信州プレディスティネーションキャンペーン    
快速:旧型客車かもしか号  松本−富士見/富士見−上諏訪
2015年 7月23日(土)乗車_ 

 JR東日本長野支社では、信州プレディスティネーションキャンペーンに合わせて、高崎支社の旧型客車(と電気機関車2両)を借り受けて、昨年に引き続き7月23日に中央本線(松本・上諏訪〜富士見)で「快速旧型客車かもしか号」を運転しました。
 乗車した当日は好天に恵まれ、緑が美しい夏の中央本線(辰野経由)を心地よい夏の信州の風を受けながら旧型客車に揺られて、1日ゆっくりと乗車を楽しみました。

 この車両を利用して、翌日(7/24)には、大糸線で快速信濃大町駅100周年号が運転されました。(別記事参照)
T.特急しなの6号で松本へ(長野9:00→松本9:50)
 今日は、朝のうちは仕事でしたので長野駅の到着は少し遅くなりました。特急しなの6号の自由席は結構並んでいるので、信州特急料金回数券の効力で指定席(空席)に移動するか考えましたが、過去3回ほど上りの特急しなの号で指定席(空席)に座って座席移動を余儀なくされたので、ここは座席移動せずに済む自由席で窓側を狙いたいところ。
 いつも長総の高架下へ観察で移動する際に見る、383系しなの6号が入線してきます。殆どが複数人利用でしたので、窓側に座ることができました。ここに座れれば一安心です。最終的には、発車間際に自由席は9割近い乗車率で長野を発車しました。篠ノ井からは座れない人も出たようです。もう、旧客の回送も通過して撮影の人は殆ど無くなった篠ノ井線を快調に飛ばして松本に定刻に到着しました。
 
U.快速旧型客車かもしか2号(松本10:12→富士見12:26)
 特急しなの6号を松本で降りて、快速旧型客車かもしか2号に乗り換えます。先ほど、西条駅で追い越しているので特急しなの6号に続いて1番線に入線してきました。発車まであまり時間はありませんが、せっせと写真撮影をして車内へ。乗車するのは最後部の1号車です。しかも1番A席と一番後ろの座席となります。
 松本駅を定刻に発車した列車は、篠ノ井線を塩尻へ向けて走行します。車内は、満席ではありませんが結構埋まっている方です。車窓に葡萄畑が見えてくると列車は塩尻に停車します。停車時間は8分ですが、編成写真を撮影するには最適な駅ですので、反対ホームは結構混雑しています。
 塩尻を出ると、進路を旧線(辰野経由)にとって南下します。新線の方は、211系が走行しているのが見えました。有名ポイントは、大勢の方が撮影に訪れていました。列車は、山間部に入り善知鳥トンネルを通過します。旧客独特の車内照明が楽しめます。車内では、乗車記念カードの配布が始まります。その後、車窓に飯田線が見えてくると辰野駅に停車。辰野でも停車時間があるので撮影します。辰野を出ると列車は、天竜川にそって岡谷方面へ北上します。中央高速と長野自動車道の岡谷ジャンクションの高架が見えてくると、塩尻で分かれた新線が見えてきて岡谷に到着。岡谷でも停車時間があるので、撮影して売店でビールを購入。今日は、夏空が広がり旧客で飲むビールも一味違います。
 岡谷を出ると、高架を走行して下諏訪へ。下諏訪から諏訪湖畔を走り、沿線で観光協会の方々見送ってくれて上諏訪に到着します。上諏訪では、地元旅館の方々が僅かな停車時間にも関わらずホームで見送ってくれました。列車は、諏訪湖畔に別れを告げて茅野へ向かいます。茅野駅は、3番線に7分ほど停車となります。茅野を出ると緑濃い車窓を走行します。夏の風もこの辺りまで来ると爽やかに涼しくなります。この列車の終点は富士見ですので、茅野から15分ほどで到着します。富士見駅では、一旦ホームから出て駅前広場で休憩となります。
 

