信州プレディスティネーションキャンペーン  
快速:北アルプス華号  長野−松本−南小谷
2016年 9月10日(土)乗車_ 


 信州プレディスティネーションキャンペーンと夏の臨時列車として、高崎車両センタ−所属のお座敷電車「華」を使用した、臨時快速北アルプス華号が長野〜南小谷で運転されました。運転としては、快速リゾートビューふるさと号とほぼ同時刻での運転となりました。

 ジョイフルトレインも引退が進み、今や貴重とも言えるお座敷電車に揺られて初秋の信濃路を旅ができる貴重なひと時でした。

   
T.長野→南小谷
 長野駅から、快速北アルプス華号に乗車します。485系華号に乗車するのは久しぶりです。まずは、長野駅の進入を撮影するため6番線へ移動します。特急しなの6ほ号が入線して5分ほどすると、お座敷電車「華」が入線してきました。お座敷電車華号に乗車するのは久しぶりです。車内は、空席が結構ありますが、決してガラガラでなく程よい乗車率と言ったところでしょうか。長野を出た列車は、信越本線を南下します。485系華号は久しぶりに長野を走行するので、沿線には撮影される方がチラホラ見えます。列車は、犀川を渡り篠ノ井駅を通過します。長野から松本方面への列車で篠ノ井駅を通過するのは、定期列車ではありません。今日は、お座敷電車で体験できるので新鮮な光景でした。 篠ノ井線に入ると、車窓は市街地から実りの秋直前の田園風景の中を走ります。稲荷山を過ぎて桑ノ原信号場にて189N102編成の回送列車と交換すると、列車は高度を上げて眼下に善光寺平の光景が見えてきます。高いところから見ても、緑濃い景色からうっすらと緑の色が薄く赤に染まりかけていて季節が夏から秋に移りつつあると実感できます。列車は、スイッチバックをして姨捨駅で列車交換のため少々停車します。姨捨駅も新築される観光待合室の基礎は出来上がっているようで、姨捨駅の光景も刻々と変化しているようです。

 姨捨を出て冠着峠を超えると、再び広い田園風景が広がり聖高原を通過します。聖高原から坂北の先までは、有名な撮影地が続くので写真撮影の方も多く見られました。一方車内は、掘りこたつ式のお座敷なので、ゆったり寛いでは行かれるのですが、何分にも一人で乗っているので暇です。そうこうしていると、列車は、白坂トンネルを3本とも通過して安曇野へ。残念ながら北アルプスには雲がかかっていています。列車は、これから走る大糸線と並走して松本に到着します。松本では、しばらく停車の間にアルコール等を購入します。 
  

 松本から進行方向が変わり大勢の乗客を載せて、北アルプス華号の本領はここからと言った感じでしょうか。先程まで走行していた篠ノ井線と別れて、今度は大糸線を進みます。程無くして梓川を渡ると列車は、安曇野へ入ります。豊科を経て穂高でしばらく停車となります。穂高では、地元の農産物等の直売も行われていました。穂高を出て、北アルプスの山々を見ながら初秋の安曇野を列車は北上してゆきます。車内では、松本運輸区による乗車証の配布が行われました。種類が何種類かあるようで、裏返しで好きなものを引く方式で配布されました。高瀬川を渡り信濃大町に到着します。信濃大町での停車は僅かですぐの発車となります。信濃大町を出ると、大糸線の名車窓とも言える、木崎湖・中綱湖・青木湖と湖のほとりを通過します。途中の海ノ口駅とヤナバスキー場前駅で停車して景色が見えるように配慮されました。山間部をしばらく進むと、遠くにスキーのジャンプ台が見えてきて白馬駅に到着します。白馬では、6分ほどの停車時間で地元の方による麦茶等の降るまいがありました。白馬を出ると、信濃森上駅でE257系の回送列車と交換となります。そして、列車は再び山間部に入り姫川に寄り添い進むと、終点の南小谷駅に到着します。ここまで来ると、秋本番を思わせる冷たい風が心地良く感じます。しばらくすると、485系華号は白馬へと回送されました。
   


