快速:冬のおいこっと3号  長野−戸狩野沢温泉
2016年12月17日(土)乗車_ 


 冬期間は、長野−戸狩野沢温泉の運転で2往復体制になる「おいこっと」ですが、今冬は列車名に「冬」が付いて、「冬のおいこっと」として運転されるので、運転初日の「冬のおいこっと3号」に乗車してきました。
 列車名と行先が変わっただけで、特にこれと言って変わったこともなく戸狩野沢温泉まで乗車してきました。
  
T.冬の「おいこっと」の旅
 長野駅の昼下がり、特急しなの7号の乗客が居なくなると4番線・5番線は閑散としています。発車10分くらい前に長野総合車両センターからキハ110系「おいこっと」が入線してきます。快速おいこっと号も、冬季は長野−戸狩野沢温泉での運転に短縮されます。そのため2往復の運転となりますが・・・。
 今年の冬季の「おいこっと」は、列車名が「冬のおいこっと」に変わります。実は今日が、その運転開始初日となります。と言うことで、「冬のおいこっと3号」に乗車してみました。
 
 長野駅のホームに入ってきた時点では、何名かホームで飯山線を待っていたのですが、こちらは後続の定期列車(137D)の乗客のようです。快速冬のおいこっと号は2両編成ですが1号車は使用しません。2号車のみの座席販売で、1号車はフリースペースとなっています。1両分のみの指定席の発売ですが、「えきねっと」で事前に見た時には△(残り僅か)でしたが、乗車してみると乗客は数名・・・。時間帯のせいもあるでしょうが、あまりの乗客の少なさに驚きました。あえて数字は出しませんが、2人用のボックスシートを進行方向で1人1席使っても余る人数です。
 長野駅を発車した冬のおいこっと3号は、北しなの線を北上します。長野総合車両センターを見て北長野を過ぎて、列車は市街地を過ぎて住宅地へ。車内では、「ぼいこっとアテンダント」による野沢菜の配布が行われました。こちらのサービスは、通常の「おいこっと」と変わりありません。
 列車は、豊野を過ぎていよいよ飯山線に入ります。ここからが飯山線の旅の本番です。列車は、千曲川に沿ってゆっくりと北上してゆきます。途中の替佐で行き違いのためしばらく停車となります。車外に出てみると、長野市内より寒いです。替佐を出てしばらくすると、千曲川と高社山が見える車窓のポイントを通過します。そして、この場所を通過するとやがて飯山市内に入ろい次第に雪が見え始めます。豊野の先で離れた新幹線の線路が見えると飯山駅に到着します。こちらで下車する乗客もいて車内は一層寂しくなるばかり・・・。反対ホームには、除雪車両の「ENR」が停車しています。飯山を出ると、車窓も雪景色となり北飯山に止まります。北飯山でも乗客が下りて、ついに乗客は自分一人だけとなってしまったようです。列車は、淡々と冬の信濃平を通過して終着の戸狩野沢温泉の定刻に到着しました。ホームには誰もいません。やはり、戸狩野沢温泉まで乗ったのは私一人だけだったようです・・・。
 と言うことで、何とも寂しい快速冬のおいこっと3号の旅も終わりました。
 

冬のおいこっと3号(長野13:30−戸狩野沢温泉14:27)
 

千曲川と高社山
 

戸狩野沢温泉に到着
 

列車は飯山へ回送
 

長野を発車
 

長総廃車置場付近
 

長総付近を通過
 

野沢菜のサービス
 

豊野付近を走行
 

長野新幹線車両センター
 

信玄餅アイスを賞味
 

間もなく豊野に到着
 

千曲川に沿って進みます
 

替佐で少々停車

飯山にENRが停車

冬の信濃平を通過
 
U.帰路は飯山線普通列車

飯山線(戸狩野沢温泉15:11−北長野16:03)
 戸狩野沢温泉から飯山線普通列車で北長野へ向かいます。戸狩野沢温泉始発で空いているかと思いましたが、越後川口からの接続列車が到着すると座席もかなり埋まりました。小雪舞う戸狩野沢温泉を出た列車は、定刻に長野を目指して走ります。久しぶりに昼間の飯山線普通列車に乗車します。ワンマン運転のアナウンスも久しぶりに聞きました。列車は、飯山駅から大勢の乗車があり一気に混雑しました。新幹線開業で客足も落ちたかと思いましたが、飯山から先の各駅で乗車が多く、まだまだ飯山線の需要は高いようです。
 しなの鉄道北しなの線に入る豊野からは、さらに込み合いましたが、私は北長野で下車したので立客が大勢出る混雑を経験したのは、豊野−北長野だけでした。
 
V.「四季島」回送撮影
 今回、快速冬のおいこっと4号の乗車を回避したのは、先行の普通列車で北長野へ向かい下車、信濃吉田駅まで歩いて長野電鉄で最寄駅まで移動して豊野駅へ。豊野駅で、E001形「四季島」の回送を撮影するためです。本来なら、豊野駅に車を置ければ快速冬のおいこっと4号に乗車して、長野で北しなの線で折り返して豊野へ行けば間に合ったのですが、あいにく1日駐車できる駐車場がないので快速冬のおいこっと4号の乗車はしませんでした。
 

豊野駅に到着した「四季島」回送

340Mと交換しました
    
W.指定席券・記念品

指定席券
 
 冬のおいこっと号の指定券は、企画枠があるせいか下り列車は1か月前から△の状態でしたが、なんとか進行方向のA席を確保できました。とは言え、ロングシートも混ざっているので、本当にボックスシートか心配でしたが、今回は無事にボックスシートの座席を確保できました。
 
 乗車証などの配布はありませんでしたが、通常の「おいこっと」と同じようにスタンプとスタンプ台紙は準備されていました。こちらのスタンプ台紙が、はがきサイズの良い出来でしたので、乗車記念証の変わりに設置されているものと思われます。
 

スタンプ台紙(表)

スタンプ台紙(裏)