団体:ありがとう189系N101編成号  塩尻→長野
2015年 5月17日(日)乗車_ 



  
 北陸新幹線金沢開業によるダイヤ改正以降、長野総合車両センター内に留置され一度も営業運転に入らなかった183系・189系N101編成が、ついに引退することになり団体臨時列車「ありがとう189系N101編成」として、塩尻から長野まで運転されました。この日は、臨時快速桔梗ヶ原ワイナリー号も運転され、この列車と合わせて長野〜塩尻を往復された方が多かったです。
 183系・189系N101編成は、臨時快速桔梗ヶ原ワイナリー号と団体列車ありがとう189系N101編成号での長野〜塩尻の1往復が、ダイヤ改正後の最初で最後の営業運転となりました。

183系・189系N101編成での最後の旅
 183系・189系N101編成も、団体列車「ありがとう189系N101編成」の運転が営業運転最後となります。
 快速桔梗ヶ原ワイナリー号の折り返しとなるため、車内整備を実施するためドアが一旦閉まります。この間に撮影をしましたが、幕の調子は芳しくなく車両によって表示が異なっています。前の表示を直すと後ろの表示が違い、後ろの表示を直すと前の表示が・・・。という感じで、塩尻駅発車直前は、6号車が「快速」。5号車〜1号車「団体」の表示でした。塩尻駅で、写真撮影等を終えて車内へ入ります。指定された席は6号車で、簡易リクライニングシート車のクハ183-1528です。この編成に連結されているクハ183が最後の稼働車両ですので、183系の最後に乗車できるのは非常に幸運でした。
 塩尻駅を定刻に発車した、ありがとう189系N101編成号は長野ヘ向けて最後の花道を進みます。今回の団体のために使用された車両は、前の3両(6号車〜4号車)のみで、後ろ3両(3号車〜1号車)は締め切り扱いでカーテンが引かれています。車内では、往年の「あさま」「あずさ」等で使用された車内チャイム(信濃の国・雪山賛歌・ふるさと)が案内の前後に流れます。列車は北上して、松本駅で少々停車となります。相変わらず幕の調子が悪いようで、ヘッドマークは前が「快速」、後ろが「臨時」になっています。松本を出ると、いよいよ新緑が美しい篠ノ井線の山間部に入ります。今日は、北アルプスの山々も見えて撮り鉄日和・乗り鉄日和になりました。明科で、少々運転停車した後は、トンネルを通過して西条を通過し坂北駅に到着します。
 
 坂北駅では、183系・189系N101編成のヘッドマーク・方向幕を回して撮影会が行われました。(詳細は、下の記事をご覧ください)。また、停車時間中に115系N9編成(湘南色)使用の2239Mがホームを挟んで並び、先に発車するという懐かしい出会いも見ることができました。坂北を出ると撮影地が続きます。聖高原手前のカーブも大勢の方で賑わっています。聖高原を過ぎて、有名な撮影ポイント2ヵ所を通過しますが、どちらのポイントも凄い人出で車内からも驚きの声が・・・。冠着で交換列車待ち合わせで少々停車し、トンネルを抜けると視界が開けてきて、眼下に善光寺平を見ながら列車は姨捨を通過します。姨捨の次の桑ノ原信号所で停車します。もちろんスイッチバック運転を行います。183系・189系N101編成が桑ノ原信号所に入るのも最後になるので、こちらも撮影のために来られる方が多かったです。桑ノ原信号所を出ますと列車は、高度を下げて善光寺平に入り稲荷山駅を通過します。稲荷山の先の撮影ポイント2ヵ所も大勢の方が撮影に出ておられました。篠ノ井を通過して信越本線に入り、いよいよ183系・189系N101編成の旅も終盤です。犀川橋梁を渡り長野市街地に入り、485系いろどり号が留置線で出迎える中を長野駅2番線に堂々と到着しました。これで、183系・189系N101編成の営業運転は終了しました。特に、4号車(モハ188-28)・5号車(モハ189-28)は私が生まれた年に製造された車両ですので、これで営業運転を終了して引退とは寂しい限りです。
 183系・189系は、表示を「団体」から「回送」に表示を変えますが、「団体」(4番)の直近にある「回送」(6番)を使わず、「快速」「普通」「妙高号」「[快速]妙高号」の表示を出して25番の「回送」表示を使い、最後のひと仕事として長野総合車両センターに引き上げました。「妙高号」等183系・189系長野車を撮影に行くと、今までで一番遭遇した回数が多かった183系・189系N101編成・・・。いろいろありましたが、その姿が見えなくなるまで見送り改札を出て帰宅しました。
 
<動画>
 ・〜車窓〜桑ノ原信号所スイッチバック ありがとう189系N101編成号長野駅引上
  

編成写真が撮れるのは塩尻だけ
 

N101編成を横断幕でお見送り
 

「快速」表示で長野へ出発
 

6号車のクハ183に乗車
 

長野に到着

183系・189系N101編成の営業運転が終わりました



始発の塩尻駅
 

このモニュメントともお別れ
 

塩尻駅で発車待ち
 

快速表示ですが団体です
 

6号車の幕装置が不調の模様
 

塩尻を発車します
 

間もなく松本
 

松本で少々停車
 

北アルプスも綺麗に見えます
 

坂北で撮影会のため停車
 

2239Mが先に発車
  

新緑の篠ノ井線を北上
 

有名ポイントは大勢の人が・・・
 

善光寺平を見ながら姨捨を通過
 

桑ノ原信号所で停車
 

篠ノ井駅を通過
 

犀川橋梁を渡り
 

長野駅に到着
 

長野に到着

しばらく停車します

幕回し中に「妙高」が・・・
 
坂北駅での幕回し
 坂北駅では、停車時間を利用してヘッドマーク・方向幕の回転を行いました。「妙高号」「快速妙高号」を始め、「あさま」「はまかいじ」「あずさ」「かいじ」など懐かしいヘッドマークも表示されました。なお、撮影に配慮して坂北駅では停止位置を変更して、9両停目より20m西条よりの地点に手旗指示により停車させて行われました。
 3月の快速ありがとう信越線号とは違い、主なヘッドマーク(イラストマーク)の位置で止めてくれましたので余裕をもって撮影できました。
 

団体
 

快速
 

普通
 

妙高号
 

[快速]妙高号
 

白幕
 

回送
 

あさま
 

あさま(拡大)
  

はまかいじ
 

快速アルプス
 

ファンタジー舞浜
 

おはようライナー

あずさ

かいじ
 
 
記念品など

参加用の「びゅう」バッチ
 
 今回の乗車は、びゅう予約センターへ電話をしてクレジットカードで支払い、案内書と参加バッチが郵送で送られてきたので「会員券」はありません。今までなら、カードの支払伝票と「会員券」(万が一の払い戻しに必要)が郵送されてきたのですが、来ないものは仕方ありません。(話を聞くと、びゅうプラザで支払いをした方々はその場でもらえたようです。)
 さて、記念品の方はHPで予告された通りの内容です。記念乗車証明書・乗車記念プレート・弁当(掛け紙付)となっていました。掛け紙は、弁当とは別に記念品と一緒に手渡されました。
 弁当については、塩尻駅構内で駅弁を販売している「カワカミ」が担当し製造した「ありがとう189系N101編成乗車記念特製幕の内弁当」が配布されました。

案内書(一部画像加工)
 

乗車記念プレート(表)
 

乗車記念プレート(裏)
 
 

記念乗車証
 

記念弁当の掛け紙
 

記念弁当

記念弁当中身