快速:北アルプス雪見列車号  茅野→白馬/白馬→松本
2016年 9月27日(土)乗車_ 
 ここ数年、冬の大糸線直通の臨時列車として恒例の快速北アルプス雪見列車号が、今年も茅野〜白馬で運転されました。
今年は、南小谷までの運転は無くなり白馬までに短縮されました。
 車両は、千葉支社所有の多目的電車「ニューなのはな」号が使用されました。長野支社では、2011年11月に快速ニューなのはな信濃路号として長野〜茅野で運転されています。この時は、普通車扱いで座席仕様での運転でしたが、今回はお座敷仕様のグリーン車扱いでの運転となり、冬の大糸線をお座敷列車での運転を楽しめました。
    
特急しなの4号と特急あずさ8号で茅野へ

特急しなの4号(長野7:44−松本8:35)
 
 長野から茅野までは、信州特急料金回数券を利用して「しなの4号」と「あずさ8号」を乗り継いで移動します。
 特急しなの4号は、8両編成ですので指定席にも余裕がありそうですが、早めに長野駅に到着したので自由席に並ぶことに。今日は、空いていて好みの座席を確保できました。
 特急しなの4号は、自由席も大した混雑もなく松本に到着し、特急あずさ8号に乗り換えます。
 特急あずさ8号は、東京行と言うことで久しぶりに「あずさ号東京行」のアナウンスを聞くことができました。あずさ8号は、松本を出る時点では空いてましたが、塩尻から先は結構座席が埋まりました。茅野には30分ほどで到着しました。
(信州特急料金回数券は、しなの号のみ指定席の空席を利用可能。また、「しなの」「スーパーあずさ」「あずさ」の乗継も可能)

特急あずさ8号(松本8:51−茅野9:21)
 

特急あずさ8号は東京行
 
 
快速北アルプス雪見列車号で白馬へ
 茅野駅から快速北アルプス雪見列車号に乗車します。今年は、千葉支社所有の「ニューなのはな」をお座敷仕様のグリーン車として運転します。過去にも「ニューなのはな」には乗車したことがありますが、特急フラワービーチさざなみ号・快速ニューなのはな信濃路号・臨時特急しおさい92号は全て座席での運転でしたので、お座敷仕様の「ニューなのはな号」は初めての乗車となります。
 撮影も終えて車内へ入ります。堀こたつ式のお座敷になっているのでゆったりと座っていけそうです。そろそろ発車時刻となるのですが、車内はガラガラのままです。まだ始発の茅野駅を発車するところですのでこれからに期待です。
 茅野を出た北アルプス雪見列車は、上諏訪を出て諏訪湖畔を進みます。塩嶺トンネルを通過して塩尻駅に停車。続いて松本に停車します。
 松本では、しばらく停車となりますのでこの間に売店で酒や弁当を買い込みます。発車時刻間際になりましたので、空席のままの知人の方の隣へ移動します。売店で買い物も済んで松本から先の大糸線が本番です。相変わらず空席の方が多い状態ですが、松本から乗客は増えました。車内も多少は賑やかになります。列車は、梓川を渡り安曇野に入ります。穂高では、しばらく停車時間があります。豚汁の振る舞いがありましたので、撮影後に豚汁を賞味しながらゆっくりとした時を過ごします。今年は厄年なので、近くの穂高神社へ参拝すれば良かったと豚汁を食べた後に気が付いた。しかし発車直前に・・・。
 北アルプス雪見列車は、穂高を出て再び雪を目指して北上します。沿線は、多少雲に隠れてはいますが、北アルプスの山々も見ることができます。高瀬川を渡ると信濃大町に到着します。僅かな停車時間でしたが、地元酒とりんごジュースの振る舞いがありましたので、地元酒の2種類(清酒と濁り酒)を確保。ちょうど、松本で購入したビールが終わりハイボールも半分を割っていたので思わぬ場所で補給ができました。信濃大町を出ると、海ノ口駅を通過して木崎湖、中綱湖、青木湖と景色の良い区間を通過します。車窓には、ついに雪が日陰の場所を中心に見ることができるようになりました。そして、簗場付近からは積雪は僅かですが雪景色となり、ようやく雪見列車の本領が発揮されるかと思ったところで終点白馬の到着放送が・・・。今年の北アルプス雪見列車号は、南小谷まで運転されず白馬駅が終着駅となります。列車は、白馬駅3番線に到着し往路の旅が終了しました。
 

茅野駅発車案内
 

茅野駅に停車中
 

北アルプス雪見列車(茅野9:42−白馬12:21)
 

