大糸線(北松本〜信濃常盤)開業100周年  
快速:大糸線100周年号  松本−信濃松川
2015年 9月26日(土)乗車_ 

 大糸線(北松本〜信濃常盤)の開業100周年を記念して、松本〜信濃松川間で快速大糸線100周年号が運転されました。
 車両は、現在では大糸線には入線しないE351系(スーパーあずさ)4両(付属編成)が使用され、かって南小谷まで乗り入れていた姿が再現されました。ヘッドマークは、松本側のみシール式のヘッドマークが準備されました。
 運転初日となった9月27日は、豊科駅と信濃松川駅で出発式が行われました。

   
リゾートビューふるさと号で松本へ【長野9:04−松本10:29】
 長野から快速リゾートビューふるさと号で松本へ向かいます。座席は、直前で一人用の席に変更して快適に移動します。長野駅を定刻に発車した列車ですが、中央東線の人身事故の影響で稲荷山の列車交換から遅れ始め、姨捨到着時点で最大14分まで遅延しましたが、停車時間などを調整して松本には1分遅れでの到着となりました。
 なお、楽しみにしていた189系長野車との桑ノ原信号所での交換は遅れありましたが所定通り行われました。
   
 
   
大糸線100周年号で信濃松川へ【松本11:25−信濃松川12:11】
 松本から快速大糸線100周年号に乗車します。初めに松本車両センタ−からの出区を狙います。本日の編成は、E351系S23編成で、ヘッドマークは非貫通先頭車の松本側にだけシール式の物が貼られています。
 駅での撮影も終えて、そろそろ発車時刻となるので車内へ。E351系に乗車するのも久しぶりです。松本を出た列車は、松本を発車して大糸線を北上します。E351系で松本以北を乗車するのは本当に久しぶりです。列車は、北松本の先で篠ノ井線と分かれて北上します。車内は、6割ぐらいの乗車率で記念列車として少々寂しい車内です。列車は、往年の南小谷行の特急スーパーあずさ号を思わせる走りで、梓川を渡り秋の安曇野に入ります。
 豊科駅では、出発式のためしばらく停車となります。出発式が終わると、列車は再び北上して穂高へ。穂高での停車時間は僅かで、稲刈りが済んだ田園地帯を快調に進み、終点の信濃松川駅に到着しました。
 短い時間でしたが、大糸線で久しぶりにE351系の旅が楽しめました。列車は、しばらく停車した後に回送列車として信濃大町へ向かいました。
  

松本車両センタ−から出区するE351系S23編成
 

松本駅4番線に入線します
 

松本駅停車中
 

ヘッドマークは1号車側のみ
 

方向幕の表示は臨時
 

間もなく松本を発車
 

豊科駅出発式
 
 
信濃松川駅に到着
 

松本駅発車案内
 

始発の松本駅
 

篠ノ井線と分かれます
 

梓川を渡ります
 

列車は秋の安曇野へ
 

E351系車内
 

4326Mと交換
 

豊科駅にてしばらく停車
 

穂高は僅かな停車
 

犀川を渡ります
 

秋の大糸線を北上
 

終点の信濃松川に到着
  
 
    
信濃松川にて
 信濃松川駅での折り返し時間では、駅前の「セピア安曇野」で鉄道グッズ関連の展示などが行われていて、先着で記念入場証が配布されました。また、駅前広場では太鼓演奏や合唱などのイベントが行われ、出店もありましたので無料で振舞われた「豚汁」を楽しみつつ昼食を食べながらのんびりとした一時を過ごすことができました。
 

信濃松川駅
 

駅前広場での太鼓演奏
 

ここで昼食

鉄道グッズ展示会での記念入場証
 
   
大糸線100周年号で松本へ【信濃松川14:35−松本15:19】
 帰路も、快速大糸線100周年号に乗車します。本来は、信濃松川駅でしばらく停車して出発式などが行われる予定でしたが、今朝方の人身事故の影響で特急あずさ号が遅れている関係で運転整理が行われ、信濃大町からの回送列車は40分くらい遅れての入線となりました。それでも、発車までに余裕がありましたので出発式をしばらく眺めてから車内に入りました。
 信濃松川発車時点で、明らかに往路よりは乗車率が良くなく空いています。私の隣も誰も来ませんでした。大糸線は、まだダイヤが乱れていて、大糸線100周年号も4分遅れでの発車となりました。今日は、あいにくの天候でアルプスは往復ともに見ることはできませんでした。復路となる上り列車は、始発の信濃松川駅以外では出発式などの行事もなく、列車交換の運転停車を除いては豊科駅での数分停車したのみで、列車は梓川を渡り安曇野に別れを告げて松本駅に到着します。往復ともに短い距離と時間の乗車となり、あまり書くこともありませんでしたが、E351系に揺られて大糸線に乗り入れていた特急スーパーあずさ号を思い出させてくれる貴重な乗車となったことだけは事実です。
 
 最後に松本駅5番線から松本車両センタ−に入区するE351系S23編成の入換の光景を見て、長野行の特急しなの号に乗り換えるため3番線へ移動しました。
 

信濃松川駅に入線
 

ヘッドマーク
 

信濃松川駅停車中
 

信濃松川駅での出発式
 

豊科駅停車中
 

役目を終えて松本車両センターへ戻るS23編成
 

出発式
 

今日はアルプスは見えず
 

有明で3325Mと交換
   

穂高は僅かな停車
 

豊科で少々停車
 

豊科駅ホームの裸婦立像
 
 
蕎麦畑を走り

梓川を渡り松本へ
 
終点松本に到着
 
   
特急しなの15号で長野へ【松本16:04−長野16:55】
 松本からは、特急しなの15号で長野へ戻ります。6両編成で混雑するかと思いましたが、信州特急料金回数券(特急しなの号の指定席の空席も利用可能)を持っていたので、先頭部の撮影後に指定席の空席狙いで乗車をしました。
 2号車の指定席はやや混んでいましたが、3号車の指定席は比較的空いていたので、窓割が良い位置で着席。これで長野まで快適に移動できます。今日の特急しなの15号は量産先行車のA1編成でした。この編成に乗車するのも久しぶりです。松本を出た列車は、途中の明科で停車します。明科でも、正規の特急券(指定席)を持った乗客が何人か乗車してきました。ちょっと驚きましたが、まぁありえない話ではありませんので、指定席の空席選びも運ですね。
 列車は、夕闇迫る善光寺平を見ながら姨捨を通過してほぼ定刻に長野駅に到着しました。
 
 
指定席券と乗車証
 指定席券は「えきねっと」を利用しましたが、最後まで満席になることはありませんでした。また、座席位置も結構選べる状態でしたので、一旦予約した後で座席位置変更をして窓割の良い座席に変更しました。座席位置にさえ拘らなければ、発車当日の朝でも窓側が僅かながらありました。
 記念品の方は、各種観光パンフレット・林檎・りんごジュース・お米(「鈴ひかり」2合)の他に、乗車証明書と乗車記念カードが配られました。乗車証明書・乗車記念カードともに表面は共通のデザインですが、裏面は何種類か(車両の種類が)あったようです。なお、各種記念品と乗車証は往路(下り)のみの配布となりました。(一部記念品は、信濃松川駅駅前にて配布)
  

下り列車指定席券
 

上り列車指定席券
 

記念乗車カード(表)
(松本運輸区・信濃大町駅)
 

記念乗車カード(裏)
(松本運輸区・信濃大町駅)
   


記念乗車証(表)
   

記念乗車証(裏)