い時間となります。ここで下車する方も少なからずいました。
 白馬を出ると南小谷までは一息です。白馬を出た先の松川橋梁(アルプスが見える)で、昨年は一旦停車のサービスがあり期待したのですが、今年は普通に通過となりました。この橋梁を渡るときは、本当に冷風が一風車内に入り涼しく感じました。できれば2~3分止まって涼みたいところです。アルプスの方は、やはり山頂は雲で見えなかったのは残念です。信濃森上駅を過ぎて再び山間地に入ります。これから先は、有名な撮影地が続きますので撮影しに訪れたファンの多さに車内からも歓声が上がります。列車は、姫川を2回渡ると終点の南小谷に到着します。松本よりは涼しいのですが、結構湿気がかなりあります。
 南小谷での折り返し時間は短いのですが、地酒の試飲がありましたので大変良かったです。
 

松本駅発車案内
 

下りはDD16-11が先頭
 

DD16-11は、DC信州のヘッドマーク
 

松本駅ホームにて
   

北アルプス風っこ号のサボ
 

臨時あずさ71号との並び
 

松本駅を発車
 

一日市場で3230Mと交換
 

穂高駅にて少々停車
 

穂高駅にて(DD16-11側)
 

穂高駅にて(EF64-1053側)
 

信濃松川駅でしばらく停車
    

信濃松川にて(DD16-11側)
 

信濃松川にて(EF64-1053側)
 

信濃大町駅で停車
 

信濃大町にて(DD16-11側)
 

信濃大町にて(EF64-1053側)
 

白馬駅は僅かな停車
 

南小谷に到着
 

折り返し松本行になります
 

松本を発車
 

梓川を渡ります
 

列車は安曇野へ
 

豊科駅に停車
 

夏の安曇野を進みます
 

穂高を発車
 

北アルプスは残念・・・
 

弁当の車内販売がきました
 

昼食は「信州米豚ステーキ弁当」
    

今日の昼食の様子
  

高瀬川を渡り大町へ
 

広い田園地帯を北へ
 

木崎湖付近を通過
 

列車は山間部を進みます
 

間もなく白馬駅
 

E257系に送られて白馬を発車

景色の良い松川橋梁

姫川を渡ると南小谷
 
Ⅲ.のんびり「風っこ」で松本へ【北アルプス風っこ:南小谷13:25-松本17:17】
 南小谷駅に到着後は、折り返し「北アルプス風っこ号」松本行きに変わります。先頭がEF64-1053となり最後部がDD16-11に変わります。南小谷では、22分停車時間があるのでゆっくりと撮影できます。1番ホームでは、地元の方による日本酒などの振る舞いもあり大変ありがたい限りでした。
 短い南小谷での滞在を終えて、帰路も北アルプス風っこ号に揺られて松本へ戻ります。今度は、進行方向と逆ですが窓側の席となります。南小谷を出て走り出してしまえば、「風っこ」の大きな窓から暖かい風が車内に入ってきます。今日は、気温が高く夏の涼やかな風とはいかないのが残念と言えば残念です。列車は、山間部を抜けて白馬を過ぎて信濃大町へ向けて西日を浴びて進みます。沿線の有名撮影地は大勢のファンで賑わってます。列車は、木崎湖・中綱湖・木崎湖と3つの湖の湖畔を走行します。隣は、国道148号線が並走しています。ここまで書けば解るように、のんびり走る列車の横を撮影される方の車が次々と追い越して行きます。その合間にミニパトなんかが紛れ込んでいる訳ですが・・・。ミニパトの後は、流れが悪くなりつまり気味・・・。列車の方は、マイペースで進み木崎湖を過ぎると車窓も山間部から市街地に変わり信濃大町駅に到着します。
 信濃大町では、12分の停車時間があるのでホームで小休止・・・。と、したいのですが、編成写真が撮れる貴重な駅ですのでここは全力で撮影。信濃大町を出ると、車内では団扇の配布が始まります。列車は、高瀬川を渡り信濃常盤駅に運転停車します。停車時間は19分もあります。この駅で、普通列車と交換して後続の特急あずさ26号の退避を行います。先ほど配った団扇は、この時間のために配れたようで、長い時間停車していると風も入ってこず車内も暑くなってきます。ほとんどの方が配られた団扇を煽っています。長い運転停車を終えて列車は再び進みます。信濃常盤〜安曇沓掛の撮影地は大勢のファンの方で賑わってました。その後列車は、信濃松川駅で列車交換のため35分停車します。こちらでは、撮影も手早く終えて、近くのコンビニでアイスと飲み物を購入して知人の方々と小休憩。賑やかな一時となりました。
 気分をリフレッシュさせたところで、列車は信濃松川を発車して松本へ。車内には、西日から夕日に変わった日差しが差しこんでくる穏やかなひと時、列車はとある地元の一部のファンに有名な駅(場所)に静かに駅に停車。止まった駅は、有明駅�です。この有明駅で15分ほど運転停車を行います。せっかくなら片道だけでも客扱いしてほしかったです。ここでも、先ほど配ばられた団扇が役に立ちました。有明駅を出ると穂高駅に2分停車。ただ、少し早着したので撮影に出る時間はありました。そして、快速北アルプス風っこ号は今までの「のんびりペース」を取り返すかのように進みます。豊科駅を僅かな停車で発車して梓川を渡り安曇野に別れを告げて松本へ。しばらく進むと車窓左側から篠ノ井線が近づくと終点の松本に到着します。松本では、特急あずさ30号にすぐの乗り換えで間に合いました。博打で松本まで乗った何名かの方は悠々と乗りこんでゆきました。私も、駅名表示を撮影した直後に特急あずさ30号のドアが閉まったので2分は時間があったかと思います。
 本日の大役を終えた、快速北アルプス風っこ号の編成は長野まで回送されます。同じ目的地なので乗せてほしい気もしますが、いろいろ制約があり一部区間で客扱いができないそうです。DD16-11が先頭で長野へ回送されるを見送り、北アルプス風っこ号に揺られた大糸線での1日が無事に終わりました。