長野駅発車案内
 

長野駅に入線する「華」
 

特急しなの6号特急の並び
 

長野駅にて
 

姨捨駅に少々停車
 

松本駅で進行方向が変わります
 

穂高駅で少々停車
 

穂高駅停車中
 

白馬駅にて383系と顔合わせ
 

南小谷駅に到着
 

華号の車内
 

ロゴマーク
 

桑ノ原信号場で189系と交換
 

姨捨駅にて

姨捨駅ホームにて
 

姨捨駅からの眺め
 

初秋の篠ノ井線を進みます
 

北アルプスは完全には見えず
 

梓川と犀川合流点
 

松本駅にて
 

松本駅停車中
 

篠ノ井線と分かれます
 

梓川を渡り安曇野へ
 

安曇野を北上
 

高瀬川を渡り大町へ
 

信濃大町に停車
 

木崎湖畔を通過
 

海ノ口駅で少々停車
 

白馬駅に停車

松川橋梁を通過

姫川を渡ると南小谷です
 
U.南小谷での折り返し
 折り返しまでの時間ですが、南小谷駅ではやることがありません。と言うことで、今ご覧いただいている乗車記の前半部分を作成して過ごしました。それでも、1時間程度しか時間を潰す事ができませんでしたので、あとは周辺を散策して過ごしました。まぁ、姫川の流れを見ながら何もしない時間が有るのも、ある意味贅沢かも解りません。
 

南小谷駅駅舎
 

姫川
 

アルピコ交通バス

白馬へ回送された華が戻ってきました
 
V.南小谷→長野
 帰路も、南小谷から快速北アルプス華号で長野へ戻ります。白馬から回送で到着した485系華号を撮影して乗車します。大半の人は、特急あずさ号か糸魚川へ抜けたのか車内はガラガラで乗車した4号車は数名が乗車するだけでした。西日指す北アルプスを望みながら姫川に沿って列車は南下します。途中の白馬らはさすがに大勢の乗客が乗車してきて車内も賑やかになって来ました。西日に染まる北アルプスは本日は残念ながら雲に隠れています。車窓は、収穫目前の田と収穫が終わった田と目まぐるしく変化して行きます。時折、そばの花が白いアクセントとなり車窓を流れてゆきます。列車は、信濃大町と穂高で5分前後停車して梓川を渡り初秋の安曇野に別れを告げます。程無くして、これから走行する篠ノ井線と並走して松本に到着します。ここで半分くらいの乗客が下車しましたが、ここから乗車する人も僅かながらいました。

 松本での小休止を終えて、列車は進行方向を変えて長野を目指します。北アルプスに沈む夕日を眺めながら進み明科で運転停車を行い、白坂トンネルを3本通過すると景色は夕暮れで見にくくなります。

 坂北を過ぎて、運転停車の聖高原を過ぎる頃になると流石に景色も薄暗くなってきます。冠着を過ぎて、トンネルを過ぎると善光寺平の景色が見えてきます。列車は、姨捨駅で少々停車してスイッチバックで篠ノ井線の本線に戻ります。ここまで来ると、快速北アルプス華号の旅も後僅か列車は、下り勾配を進み高度を下げてゆきます。車窓も、山間部から住宅街に変わり稲荷山を通過して市街地に入り篠ノ井駅を通過すると、北アルプス華号の旅後僅かとなります。北陸新幹線と並走して犀川橋梁を通過すると、終点の長野に到着します。長いようで短い、信州での485系お座敷電車華号の旅が終わりました。 
  


始発の南小谷
 

南小谷駅案内
 

南小谷駅停車中
 

穂高駅停車中
 

穂高にて
 

松本駅停車中
 

松本で進行方向が変わります
 

終点、長野に到着しました
 

華号車内
 

フリースペース
 

南小谷を発車
 

姫川に沿って進みます
 

信濃森上付近にて
 

青木湖付近を通過
 

木崎湖付近を通過
 

そばの花が見頃です
 

有明山
 

梓川を渡り松本へ
 

大糸線と分かれます
 

犀川と寄り添い北へ
 

アルプスに沈む夕日

姨捨駅に少々停車

夕闇の善光寺平
 
 
W.指定席券・記念品
 指定席券は、休みの都合などを考慮して二週間前に購入しましたが、余裕で購入することができました。この列車は、「えきねっと」でも座席位置の指定はできませんので、どの座席位置になるか心配でしたが、往復共に窓側でした。お座敷列車ですので、どの位置でも関係ありませんが。

記念品の方ですが、松本運輸区から手作りの乗車記念証が配布されました。種類は何種類かあったようですが、当方は183系・189系N101編成の図案でした。縁があるのでしょうね〜。(帰路は、飯山線柄でした。)
  


往路列車指定券
 

復路列車指定券
 

乗車記念カード(往路)

乗車記念カード(復路)