快速:スノーエクスプレス十日町号  長野−十日町
2016年 2月20日(土)乗車_ 
 十日町市で行われる「十日町雪まつり」に合わせて運転される臨時列車が今年も運転されました。信越本線経営分離後、初の運転となりましたが、列車名は「スノーエクスプレス十日町」のままで、運転区間も変わりません。
 ただ、車両はHB-E300(リゾートビューふるさと)が、同じ「十日町雪まつり」の団体列車に使用されたため、こちらの列車にはキハ110系「おいこっと」2両が使用されました。
 冬季間の「おいこっと」は、長野−戸狩野沢温泉での運転ですので、冬季に十日町まで運転される「おいこっと」の感覚で乗車してきました。
T.長野→十日町
 長野から快速スノーエクスプレス十日町号に乗車します。例年は、HB-E300(リゾートビューふるさと)が使用されるのですが、今年はHB-E300は十日町への団体列車に使用されるのでキハ100系(おいこっと)が使用されました。
 まぁ、春から秋まで運転された十日町までの「おいこっと」が冬季にも運転されると言った感じです。どうせなら、「おいこっと雪まつり号」とか違う列車名でも良かったかと思いますが・・・。まぁ。スノーエクスプレス十日町で定着してますしね。
 さて、長野を出た「おいこっと」を使用したスノーエクスプレス十日町号は8割ぐらいの乗車率で、しなの鉄道北しなの線を進みます。この区間も、キハ110で移動すると経営分離を感じさせません。遠くE2系が停車している長野新幹線車両センタ-付近を通過すると豊野に到着します。豊野からいよいよ飯山線に入ります。今日はあいにくの天候ですが、千曲川に沿って列車は北上。沿線は、春を思わせるような車窓で雪はありません。高社山と千曲川が一度に見えるビューポイントを通過すると、千曲川と離れて列車は飯山市街へ進みます。北陸新幹線の線路が見えると飯山駅に到着します。飯山駅は北陸新幹線との乗り換えができる北信濃の拠点駅になりましたので、飯山駅からの乗車が多く飯山からほぼ満席となりました。
 飯山を出るとそれなりの積雪があり、雪景色の信濃平を通過すると戸狩野沢温泉につきます。戸狩野沢温泉で早くも下車する人が何名かいましたので、最混雑区間は飯山から戸狩野沢温泉までとなりました。客層は、殆どが「雪まつり」を見に行く一般客で、乗り鉄などはほんの小数でJR東日本長野支社の思惑通りの客層と乗車率になったかと思います。列車は、戸狩野沢温泉を出ると再び千曲川に寄り添って北上します。県境の森宮野原でも数名の下車があり、列車は県境を超えて新潟県へ。千曲川も信濃川に名前を変えます。列車は、信濃川を渡り十日町へ入ってきます。十日町も雪はあるにはあるのですが、例年よりは各段に少ないです。車窓が、雪景色から市街地の風景に変わると十日町駅に到着します。
 やはり、HB-E300(リゾートビューふるさと)を使用しないので、スノーエクスプレス十日町号と言うよりは、おいこっと号に乗車した感じでした。
 

長野駅発車案内
 

今年は「おいこっと」で運転
 

長野駅停車中
 

十日町に到着
 

HB-E300団体と顔合わせ
 

歓迎の出迎え
 

本日は「快速」表示
 

長野新幹線車両センター付近
 

今年は雪が無いです
 

ゆっくり飯山線の旅
 

高社山と千曲川が見られます
 

飯山で少々停車
 

信濃平は雪景色でした
 

戸狩野沢温泉を出ます
 

再び千曲川に沿って北上
 

信濃川を渡ります
 

十日町も雪景色です
 

十日町に到着
 
 
U.十日町雪まつり
 十日町駅に到着後は、「十日町雪まつり」を折り返しまでの間で見物してきました。今年は、本当に雪が少ないようで道を歩く分には良かったのですが、前回は町のあっちこっちにあった雪像が少なく残念でした。ただ、メインの会場や各地区ごとの会場には、雪像の力作が並んでいて見ごたえがありました。また、甘酒のサービスも随所で行われていて温まることができました。
 雪まつりの雪像を見て歩いて、最後にキナーレ内の「明石の湯」(十日町温泉)に入浴して疲れを癒してから十日町駅に戻ります。十日町駅に戻ったのは、発車の30分ぐらい前でしたので教科書通りの理想的な観光ができたのではないかと思っています。

駅前イベント広場
 

多分200系新幹線
 

これはE2系新幹線
 

コミュニティー広場
 

十日町駅前
 

雪まつり巡回バス
 

市内には雪像が点在
 

「ちんころ」と生け花
 

本町1丁目の雪像
 

雪上茶室(外)
 

雪上茶室(中)
 

キナーレ広場
 

最後に明石の湯に入浴
 
 
V.十日町→長野
 十日町観光を終えて、快速スノーエクスプレス十日町号で長野へ戻ります。車内は、やはりほぼ満席の盛況ぶりです。が、下りと違い今回の上りは、乗り鉄も結構います。北越急行線に乗り入れた臨時列車からの乗継でしょうか。
 何はともあれ、ほぼ満席の盛況ぶりで快速スノーエクスプレス十日町号は十日町駅を発車しました。薄らと西日が差す雪景色の車窓を進み信濃川を渡り信濃川に沿って南下します。雪まつり見物で疲れているのか、往路の下りと違い復路の上りは車内も静かです。列車は、森宮野原の手前で長野県に入り信濃川も千曲川に変わります。森宮野原はすぐの発車となりましたが、桑名川で列車交換のためしばらく停車となります。その後も、千曲川に沿って南下し戸狩野沢温泉手前で千曲川と分かれて戸狩野沢温泉へ。その後、夕闇迫る信濃平の雪原を通過して飯山に到着。飯山では19分の停車となります。新幹線の乗換駅ですので結構降車する人が多くいました。
 飯山を出ると車窓も見難くなります。辛うじて見える千曲川でしたが、立ヶ花あたりで暗く見えなくなります。列車は、夜の飯山線を淡々と進み豊野駅へ。豊野駅から、しなの鉄道北しなの線を走り長野に到着しました。
 

始発の十日町
 

十日町駅停車中
 

飯山駅で少々停車
 

長野に到着
 

十日町停車中
 

1番ホームにて
 

十日町を発車
 

信濃川を渡ります
 

信濃川に沿って南下
 

森宮野原にて
 

千曲川に沿って南下

夕暮れの信濃平付近

飯山駅で少々停車
 
W.指定席券
 指定席券は、1ヶ月と7日前に「えきねっと」で予約はしましたが、ロング席(下り)にボックスのB席(上り:進行反対の通路側)でしたので、一旦手数料を払って払い戻しして新たに指定を取り直す事にしました。ただ、満席の状態が長い期間続き払い戻しを後悔したこともありましたが、3日前に無事に往復とも進行方向窓側の1列席を予約できました。また、号車も上下で違いましたのでこちらも良かったです。

下り列車指定券

上り列車指定券