伊豆クレイルの始発駅となる小田原駅に到着すると、まだ列車は入線してきいません。階段を見ると、伊豆クレイルの装飾がされていたりと力の入れようが感じられます。しばらして、651系1100番台の伊豆クレイル号が入線してきました。とは言え、すぐに乗車することは出来ず、車内で提供する食材を積み込むと電留線へ引き上げます。
この後は、特にやることもないので、伊豆クレイル専用の待合室へ移動して時間をつぶします。こちらは、伊豆クレイル専用の待合室で指定席券を見せないと中に入る事はできません。入口で指定券を見せると、乗車記念に団扇を貰いました。(別記事参照)
発車の7分前になって、伊豆クレイル号が入線してきました。発車まで時間が無いのですぐに乗車して発車を待ちます。車内は、リニューアルされているとは言え特急スーパーひたち号の雰囲気を随所で感じられます。車内は、ほぼ満席となった頃に伊豆クレイル号は、小田原を出発し伊豆急下田へ向けて走り出しました。早川駅を通過して、根府川で運転停車を行います。眺めのよいビューポイントで、中線に入り普通列車と特急列車の2本の待避をして出発します。白糸川橋梁を通過して、湯河原を過ぎると熱海に到着します。熱海では、少々停車となります。
熱海から伊東線には入り列車の速度は落ちゆっくりと進みます。来宮で東海道本線と離れて列車は南下し始めます。ここで、2号車のラウンジへ行ってビールと金時鯛のつまみを購入して、ゆったりと一杯やりながらゆっくりと過ごします。伊東からは伊豆急行線に入り乗務員も交代となります。今日は、生憎な天候で景色も良くありません。また、座席も山側なので景色も山が続くだけで淡々とした風景が続きます。車両基地のある伊豆高原から下車する方が増えはじめました。続いて停車の伊豆熱川でも下車する方がいて、座席も若干余裕ができてきました。
伊豆熱川を出て、片瀬白田の海岸線のビューポイントでは徐行運転を行いましたが、山側の座席なので特に景色を見ることもできず列車が徐行運転しているだけのようでした。海の眺めが売りの観光列車なのは解りますが、山側の座席のビューポイントも開拓してほしいところです。列車は、最後の停車駅の河津駅を過ぎて終点の伊豆急下田に定刻に到着しました。伊豆急下田では、スーパービュー踊り子・リゾート21(黒船電車)・伊豆クレイルとホームに停車し豪華な一時でした。
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