信州プレディスティネーションキャンペーン  
快速:風っこ善知鳥号  松本−(辰野)−富士見
2016年 7月 3日(日)乗車_ 
 7月2日に運転された「北アルプス風っこ号」に続いて、翌日となる7月3日は、松本から辰野経由で富士見まで、「風っこ善知鳥号」が運転されました。
 風っこ善知鳥号は、前回は塩尻から辰野経由で岡谷までの運転でしたので、松本から塩尻までと岡谷から富士見までが、「風っこ」として初めての営業運転となりました。
 普段は、回送列車で通過するだけの区間も、今回は乗車できるとあって、昨日に引き続き大人気となりました。
 本日も、EF64-1053+「風っこ」+DD16-11という豪華な組み合わせでの運転となりました。
 
T.特急しなの4号で松本へ
 昨日に引き続き、特急しなの4号で松本へ向かいます。今日も383系8両(2両+6両)でした。
 ただ、昨日と違って「かがやき501号」の乗客が乗り換えた時点でちょうど自由席の窓側が埋まる程度の混雑で長野を発車しました。篠ノ井で自由席は満席となりましたが、見えた範囲では立席の人はいないようで全員座れたようです。昨日と同じ列車で同じ両数ですが、土曜日と日曜日でこれだけ差があるのは、今後の旅行計画作成時の参考になりました。
 列車は、定刻通りに松本に到着。松本では、やはり半分近くの方が降車しました。
 
U.夏の中央本線を辰野経由で富士見へ
 特急しなの4号を松本で降りてしばらくすると、田沢から回送列車で快速風っこ善知鳥号が入線してきました。編成写真を撮影できたのはごく僅かな時間で、すぐに2番線に特急あずさ10号が入線してきます。本日は、特に出発式は無いようで発車まで静かな時間が流れています。
 松本を出た快速風っこ善知鳥号は、小雨降る篠ノ井線を塩尻ヘ向けて南下します。この区間(松本−塩尻)は、風っこ号は回送で通過することはありますが、営業運転では初めての走行となるので開放的な「風っこ」から見る景色は何時もと違います。また、特急が多く走るこの区間の営業が良くできたものだと感心しました。列車は、村井駅で5分ほど運転して再び塩尻へ。このあたりで急に雨が強くなり前途が心配されます。本降りの雨の中を列車は塩尻を目指して進みます。葡萄畑が見える頃には雨も弱まり何とか「風っこ」としての最大の特徴である開放的な車内で旅が続けられそうです。
 塩尻で6分ほど停車して、列車は塩尻大門から辰野方面の旧線に入ります。ここから岡谷までは、前回(2010年11月)の快速風っこうとう号で運転されています。今回は、前回と違い電気機関車が先頭となって運転しています。牽引するEF64-1053のブロワー音が車内まで聞こえてきます。列車は、大勢の方が待ち構える撮影ポイントを何ヵ所も通過して、善知鳥トンネルを通過すると小野で5分ほど停車します。小野では、編成撮影に集中して停車時間はあっと言う間に過ぎました。小野を出ると続いて辰野に停車します。辰野では18分停車となるので、ここでも写真撮影を行います。辰野を出ると天竜川に沿って北上し新線が近づき岡谷に到着します。
 岡谷からは、再び初めての営業運転区間を進みます。高架橋を渡り諏訪湖が見えてきます。風っこ号の開放的な車窓から諏訪湖を見ることできるとは思いませんでした。続いて下諏訪・上諏訪と停車しますが、停車時間が僅かにも関わらず大勢の方が出迎えてくれました。2分停車が申し訳ないくらいです。車窓の天候は、徐々に回復してきて青空も見えるようになりました。茅野をを出ると、大勢の方が待ち構える撮影ポイントを過ぎて、すずらんの里駅を通過すると列車は定刻に富士見駅に到着します。松本を出た時とは打って変わって、天気は回復して暑い富士見に昼過ぎに到着となりました。
  

