長野駅から、快速北アルプス華号に乗車します。485系華号に乗車するのは久しぶりです。まずは、長野駅の進入を撮影するため6番線へ移動します。特急しなの6ほ号が入線して5分ほどすると、お座敷電車「華」が入線してきました。お座敷電車華号に乗車するのは久しぶりです。車内は、空席が結構ありますが、決してガラガラでなく程よい乗車率と言ったところでしょうか。長野を出た列車は、信越本線を南下します。485系華号は久しぶりに長野を走行するので、沿線には撮影される方がチラホラ見えます。列車は、犀川を渡り篠ノ井駅を通過します。長野から松本方面への列車で篠ノ井駅を通過するのは、定期列車ではありません。今日は、お座敷電車で体験できるので新鮮な光景でした。 篠ノ井線に入ると、車窓は市街地から実りの秋直前の田園風景の中を走ります。稲荷山を過ぎて桑ノ原信号場にて189系N102編成の回送列車と交換すると、列車は高度を上げて眼下に善光寺平の光景が見えてきます。高いところから見ても、緑濃い景色からうっすらと緑の色が薄く赤に染まりかけていて季節が夏から秋に移りつつあると実感できます。列車は、スイッチバックをして姨捨駅で列車交換のため少々停車します。姨捨駅も新築される観光待合室の基礎は出来上がっているようで、姨捨駅の光景も刻々と変化しているようです。
姨捨を出て冠着峠を超えると、再び広い田園風景が広がり聖高原を通過します。聖高原から坂北の先までは、有名な撮影地が続くので写真撮影の方も多く見られました。一方車内は、掘りこたつ式のお座敷なので、ゆったり寛いでは行かれるのですが、何分にも一人で乗っているので暇です。そうこうしていると、列車は、白坂トンネルを3本とも通過して安曇野へ。残念ながら北アルプスには雲がかかっていています。列車は、これから走る大糸線と並走して松本に到着します。松本では、しばらく停車の間にアルコール等を購入します。
松本から進行方向が変わり大勢の乗客を載せて、北アルプス華号の本領はここからと言った感じでしょうか。先程まで走行していた篠ノ井線と別れて、今度は大糸線を進みます。程無くして梓川を渡ると列車は、安曇野へ入ります。豊科を経て穂高でしばらく停車となります。穂高では、地元の農産物等の直売も行われていました。穂高を出て、北アルプスの山々を見ながら初秋の安曇野を列車は北上してゆきます。車内では、松本運輸区による乗車証の配布が行われました。種類が何種類かあるようで、裏返しで好きなものを引く方式で配布されました。高瀬川を渡り信濃大町に到着します。信濃大町での停車は僅かですぐの発車となります。信濃大町を出ると、大糸線の名車窓とも言える、木崎湖・中綱湖・青木湖と湖のほとりを通過します。途中の海ノ口駅とヤナバスキー場前駅で停車して景色が見えるように配慮されました。山間部をしばらく進むと、遠くにスキーのジャンプ台が見えてきて白馬駅に到着します。白馬では、6分ほどの停車時間で地元の方による麦茶等の降るまいがありました。白馬を出ると、信濃森上駅でE257系の回送列車と交換となります。そして、列車は再び山間部に入り姫川に寄り添い進むと、終点の南小谷駅に到着します。ここまで来ると、秋本番を思わせる冷たい風が心地良く感じます。しばらくすると、485系華号は白馬へと回送されました。
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