松本駅発車案内
 

松本駅停車中
 

塩尻駅停車中
 

辰野駅停車中
 

岡谷駅停車中
 

富士見駅に到着
 

松本駅停車中
 

松本駅発車
 

ぶどう畑が見えると塩尻
 

塩尻駅停車中
 

塩尻駅発車案内
 

塩尻駅横断幕
 

塩尻駅を発車
 

新線を走る211系
 

列車は山間部へ
 

沿線は夏本番です
 

辰野駅に停車
 

天竜川に沿って北上
 

新線が見えてくると岡谷です
 

岡谷駅に停車
 

夏の旧客で一杯・・・
 

下諏訪駅に停車
 

諏訪湖畔を通過
 

上諏訪の方々の出迎え
 

上諏訪駅に停車

茅野駅に停車

木落とし坂を通過
 
V.快速旧型客車かもしか1号(富士見13:21→上諏訪13:46)

 富士見駅からは、折り返しの快速旧型客車かもしか1号で上諏訪へ向かいます。回送列車を客扱いしたような列車ですですが、やはり富士見駅でやることが無いのか乗り鉄が結構乗っていて満席とはなりませんが、「青春18きっぷ」の期間中のためか、昨年よりは良い乗車率となりました。
 先ほどの「旧型客車かもしか2号」に引き続き1号車に乗車します。富士見駅を発車した列車は、夏の風に吹かれながら緑が美しい良い時間帯の昼下がりの中央本線を上諏訪へ向かいます。途中の茅野駅に停車して、列車は僅か25分で上諏訪駅に到着します。この間で、号車別の記念乗車証も配布されました。この時間帯ならもう少し乗っていたかったのですが残念です。上諏訪での折り返しは1時間少し。観光には少し厳しい時間ですので、上諏訪駅とその周辺を歩いて時間を潰します。
  

富士見駅に停車中
 

始発の富士見駅
 

上諏訪駅に到着
 

上諏訪駅の駅舎内にある風鈴と
 

富士見駅を発車

夏の中央本線を上諏訪へ

茅野駅に停車
 
 
W.快速旧型客車かもしか4号(上諏訪14:50→富士見15:14)

 上諏訪駅で休憩して、折り返し快速旧型客車かもしか4号へ富士見へ戻ります。今回は、2号車に乗車となります。車内は、上諏訪から富士見までの短い区間ですが結構良い乗車率となりました。上諏訪を出て茅野で僅かな停車をして、次の停車駅が終点富士見です。この間に、記念乗車証も配布されました。凄い手際の良さに驚きました。太陽もそろそろ西日になろうかという午後の昼下がり、時間にして24分の所要時間であっという間に富士見駅に戻ります。
 

上諏訪駅発車案内
 

上諏訪駅停車中
 

木落とし坂付近通過
 

富士見駅に到着
 

上諏訪駅にて

西日を受けて富士見へ

茅野駅停車中
 
X.快速旧型客車かもしか3号(富士見15:31→松本17:59)

 富士見駅での折り返し時間は17分で、列車は快速旧型客車かもしか3号として松本へ折り返します。撮影もそこそこに車内へ。最後の旧型客車かもしか3号は、3号車のスハフ32-2357に乗車します。帰路となる列車は、乗車率も往路に比べて低いのですが、この車両は人気車両ですので乗車率は高いです。本日は、狙ったわけではありませんが、1号車・2号車・3号車と3両とも乗車できました。
 さて、富士見駅を発車した列車は松本を目指して進みます。日はすっかり西日になり車内に差し込んできます。列車は茅野で5分、上諏訪で2分と早いペースで運転して諏訪湖畔を走行して下諏訪へ。下諏訪では、30分ほど停車となります。駅前をウロウロしても撮影してもまだ時間が余ります。車内へ入ってもスハフ32には扇風機が無いので暑くて退散。ホームで涼むことに・・・。下諏訪を出た列車は、高架を走行して岡谷へ。岡谷では4分ほど停車して、旧線(辰野経由)へ進みます。途中の川岸駅で交換のため運転停車して、その後は天竜川に沿って南下します。市街地と言うか住宅地が増えてくると辰野駅に到着します。停車は5分ですが、ここは駅名板とスハフ32を合わせて撮影します。辰野を出ると飯田線と分かれて北上します。日もかなり傾き撮影には厳しい状況になりつつあります。善知鳥トンネルを通過して、眼下に新線が見えてくると、列車はだんだんと高度を下げて塩尻大門を通過。ほどなくして塩尻に到着します。塩尻では停車時間が10分ありますので編成写真など撮影します。塩尻を出ると列車は、松本までラストスパート。複線区間を快調に飛ばします。ちょうど、疲れがピークに達したころに終点松本に到着。
 普段なら終着駅の余韻に・・・。となるのですが、今日は7分後ろを走行している特急しなの19号に乗車のため、そのような時間はほとんどありませんでした。
 