松本駅発車案内
 

始発の松本駅
 

塩尻駅停車中
 

小野駅停車中
 

辰野駅で1412Mと交換
 

辰野駅停車中
 

岡谷駅停車中
 

富士見に到着
 

田沢から回送で到着
 

松本駅停車中
 

南松本駅通過
 

雨のため少しカーテンが降りてます
 

村井駅で運転停車
 

葡萄畑が見えると塩尻
 

塩尻から辰野経由の旧線へ
 

山間部を進みます
 

大きくカーブします
 

山間部を抜けて小野へ
 

小野駅停車中
 

辰野駅に到着
 

辰野駅に停車中
 

天竜川に沿って北上
 

新線の間に入り岡谷へ
 

岡谷駅停車中
 

岡谷駅停車中
 

諏訪湖が見えてきました
 

岡谷付近の高架を走行中
 

上諏訪手前の出迎え
 

上諏訪駅に停車
 

木落とし坂付近を通過

天候も回復しました

富士見駅に到着
 
V.富士見で折り返し松本へ
 天気も回復した富士見駅から折り返しとなる、風っこ善知鳥号松本行きに乗車します。往路とは反対となり、DD16-11が先頭でEF64-1053が最後部となります。富士見駅での折り返しは約1時間です。知人の方々と昼食がてら一杯飲みながら昼のひと時を過ごします。さて、発車時刻も近づいて車内へ移動します。まだ発車前ですので車内は暑いです。
 富士見駅を定刻に出た列車は、中央本線を松本に向けて進みます。DD16の力強いエンジン音を堪能しながらの帰路となります。途中、特急スーパーあずさ18号との迫力あるすれ違いを楽しんだりしていると茅野に到着。茅野では、10分ほど停車となります。さすがに上り特急の多い時間帯に入るので、上諏訪で17分。下諏訪で19分と連続して長時間停車をして、まさにダイヤの合間を縫って進みます。岡谷からは、辰野経由の旧線へ進みます。天竜川に沿って南下して辰野で16分ほど停車します。辰野を出ると続いて小野で21分停車します。ここで、近くのコンビニへ知人の方々とおやつを購入に・・・。この暑い日に売られていた「ピザまん」に釣られてピザまんを購入。真夏に食べるピザまんも中々・・・。
 小野を出ると善知鳥トンネルを通過して山間部を抜け塩尻の町が見えてきます。新線は、211系3000番台快速みすず号が通過していくのが見えます。だんだんと高架の新線が近づいて、塩尻大門を過ぎると塩尻に到着します。塩尻では、特急しなの17号を先に通すため12分停車します。塩尻駅を過ぎると松本へラストスパート。窓に差し込む夕日を見ると、2日間「風っこ」に揺られた旅もあっという間だったと物思いにふけていると、列車は南松本駅を通過して終着の松本に定刻に到着しました。
 列車は、乗客を降ろした後は松本車両センターに入区して、今回の2日間の運転も事故もなく無事に終了しました。
  
 ※YouTubeで、松本駅での入換動画を公開しています。(1) (2) 
      

富士見駅で折り返しです
 

DD16-11が先頭になります
 

茅野駅停車中
 

上諏訪駅停車中
 

下諏訪駅停車中
 

辰野駅停車中
 

辰野にて225Mと568Mとの並び
 

小野駅の停車中
 

塩尻駅に停車中
 

松本車両センタ−入区
 

富士見で昼食
 

富士見駅停車中
 

スーパーあずさ18号とすれ違い
※トリミング

茅野駅に停車中
 

上諏訪に停車中
 

下諏訪駅停車中
 

岡谷の高架橋を通過
 

諏訪湖が見えます
  
 
岡谷から辰野経由の旧線へ
 

辰野駅停車中
 

飯田線が離れてゆきます
 

小野駅に停車
 

小野駅に停車中
 

日も傾き始めます
 

善知鳥トンネル突入
 

東塩尻信号場跡
 

DD16を先頭に山を下ります
 

新線を行く3526M
 

塩尻大門を通過
 

塩尻に到着
 

松本へラストスパート
 

南松本付近を通過

松本に到着

そのまま引き上げます
  
W.特急しなの19号で長野へ
 松本からの帰路も、昨日に引き続き特急しなの19号に乗車します。これにて、昨日の乗車と合わせて信州特急料金回数券(4枚つづり)は全て使い果たしました。
 本日の特急しなの19号も昨日と同じく8両編成(6両+2両)ですが、今日は指定席の乗車も多いようで指定席の乗車口には大勢の方が並んでいました。ということで、最後の方に乗車して空席を探すも、窓割の良い席が中々無く結局5号車まで移動してようやく空席を探すことができました。増結しない時は自由席となっている5号車・6号車は空いているようです。
 本日は、383系A1編成が入りましたので、久しぶりに383系量産先行車の乗り心地を楽しむことができました。
 
X.ヘッドマーク・サボ

「風っこ」に用意されたサボ
 
 ヘッドマーク・サボ共に、昨日(7/2)に運転された「北アルプス風っこ」と同じデザインでした。
 富士見側先頭のEF64-1053には、昨日と同じ「信州ディスティネーションキャンペーン」のロゴマーク(地球とアルプスとシラカバ(県の木))をあしらったデザインのヘッドマークが取り付けられました。公式のホームページの色とは違いますが、落ち着ていてEF64-1000番台に似合うデザインと色合いかと思いました。
 DD16-11の方は、「風っこ善知鳥号」専用のヘッドマークが用意されました。ヘッドマークのデザインは、空を飛ぶ「ウトウ」(海鳥の一種)がデザインされました。
 

DD16-11側ヘッドマーク

EF64-1053側ヘッドマーク
 
Y.指定席券
 指定席券は、「風っこ」として初めての営業運転となる松本から塩尻までと岡谷から富士見を含めた長距離に乗車できるとあって指定席の入手も大変でした。
 往路の方は窓側を確保できたのですが、復路は通路側でしたので空席照会を続けて7月に入ってようやく進行とは反対ながら窓側を確保できました。これを最後に窓側の空席を探しあてる事はありませんでした。
 なお、こちらの列車での乗車記念証やポストカードの配布はありませんでした。 

上り列車指定券

下り列車指定券