帰路も、南木曽駅から快速いろどり木曽路号に乗車します。まずは、中津川からの回送列車を撮影してから車内へ、帰路は1号車の座席車の利用となります。座席位置は窓割の良くない席ですが、1列席ですのでゆったりと長野までの帰路を楽しむことができます。1号車の車内は、調整席を除いてほぼ満席の盛況です。列車は、西日指す南木曽駅を定刻に発車します。車窓は、曇りながら時折西日が差し込む秋らしい天候です。車内では、乗車記念カードや観光パンフレットが配布されました。往路と同様に、当たり券が有ると記念品が貰えますが、さすがに往復ともに当たり券が入っているほど甘くはありません。
列車は、寝覚めの床を過ぎて木曽福島駅に停車します。3分ほどの停車ですが、駅名表示と485系いろどり号を撮影したいのでホームに降りて撮影します。木曽福島を出ると山間部を進み車窓は山間部の景色が続きます。JR東海最後の停車駅となる奈良井駅で駅名表示と「いろどり」を撮影します。木曽平沢を出ると、JR東海の方々が挨拶に来ました。普段は、お堅い感じがあるJR東海の社員の方々ですが、今日はとてもフレンドリーでサービスが良く見方が変わりました。本当に、JR東海の区間はイベントが盛り沢山で楽しめました。木曽平沢での運転停車を終えて、列車が動き出すと車掌氏が一人一人(グループ)に挨拶に来ました。そして、列車はしばらく進み葡萄畑が見えてくると、中央東線が見えてきて木曽路の旅の終わりとなる塩尻に到着します。
塩尻からは、JR東日本のエリアに入ります。当然ながら乗務員の方もJR東日本に変わります。JR東日本区間に入ると、これまでのイベント要素も無くなり普通の臨時快速に乗っている感覚に変わります。松本を出ると、車内も空席が目立つようになりました。アルプスに沈む夕日を見ながら列車は長野を目指してラストスパートとなります。
列車は、聖高原で下り特急しなの17号の待避と上り特急しなの22号の交換のため少々停車した後は、夕暮れの善光寺平の景色が楽しめる姨捨駅で運転停車を行い、続いて桑ノ原信号場でも運転停車を行い2連続スイッチバックします。485系いろどり号で、2連続スイッチバックは夜間で景色は見えませんでしたが、貴重な体験で楽しめました。列車は、篠ノ井駅を出て、犀川を渡り定刻に長野駅に到着しました。
485系いろどり号で行く木曽路の旅も無事に終了しました。
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