茅野駅停車中
 

辰野駅停車中
 

塩尻駅停車中
 

松本駅に到着
 

スハフ32-2357に乗車

中央本線を松本へ
 

諏訪付近を走行中
 

諏訪湖畔を通過
 

下諏訪駅に停車
 

高架橋を通過
 

諏訪湖も見えました
 

岡谷から旧線(辰野)へ
 

辰野駅に停車
 

辰野駅に停車中
 

飯田線が分岐します

善知鳥トンネルを通過
  

山間部を通過します
 

新線と合流して塩尻へ
 

塩尻駅停車中
 

松本へラストスパート
 

南松本を通過
 

松本に到着
 
 
Y.特急しなの19号で長野へ(松本18:06→長野18:58)
 松本からは、すぐの連絡で特急しなの19号に乗車します。本日は、10両編成(6両+2両+2両)ですので指定席を利用する乗客も分散していて空いていたので、信州特急料金回数券でも余裕をもって指定席に乗車できました。とは言え、今回は2号車を選択しました。本来なら、あまり乗れる機会のない7号車の普通車指定席(空席)に乗るのがネタ的には良いのですが・・・。
 本日は、乗車密度も低く快適な383系電車に揺られて52分で長野駅に到着します。さて、ここで2号車を選択した結果が出ます。長野駅には2番線に到着します。10両編成ですので12両の停止位置まで車両が進みます。2番線の隅は事務所がありホーム幅が狭いので立入禁止です。その立入禁止エリアに車両(1号車-3号車)が止まります。合法的に立入禁止エリアのホームを歩ける訳で・・・・。
 
Z.ヘッドマーク・サボ
 ヘッドマークは、松本側先頭のEF64-1001には、先日運転された「北アルプス風っこ号」のEF64-1053に付けられた「信州ディスティネーションキャンペーン」のロゴマーク(地球とアルプスとシラカバ(県の木))をあしらったデザインのヘッドマークが取り付けられました。富士見側先頭のEF64-37には、「旧型客車かもしか号」の特製ヘッドマークが取り付けられました。なお、こちらのヘッドマークは昨年と同じデザインとなっています。
 サボの方は、信州ディスティネーションキャンペーンのロゴマークとキャッチフレーズが入った専用のサボが用意されました。

EF64-37ヘッドマーク
 

EF64-1001ヘッドマーク
 

スハフ32用の大型サボ

旧客用のサボ
 

[.指定席券・記念品
 指定席券については、当初は乗車の予定がありませんでしたので1ヶ月前には購入しませんでした。その後、運転の数日前になって、旧型客車かもしか号の4本すべての空席表示が「○」になりましたので、試しに進行方向の窓側指定をすると4本すべて確保できたので休みをやり繰りして何とか乗車しました。
 乗車記念品については昨年は一切ありませんでしたが、今年は長距離の2号と3号(松本−富士見)では乗車記念カードが配布されました。種類は何種類かあったそうですが、配布時は往路は袋に手を入れて1枚引きスタイル。復路はトランプを1枚引く感じで配布されました。デザインは、旧型客車かもしか号とは無関係のデザインが多く、やはりというか子供だと兄弟で揉める元なんですよね・・・。私は、往路は昨年の「旧型客車かもしか号」で復路は115系でした。
 短距離の1号・4号(富士見−上諏訪)は、乗車した車両(号車)の乗車証で号車ごとに全員同じデザインで、号車ごとに分かれて配布されました。
 

旧型客車かもしか2号指定券
 

旧型客車かもしか号乗車記念カード
(デザインは、結構多くあります。) 

旧型客車かもしか1号指定券
 

旧型客車かもしか1号乗車記念証
 

旧型客車かもしか4号指定券
 

旧型客車かもしか4号乗車記念証
 

旧型客車かもしか3号指定券
 

旧型客車かもしか号乗車記念カード
(デザインは、結構多くあります。)