本日は、お座敷列車で運転
 

松本駅で少々停車
 

白馬駅に到着
 

今年は白馬駅が終着です
 

白馬駅舎
 

お座敷列車ですが空席多数
 

諏訪湖畔を走ります
 

塩尻大門を通過
 

松本で少々停車
 

行先表示は「臨時」
 

松本から本番です
 

梓川を渡り安曇野へ
 

穂高駅に到着
 

穂高駅で少々停車
 

豚汁の振る舞いもありました
 

列車は冬晴れの中を北上
 

高瀬川を渡ります
 

信濃大町に停車
 

信濃大町での振る舞い酒
 

木崎湖付近を通過
 

中綱湖付近を通過
 

青木湖付近を通過
 

白馬が近づくと雪景色に
 
白馬にて(八方温泉と詩の小徑)
 白馬駅では折り返しに時間があるので、白馬駅から徒歩で行かれる八方温泉「みみずくの湯」へ行ってきました。貰ったパンフレットを見ると高アルカリ温泉で無色透明な温泉です。今回行った「みみずくの湯」は、日帰り温泉施設で規模は大きくありませんが、露天風呂もあり雲の切れ目から白馬三山も見ることができました。
 続いて、大糸線の線路を挟んで反対側の「詩の小徑」を通って大出へ向かいます。例年なら雪で通ることはできませんが、今年は全く雪が無くこの時期でも通行できます。この道の先に「大出の吊り橋」があり、良い撮影ポイント(風景)があり、冬晴れの雪景色も美しいと聞いてはいたのですが・・・。何分雪が無いので初冬のような風景でしたが、こちらは通常の道路を歩いても行かれますので来年の冬に期待したいところです。
 最後に、白馬駅裏の細長い公園にある「木流しかさ地蔵」を見て白馬駅に戻ります。白馬駅に到着したのは、発車の30分前でちょうど良い時間に戻れました。
 

みみずくの湯で八方温泉に入浴
 

詩の小徑を散策
 

大出の吊橋
 

木流かさ地蔵
 
 
快速北アルプス雪見列車号で松本へ
 白馬での滞在も終えて、帰路も快速北アルプス雪見列車号で松本まで戻ります。
 帰路となる上り列車も空いていて、知人の方と一緒に座ることができました。白馬駅を発車して少しの間は車窓も雪景色でしたが、信濃大町に到着する頃には雪も見られなくなりました。車窓の景色も夕暮れの景色に変わり、撮影ポイントの安曇沓掛付近も大した混雑ではありませんでした。往路では少し飲みすぎた感じもありましたので、帰路は缶ビール1本とつまみに「柿の種」を買ってゆったりと過ごします。こういう時は、お座敷車両の方が雰囲気が出ますね。
 穂高駅では少々停車時間がありましたが、特にイベント等もなく先頭部の撮影等をして過ごします。穂高を出ると列車は松本を目指して進みます。梓川を渡ると松本の市街地に入り松本駅に到着。
 北アルプス雪見列車号は茅野まで運転されますが、復路は帰宅に便利な松本駅で下車します。松本駅を発車する北アルプス雪見列車号を見送り、快速リゾートビュー諏訪湖号に乗り換えるため2番ホームへ移動します。
 

北アルプス雪見列車(白馬15:36−松本17:15)
 

白馬駅で発車待ち
 

行先表示は「お座敷列車」
 

松本に到着
 

雪景色の白馬を出発

帰路もお座敷列車の旅
 

信濃大町に停車
 

信濃大町にて
 

高瀬川を通過
 

日も暮れてきました
 

安曇沓掛付近を通過
 
穂高駅にて少々停車

穂高駅にて
  
   
快速リゾートビュー諏訪湖号で長野へ

リゾートビュー諏訪湖号(松本18:11−長野19:44)
 
 松本からは、臨時快速快速リゾートビュー諏訪湖号に乗車して長野へ戻ります。実は、前日に「えきねっと」で空席確認した時点では、2号車がほとんど埋まっていて1人用の席は空いていたのですが、混雑していると嫌なので回避したのですが、到着した列車を見ると2号車は無人・・・。
 松本から団体でも乗るかと見ていましたが、そのような兆候もなし。結局は、知人の方と前後でとなり合った席でしたので1号車に乗車しましたが、2号車は松本を出ても無人でした・・・。
 この列車、臨時列車ですので仕方ないのですが、運転停車が結構ありました。ただ、姨捨で停車時間があったのは良かったです。夜景もゆっくり見ることができました。
 列車は、ゆっくりと篠ノ井線を進み長野には定刻に到着しました。
 2016年最初の乗り鉄の旅も無事に終了しました。

松本駅発車案内

行先表示は「臨時」

姨捨駅で少々停車
 
指定席券
 指定席券は、1ヶ月と7日前に「えきねっと」で事前予約をしました。結果的には、車内はガラガラだったのですが、帰路の指定券は、車内の閑散ぶりの割に隣同士で固まって埋まった席でした。空いた席に座ったので特に実害もありませんでしたが、この空き具合でなんでB席が出てきたか不思議でした・・・。
 

下り列車指定席券

上り列車指定席券