1997年10月1日、長野行新幹線(当時)が開業し信越本線は、高崎−横川が信越本線で存続。横川−軽井沢間がJRバスでの輸送(鉄路廃止)。軽井沢−篠ノ井が「しなの鉄道」に経営移管。篠ノ井−長野(新潟)は、信越本線で存続と言う、初めての整備新幹線開業による在来線の経営移管・一部鉄路廃止からちょうど19年経ちました。
本日は、北陸新幹線(当時は長野行新幹線)開業から19年経った旧信越本線を辿りながら高崎へ向かいたいと思います。
長野から、しなの鉄道で軽井沢へ向かいます。今や貴重となった115系3両編成です。車内はリニューアルされていますが、今や115系に揺られて信濃路を旅できるのは、しなの鉄道だけです。
乗車した軽井沢行きは、窓側の席が埋まるくらいの乗車で小雨降る長野駅を発車します。列車は信越本線を進み、篠ノ井からしなの鉄道に入ります。篠ノ井からの乗車も多く車内も混み合ってきました。戸倉駅からワンマン運転に変わり、車内もさらに混雑してきます。どんよりした天気のしなの鉄道を進み上田に到着します。上田では、ほとんどの乗客が入れ替わり車内も若干空いてきました。上田から先は、また各駅ごとに乗客が増えてゆきます。115系3連がちょうど良い感じの乗車率です。小諸で、再度乗客が入れ替わり一気に混雑しました。これから先は、雄大な浅間山が見えるはずですが、今日は天候が悪く浅間山の姿を見ることができませんでした。
小諸から平原を除く各駅からの乗車が多く車内は混雑が続きます。列車は、結局浅間山の姿を見ること無く軽井沢に到着します。
霧と小雨降る軽井沢からバスで碓氷峠を超えて横川を目指します。このJRバス碓氷線も今日で19年目となり、軽井沢から横川への足として定着しています。本日は、観光バスタイプのバスなのでゆったりと横川まで移動できます。バスは、10人ほどの乗客を乗せて、軽井沢町内での渋滞もなく順調に碓氷バイパスを下って行きます。碓氷バイパスは、小雨と霧で景色はほとんど見ることができません。ただ、バスが進み高度が下がると霧も薄くなり赤く色付き始めた山々と霧がなかなか綺麗に見える車窓が広がります。バスは、順調に碓氷バイパスを下り碓氷峠鉄道文化村の保存車両が見えると、計ったかのような正確な時間に横川に到着します。
横川から再び信越本線の旅に戻ります。やってきた高崎行きは、115系4両でした。先日も長野総合車両センターへ廃車のため配給されてきました。115系4両の高崎車は編成数を減らしているので今回乗車できたのは幸運でした。JR東日本(高崎車)の115系に乗車して新幹線では見ることができない、信越本線の懐かしい車窓を楽しんでいると、列車は定刻に高崎に到着しました。
私は、これでしばらく高崎へ来る用事もありませんので、しなの鉄道115系・JRバス・JR115系を乗り継いで高崎まで来るのは最後になるかも解りません。今回の乗車は、最後の良い記念になったかと思います。
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