秋田県春の大型観光キャンペーン「さく、さく、あきた」  
快速:ELあきた号  横手−秋田
2017年 6月24日(土)乗車_ 


 秋田県春の大型観光キャンペーン「さく、さく、あきた」の最後を飾るイベント列車として、旧型客車4両を使用した臨時快速ELあきた号が秋田−横手で運転されました。ED75-777が旧型客車4両を牽引する懐かしい列車で、上りの秋田駅では羽越本線を走行するDLあきた号との同時発車・並走運転も行われました。
  
T.旧型客車で奥羽本線を秋田へ
 北上線の快速を横手で降りて、横手からELあきた号に乗車します。ED75-777が旧型客車を牽引する懐かしさあふれる列車です。この列車は、あまり停車時間がある駅がないので始発の横手駅で重点的に撮影を行います。撮影後は車内へ入り発車の時を待ちます。車内は、2号車は、1/4ぐらいが団体で占められていてにぎやかです。(有り難くないですが)。
 横手を出て少し加速すると、暑かった車内にも初夏の風が入り一気に涼しくなりました。ELあきた号は、初夏の西日を浴びて秋田へ向けて奥羽本線を進みます。車窓には、新緑と田植えが終わりぐんぐん育つ稲の緑が調和して美しい車窓が続きます。車内は、団体部分は満席ですが、それ以外は空席も結構ありました。しばらく田園地帯を走ると丸子川を渡り大曲に停車します。7分ほどの停車がありますので写真撮影をします。大曲を出ると、ちょうど秋田新幹線「こまち」2本とすれ違います。この2本が大曲で交換となるようです。列車は、田沢湖線(秋田新幹線)と別れて奥羽本線を進みます。ここから先は、標準軌の線路と3条軌の線路が時折混ざりながらの運転です。基本的に進行右側の線路が標準軌となっています。ELあきた号は、狭軌の線路をマイペースで進みます。車窓は、再び田園地帯を走行します。しばらくすると列車は急に減速します。その後、注意放送がありE6系こまち19号が追い抜いてゆきます。周囲では、並走しないとの声もありましたが、この日は並走の予定があったのかは不明です。ただ、走行中にE6系こまち19号に追い越されたのは事実です。
 ELあきた号は、刈和野を過ぎて山間部に入ります。ちょうど対向にE6系こまち号(東京行)とすれ違いました。その先には大勢の方が構えていたので被られなかったか心配です。羽後境を過ぎて再び山間部を通過して和田に停車します。ここまでくると西日はかなり傾いてきます。列車は、西日を浴びて秋田を目指しますが、田園地帯が続くだけで一向に市街地に入りません。秋田車両センターを通過して、突如として住宅街が広がり市街地に入りました。そして東京へ向かう「こまち30号」とすれ違うと秋田駅に到着します。長いようで短い旧型客車の旅でした。
 
 ELあきた号が秋田駅についてしばらくして、違うホームですがDLあきた号が到着しました。別のホームからED75とDE10が並ぶ様子が国鉄時代を思い出せてくれます。秋田駅では、まずDLあきた号が秋田車両センターへ引き上げて、その後に、ELあきた号がEF81-136に牽引されて秋田車両センターへ引き上げました。EF81-136が旧客を牽引するシーンが見られて少し得した気分で改札を出ました。
 

始発の横手駅
 

横手駅発車案内
 

横手駅停車中
 

旧型客車側
 

出発セレモニー(練習)
 

ヘッドマーク
 

ELあきた号サボ
 

秋田に到着
 

秋田駅の懐かしい光景
 

EF81-136に引かれて秋田車両センターへ
 

横手駅の横断幕
 

横手を発車
 

初夏の奥羽本線を秋田へ
 

丸子川を渡り大曲へ
 

大曲に停車
 

大曲駅停車中
 

大曲駅横断幕
 

こまち号とすれ違い
 

田沢湖線と別れます
 

初夏の田園地帯を進みます
 

こまち19号に抜かれます
 

刈和野駅で停車
 

列車は山間部へ
 

羽後境に停車
 

反対から普通列車
 

和田駅に停車
 

西日を浴びて秋田へ
 

E6系に迎えられ秋田に到着
 
   
U.指定席券・記念品
 指定席券は、1ヶ月前に通路側ながら何とか確保はできました。その後は、もちろん進行窓側の確保を目指して空席照会を繰り返し7日前にようやく進行窓側の確保に成功しました。まぁ、場所の贅沢は言えませんので進行窓側だけ確保できれば十分です。
 今回は、スペーシア那須野号の乗車と合わせて乗る方も結構居られたようで、横手から秋田のELあきた号の指定券が結構取りにくかったようです。
 なお、秋田支社から記念乗車証の配布がありました。こちらは、大型で良いデザインでした。

ELあきた号指定席券
 

乗車証(表)

乗車証(裏)