上り始発の南小谷駅
 

EF64-1053が先頭
 

EF64-1053ヘッドマーク
 

南小谷にて
 

白馬駅の停車は僅か
 

信濃大町でしばらく停車
 

信濃大町にて
 

信濃松川でしばらく停車
 

穂高駅で少々停車
 

穂高駅にて
 

松本駅に到着
 

211系3000番台444Mとの並び
 

DD16-11が先頭で長野へ回送
 

長野駅へ回送されます
 

姫川を渡ります
 

姫川に沿って南下
 

EF64-1053直後の2号車
 

E257系に送られて白馬を発車
 

平川を渡ります
 

列車は山間部へ
 

青木湖付近を通過
 

田園地帯を進みます
 

高瀬川を渡り安曇野へ
 

信濃常盤で19分運転停車
  

信濃常盤で3235Mと交換
 

信濃常盤で「あずさ26号」を退避
 

有明駅で15分運転停車
 

有明で3237Mと交換
   

ようやく有明駅を発車
 

穂高川を渡り穂高へ
 

ワサビ田を通過
 

梓川を渡ります
 

梓川橋梁を通過
 

篠ノ井線と並走
 

松本に到着
  
   
Ⅳ.特急しなの19号で長野へ

特急しなの19号(松本18:05-長野18:58)
 松本からの帰路は、特急しなの19号に乗車します。実は先行の長野行441Mが211系6連となりまして、セミクロシートの0番台でボックス席に座れるなら話のタネに乗ろうと思ったのですが、やって来たのはオールロングの2000番台。迷うことなく、特急しなの19号を選択します。帰路となる下りは、松本駅から長野駅までの乗車ですので、信州特急料金回数券で指定席の空席を利用します。
 一応、松本駅から指定席に乗車するであろう人々が乗った後最後の方で3号車指定席に乗車し空席を確保。
 あとは、長野まで383系に揺られて快適な帰路につきました。まだ明るい時間帯ですので、篠ノ井線下り列車からの車窓も十分に楽しめました。本来なら先行の普通列車(オールロング車両)にも乗車できたのですが、やはり信州特急料金回数券を利用して快適な383系で移動する誘惑には勝てなかったようです。
 
Ⅴ.指定席券・記念品

アルクマキャンデー
 
 指定席券は、とりあえず「えきねっと」で1ヶ月7日前の5:30予約で確保はできました。座席位置指定はしなかったので、その後に窓側に座席位置変更をしようと試みましたが、満席状態で窓側へ座席位置を変更することすらできませんでした。
 さすがに乗車前日に指定席券を発券すると、往復とも通路側の座席でした。前日に何とか復路(上り)だけ窓側に変更できましたが、往復とも進行方向とは反対の座席となりました。昨年は、簡単に座席位置変更ができましたので、やはり信州ディスティネーションキャンペーン期間中だと人気も違いますね。
 乗車記念品は、乗車記念カード(裏返しのカードを引くくじ方式)とステッカー・アルクマキャンデーが配布されました。

指定席券(下り)
 

指定席券(上り)
 

乗車記念カード(くじ引き方式で種類は多数)
 

乗車記念カード(くじ引き方式で種類は多数)
 

オリジナルステッカー

オリジナルステッカー