ちょっとひと息、日。〜春びより〜  
快速:SL館山号  勝浦−安房鴨川−館山
2017年 1月22日(日)乗車_ 


 千葉支社で行われている観光キャンペーン「ちょっとひと息、房総休日。〜春びより〜」の一環として、外房線・内房線の館山〜勝浦間で「DL勝浦号」「SL館山号」が運転されました。この区間でのSL列車の運転は9年ぶりとなりますが、前回は指定席券は確保できたものの諸般の都合で乗車を断念したので、今回は念願叶った乗車となりました。
  
T.念願の太平洋を見ながらのSL列車の旅
 勝浦からSL館山号で館山へ向かいます。いよいよ、9年前に指定券は確保したものの諸般の都合で乗車できず涙を飲んでから9年越しの待ちに待った外房線・内房線のSL列車の旅です。座席は進行とは反対側の窓側ですが、ちゃんと海側です。念願の太平洋を見ながらのSL列車の旅がようやく実現します。
 勝浦駅で一通り撮影を済ませて車内へ。さすがにD51牽引のSL館山号は、ほぼ満席の盛況で汽笛一斉大勢の人々に見送られて勝浦駅を出ます。勝浦駅を出て早々に太平洋が見えてきました。普段は海とは無縁の長野で生活しているので海が見えてくるとテンションも上がります。沿線では、大勢の方がSL館山号を見送っています。車窓は、時折太平洋を見ることができますし、早い場所では梅の花や菜の花が咲いている場所もあり、房総はもう春の装いで暖かいです。小雪ちらつくマイナス8度の長野とはえらい違いです。しばらく時折太平洋をみながら列車は進み、安房小湊駅でしばらく停車します。まずは、駅前広場で菜の花を貰い、エナジードリンクを貰い、甘酒の振る舞いを受けて駅前をウロウロしてSL周辺の混雑が収まったころに撮影へ。編成写真は光線具合が悪く撮影には適しませんでしたが、発車の7分ぐらい前に一時太陽が雲に隠れたのでそのチャンスに撮影しました。特急わかしお号が少々遅れた関係で、SL館山号は、5分遅れで安房小湊を出て安房鴨川へ向かいます。
 外房線は、トンネルが多いので窓を開けられるとその度に車内が煙たくなります。そのため、車内放送で何度も注意放送がありました。列車は、海沿いから少し内陸に入り安房鴨川駅に到着します。安房鴨川駅での停車は僅か3分ですぐの発車となりました。
 SL館山号は、安房鴨川駅発車時に隣接する鴨川運輸区の方々の盛大な見送りを受けて外房線から内房線に入り海沿いを南下します。手前に道路が入ってしまいますが、太海−江見間の海に近い車窓の良い地点を通過して、菜の花がきれいに植えられている和田浦駅に停車。この駅では降りたい気持ちが大きかったのですが、停車時間がなくホームの菜の花は車窓からの見学にとどまりました。そして、和田浦駅を出ると念願だった太平洋を見ながらのSL列車の旅も終わり列車は少し内陸に入り千倉へ。千倉でも停車時間がありますので撮影をします。房総はもう春とは言えまだ1月です。太陽もかなり傾いて影が伸びています。千倉を出ると、少し山間を走り九重駅を通過して終着の館山到着します。9年越しだった外房線・内房線のSL列車(SL館山号)の旅は終わりました。今回は、進行とは逆ながら海側の窓側席でしたので、美しい車窓とSLの汽笛を楽しめあっという間の乗車時間でした。
 館山駅でも、SL館山号の編成写真を撮りたかったので、新宿さざなみ号ではなく後続の臨時特急さざなみ86号を選択しました。大役を終えて車庫へ引き上げるSL館山号を海風が強い西日差す館山駅で見送り、臨時特急さざなみ86号に乗りこみました。
 

始発の勝浦駅
 

勝浦駅に停車中のSL館山号
 

ヘッドマーク
 

行先表示は「臨時」
 

D51-498の次は「SL伴走車」(オヤ12-1)
 

安房小湊駅でしばらく停車
 

安房小湊で普通列車が先行します
 

安房小湊停車中
 

D51-498んもプレート類
 

千倉駅でしばらく停車
 

千倉駅停車中
 

終着 館山駅に到着
 

館山駅での歓迎
 

イベント終えて車庫へ引き上げます
 

勝浦駅を発車
 

さっそく太平洋が見えてきました
 

列車は安房鴨川へ
 

間もなく安房鴨川
 

安房鴨川の停車時間は僅か
 

鴨川運輸区のお見送り
 

再び海を見ながら進みます
 

太海−江見にて
 

菜の花が綺麗な和田浦駅
 

太平洋ともお別れ・・・

千倉駅での歓迎

列車は館山へラストスパート
 
U.記念弁当
 今回のSL館山号の運転を記念して勝浦駅にて、「SL運行記念弁当」が発売されました。こちらの掛け紙は、21日と22日でデザインが違ったようです。数量限定ということで購入は諦めていたのですが、駅コンコースの特設会場に大量に販売されていて、物産展を見た後でも購入できましたので一つ購入しました。
 最近の記念弁当には、特製の「おしながき」も入っているのですが、今回は「おしながき」もなく弁当の内容は解りません。特に御飯が美味しかったです。
 

SL運行記念弁当の掛け紙
 

SL運行記念弁当

弁当中身
 
V.指定席券
 指定席券については、1ヶ月7日前の「えきねっと」事前予約と1ヶ月前の窓口時報打ちの2段構えで臨みましたが、両方とも確保することができませんでした。
 その後は、諦めて月日は流れ年が明けて1月10日頃からこまめに「えきねっと」で空席照会をし続けた結果、1月18日の午後にようやく確保できました。購入て手続き後(1分ぐらい)に、もう1回空席照会しましたが、すでに満席の表示になりました。
 どこかの枠の解放なのか個人で戻したのかは不明ですが、SL館山号での△(残り僅か)の表示を見たのは最初で最後でした。
 
W.記念品など
 今回は、車内抽選での景品の他には乗車証の配布はありませんでした。ただ、何も配布されなかったということでもなく、乗車記念の「石炭」と「しおり」と「SL館山号・DL勝浦号」の思い出アルバムがセットになったグッズ袋(復路は千葉支社の物)が配布されました。強いて言えば、SL館山号・DL勝浦号思い出アルバムが乗車証に近いものかと思われますが、こちらは一部の駅でも配布されたようですので「石炭」が乗車証を兼ねているのかも解りません。
 その他に、車内から沿線で手を振る方に手を振り返した際によく分かるように「きいろの手袋」も配布されました。こちらは、利き手で手を振るように片手分のみの配布となりました。
 

「乗車記念」石炭
 

SL館山号しおり
 
 
SL館山号・DL勝浦号思い出アルバム
 

手袋(片方のみ)
  

SL館山号・DL勝浦号思い出アルバム見開き内