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2017年 5月20日(土)乗車_ |
信州ディスティネーションキャンペーンの一環として、しなの鉄道所有の115系S3編成が重要部検査を施行した際に「湘南色」に塗装を変更して出場しました。先月の115系S7編成「初代長野色」に続く2編成目の「懐かしの塗装シリーズ」の登場となりました。
この編成の登場を記念して、5月20日に「115系ファーストラン記念列車」が戸倉から軽井沢まで1往復運転されました。折り返しとなる軽井沢駅では、短い時間ながら撮影会も行われました。 |
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T.115系湘南色ファーストラン記念列車で軽井沢へ【戸倉10:32―軽井沢11:37】
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長野駅を9:17に発車する115系普通列車小諸行で長野駅を出発します。車内は、土曜日の朝ということで空いているかと思いきや結構な乗車があり驚きました。篠ノ井から「しなの鉄道」に入りましたが、車掌の巡回もなく「信州ワンデーパス」の清算もできず屋代を過ぎて戸倉駅に到着。戸倉駅の改札で篠ノ井から戸倉までの清算をして改札外へ。
改札外には、「115系湘南色記念乗車券」の列ができていたのでそこに並びます。発売は10時からということで10時まで待つことになります。10時少し前に115系湘南色が2番線に入ってきましたが、まだ記念乗車券発売前ですので撮影はできませんでした。記念乗車券を購入後は、座席を確保するためとりあえず2番線へ。まだ、ドアは開いてませんでしたので並びます。そうこうしているうちに先頭では出発式が始まりました。が、ドアは開かないので乗車希望の方は見ることもできません。座れないことは無さそうですが、ここまで並んだ以上はいまさら列を離れて撮影に行くわけにもゆきません。後の家族連れも同じボックスに座りたいようで並んでいて、出発式が見られずに残念そうでした。ようやくドアが開いたのは発車の5分前で出発式も終盤になった頃でした。テープカットは何とか見られましたが、しなの鉄道ももう少し余裕のある乗車を考えてほしいものです。(初代長野色の時は、早めにドアを開けたので出発式も余裕で見られたと先ほどの家族連れ(めでたくボックス確保)も話してました。乗り鉄はサッサと乗るので関係ないですが、子連れの家族は忙しいですよね。)
戸倉駅を発車した列車は、軽井沢を目指して「しなの鉄道線」を進みます。途中、坂城駅では169系S51編成と一瞬の並びを見ることができました。車内は、号車によってばらつきがあったようですが、おおむね1ボックスに2人ぐらいの乗車で乗る分には余裕がありました。列車は、新緑が美しい山裾を走り北陸新幹線の線路と並走すると上田に到着します。上田からの乗車はさすがに多く空いている席も結構埋まります。多くは、たまたまやってきた臨時列車に乗ったという感じの普通の方々でした。上田を出て信濃国分寺を過ぎると車窓に浅間山が見え始めます。きょうは絶好の晴天で浅間山も綺麗に見えます。小諸では多くの方が降りましたが、反対に乗ってくる人も多かったです。小諸を出ると「記念乗車証」の配布が始まります。1人1枚ではなく乗車券1枚につき1枚配布されるので、仮に乗車券3枚を持っていれば3枚貰うことができたようです。乗車証を貰うと、車窓には浅間山が綺麗に見えるビューポイントを通過します。これだけ美しい浅間山を見るのも久しぶりです。この後、御代田・信濃追分と停車して中軽井沢を過ぎると終着の軽井沢に到着します。意外だったのは、中軽井沢からの乗客が多かったことでしょうか。
軽井沢駅到着後、ようやく115系S3編成の撮影がゆっくりとできました。
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普通(長野9:17−戸倉9:44)
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115系S3編成(湘南色)で軽井沢へ
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戸倉駅にて
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戸倉駅で行われた出発式
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方向幕は「軽井沢」
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軽井沢に到着
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軽井沢で折り返しのためしばらく止まります
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115系S16編成(2641M)との並び
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坂城駅にて
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初夏の車窓を見ながら軽井沢へ
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115系S3編成車内
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信濃国分寺付近を通過
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小諸駅で少々停車
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今日は絶好の乗車日和です
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平原駅に停車
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浅間山もよく見えます
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信濃追分駅に停車
