快速:辰野駅開業110周年号  長野−(辰野)−岡谷
2016年 6月11日(土)乗車_ 
 辰野駅が1906年の開業から110周年になることを記念して、快速辰野駅開業110周年号が、長野駅から辰野駅経由で岡谷駅まで1往復運転されました。
 10年前は、旧型客車を使用して「辰野ぴっかり号」として運転されましたが、今回はHB-E300系「リゾートビューふるさと」を使用して、「辰野駅開業110周年号」として運転されました。
   
 列車は、岡谷駅までの運転で、辰野駅は途中停車駅となったものの34分ほど停車して出発セレモニーや獅子舞や太鼓の披露。地酒・焼き鳥の振る舞いもあり、普段は静かな辰野駅も賑わいました。
  
往路:110周年を迎えた辰野駅へ
 長野駅から快速辰野駅開業110周年号で辰野駅へ向かいます。使用するのは、HB-E300「リゾートビューふるさと」です。ということで、松本までなら快速リゾートビューふるさと号と同じかと思いきや、運転時間が違い長野総合車両センタ−の出区から長野駅を経て姨捨あたりまでは、出場試運転とほぼ同じスジ(数分の誤差あり)で運転します。
 さて、長野駅のホームの発車案内は「臨時快速」・・・。これまでは、1本限りの臨時列車でもちゃんと列車名を出していたのですが、今回は「臨時快速」と残念な結果に・・・。このため、一般の乗客も乗り込んできて車内放送や指定席券を持った乗客に指摘される度に降車する事態が結構ありました。
 長野駅を発車した快速辰野駅開業110周年号は、篠ノ井駅から初夏の篠ノ井線に入り快調に進みます。姨捨では、10分ほど停車時間があり善光寺平の光景を楽しめました。列車は、聖高原を過ぎてそろそろアルプスが見える撮影名所まで来ましたが、今日はアルプスの姿を見るのは難しそうです。列車は、白坂トンネルを抜けて安曇野へ。やはり今日はアルプスは望めませんでした。列車は、松本に停車して塩尻へ。塩尻では停車時間があるのでホームで一息つきます。
 塩尻からは、メインの旧線に入ります。車内は、この時点でも空いていて、特に2号車は通路側はほとんど埋まってません。列車は、小野駅で11分停車。この駅も開業110周年かと思いますが、地元の方数名が見に来ただけで特にイベントはありませんでした。続いて、信濃川島駅に止まります。こちらは、僅かな時間で発車します。
 
 そして、快速辰野駅開業110周年号はメインの辰野駅に到着しました。降りた瞬間、なにこの煙・・・。と、思ったらホームで屋台を出して焼き鳥を振舞ってました。ホーム待合室では、地酒も振舞われていて乗客と地元の方で、何時もは静かな辰野駅も大賑わいです。停車時間は34分ですので、そう長くはイベントを楽しめません。ホームの先では、出発のセレモニーが始まります。獅子舞や太鼓披露で賑わう中、出発セレモニーも終わりに近づき車内へ。大勢の方に見送られて、快速辰野駅開業110周年号は辰野駅を発車しました。列車は、最後に川岸駅に停車します。中央本線の辰野経由の旧線は全ての駅に停車しました。列車は、やがて高架の新線と合流して岡谷駅0番線に到着しました。

長野駅発車案内
  

長野駅7番線から発車
 

姨捨駅に停車中
 

小野駅に停車
 

辰野駅では長時間停車
 

辰野駅出発セレモニー
 

岡谷駅に到着
 

岡谷駅で折り返しです
 

表示は「臨時」
 

裾花川を渡ります
 

初夏の篠ノ井線へ
  

姨捨の絶景
 

前面展望
 

アルプスは見えず・・・
 

松本に到着
 

塩尻で少々停車
 

列車は旧線へ
 

小野駅で停車
 

続いて信濃川島に停車
 

辰野駅での振る舞い(焼き鳥)
 

辰野駅で振る舞い(地酒)

川岸駅に停車

岡谷駅には工臨が留置中
 
復路:夕暮れの善光寺平を見ながら長野へ
 復路も岡谷駅から長野駅まで、快速辰野駅開業110周年号に乗車します。復路は、辰野駅を経由して長野駅を目指します。松本方面からの普通列車が遅れて1番線に入ったため、0番線からでるこちら側の列車は岡谷駅を少々遅れて発車。岡谷駅を出た時点でも、通路側はほとんど埋まってませんでした。列車は、昼下がりの旧線を進み辰野駅へ。辰野駅では、列車が遅延しているため停車時間は僅かと思いきや、飯田線からの列車が遅れていて接続を取るためしばらく停車となりました。そして、飯田線から来た213系(223M)との並びを撮影して辰野駅での一時は終わります。
 列車は、旧線内を各駅に停車して塩尻大門で新線と合流して塩尻へ。松本を過ぎて、列車は西日差す篠ノ井線を北上。帰路は、特にイベントもなく列車は淡々と進みます。車内も、乗客たちは疲れているのか静かです。列車は、山間部を抜けて進行右側の眼下に善光寺平を望むと姨捨駅に停車します。姨捨駅では、しばらく停車となるのでホームから夕日に染まる善光寺平を流れる千曲川の水面が光って見えるなど、この時間帯独特の光景を楽しむことが出きました・・・。が、ここから雨が降ってきました。姨捨を出た列車は、桑ノ原信号場で貨物列車と交換。篠ノ井駅では、少々停車して回1663M(しなの鉄道の定期回送列車)の退避をします。その後、列車は信越本線を進み終着の長野に到着しました。帰路は、夕日に染まる善光寺平の光景を楽しめたのが収穫でした。

帰路も岡谷から乗車
 

岡谷駅発車案内
 

岡谷駅0番線から発車
 

岡谷駅を間もなく発車
 

辰野駅で少々停車
 

辰野駅で213系(223M)との並び
 

夕暮れの姨捨の光景
 

長野駅に到着
 

列車は、すぐに旧線へ
 

辰野駅で少々停車
 

姨捨駅でしばらく停車
 

姨捨駅停車中
 

姨捨駅にて
 

ホームからの光景
 

444Mと交換 

篠ノ井で少々停車

長野駅に到着
 
 指定席券・記念品
 指定席券は、「えきねっと」を利用して辛うじて確保できました。知人の方の話だと窓口での時報打ちでも確保できなかったようで、なかなか競争率が激しかったようです。今回も、1ヶ月前の時点では1両分(1号車)が企画枠となっていたようで、2両編成の列車では半分が企画枠で抑えられていたということに、残り1両分の座席を目指して争奪戦が行われたようです。
 今回は、幸運にも往復とも進行方向右側の座席が確保できたので座席位置変更という考えもなく、そのまま乗車したので、頻繁には空席情況を(「えきねっと」で)確認していないのですが、私が見た限りでは1回も「△」の表示を見ることはありませんでした。
 長野支社の企画ですので、乗車記念品(乗車証・ポストカード)の配布はありませんでした。強いて言えば、辰野駅で配布された観光パンフレットを入れる袋に貼られていたシールが記念品でしょうか。

ビニール袋のシール
 

上り列車指定席券
 

下り列車指定席券