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軽井沢駅での撮影会
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軽井沢駅到着後は、短い時間ながら115系S3編成の撮影会が行われました。編成写真が撮りにくい今回の運転ダイヤでしたので、このような機会を設けて頂くのは本当にありがたいことです。線路に降りて普段は撮影できない角度からいろいろ撮影することができました。今回は、方向幕の変更がメインとなり「試運転」「団体」などいろいろ見ることができました。
また、ホーム側では方向幕の回転も行われました。「新井」「直江津」なども入っており、いつの日か「えちごトキめき鉄道」へ乗り入れることが期待されます。
撮影会終了後は、ドアが開くまでしばらく保存車両などを眺めて過ごします。軽井沢駅も改装中で保存車両も移動するようですので、今の並びもじきに見られなくなります。
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正面からも撮影できます
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「軽井沢ホリデー」表示
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V.再び115系湘南色ファーストラン記念列車で坂城へ【軽井沢12:50−坂城13:51】
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軽井沢駅での撮影会を終えて、再び115系湘南色ファーストラン記念列車で坂城へ向かいます。軽井沢からの帰路となる列車は、早めにドアが開いたので早々に車内に入り座席を確保してから撮影等できました。
軽井沢を出た記念列車は、鉄道ファンの他にも部活に行く高校生や観光客も結構乗っていて往路以上に混雑しています。いっそ、この時間を定期列車にした方が需要がありそうな感じです。帰路も、天候に恵まれ浅間山も綺麗に見ることができました。列車は、小諸を出ると車内の混雑も落ち着き車内では乗車証の配布が始まります。こちらもスムーズに配布され往復の記念乗車証を確保できました。列車は、臨時普通列車の扱いですので各駅に停車して普通乗車券類で乗車できるのですが、やはり時刻表非掲載の列車ですので乗車を見送る方も結構見られました。上田では、さすがに乗降が多かったです。主要駅で案内がしっかりしているのか、ホームで待っていたすべての人が乗りこみ、これまでの途中駅のように乗車を見送る方はいませんでした。
上田を出ると北陸新幹線と別れて、列車は山裾を進みます。沿線は、新緑の美しい季節で時折千曲川も見ることができました。終点の戸倉駅から1つ手前となる坂城駅で、今回の115系湘南色ファーストラン記念列車の旅は終了となりました。
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復路も記念列車に乗ります
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軽井沢駅にて
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方向幕は「戸倉」
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坂城に到着
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浅間山も見えました |
保存されているD51-787 |
往復とも良い天気でした |
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169系S51編成解放の会場
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115系湘南色ファーストラン記念列車を坂城で下車したのは、今回の115系湘南色ファーストラン記念列車の運転に合わせて、坂城駅構内で保存されている169系S51編成の車内が解放されるイベントが行われているためです。
本日は、ヘッドライトも点灯していて種別表示も随時変更されていました。
外観を撮影後は車内へ移動します。久しぶりに169系S51編成の車内に入ることができました。車内は、とても清掃や整備が行き届いていて、引退したあの日のままの雰囲気でした。また、「長野工場」のプレートや(誤乗防止用の)車内サボ受けも残っていて、新急行天竜号や急行かもしか号・快速みすず号を思い出させる装備品も残っていて懐かしいひと時でした。 |
169系S51編成
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「169系初の12両編成」このサボ懐かしい
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長野工場のプレートが残ってました |
懐かしい169系の車内 |
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X.乗車券・記念品
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今回は、快速リゾートビュー八ヶ岳号の乗車とセットで乗りましたので、「信州ワンデーパス」を利用しました。当然ながら「しなの鉄道」は利用できないので、篠ノ井→戸倉は現金清算。戸倉−軽井沢は記念乗車券を利用しました。(坂城→小諸は普通乗車券購入)
なお、乗車記念に硬券タイプの「記念乗車証明書」が配布されました。
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戸倉発の記念乗車券
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軽井沢発の記念乗車券
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上り列車記念乗車証 |
下り列車記念乗車証 |
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