特急:とれいゆ つばさ1号  福島−新庄(山形新幹線)
2015年 5月10日(日)乗車_ 
 昨年の夏に運転を開始した、特急とれいゆ つばさ1号に乗ってきました。ゴールデンウィーク明けの乗車でしたので、車内も空いていて、足湯利用券も買えて福島−新庄間で、新幹線車両初のジョイフルトレインの旅を堪能できました。
 まさか、新幹線車両で足湯を体験できるとは考えことすらありませんでしたので不思議な体験でした。
 この列車は、土曜・休日を中心に福島−新庄を1日1往復運転しています。全車指定席ですので指定席特急券が必要です。また、足湯(16号車)は「足湯利用券」が無いと入れません。見学のみで立ち入ることもできませんので注意が必要です。
  
足湯に浸かりながら板谷峠越え

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ロゴマーク

座席番号
 
 福島から特急とれいゆつばさ1号に乗車します。昨年は乗車する機会がありませんでしたので、念願叶っての乗車となります。ゴールデンウィーク直後と言うことで車内も空いていて、「足湯利用券」も問題なく購入できました。
 とれいゆ つばさ1号は、福島駅の在来線ホームから発車するため不思議な感じでの旅のスタートとなりました。福島駅から山形新幹線の高架を見上げて、大きく回り込んで福島駅新幹線ホームへの線路と合流して、奥羽本線(山形線)を新庄へ向けて進みます。庭坂のカーブを過ぎると、だんだんと山間部に入り新緑の板谷峠越えを始めます。列車は、新緑の山間部を進む頃、足湯の利用時間となりましたので16号車へ移動。足湯に浸かりながら、新緑の板谷峠を超えるという不思議な体験をしてきました。
 その後は、座席に戻って初夏の山形盆地の景色を堪能していると列車は山形駅に到着します。山形駅では、少々停車しますのでホームで気分転換と撮影。車内に戻ると、山形で降りた方も結構いたようで、空いていた車内が更にガラガラになりました。山形を出ると、左沢線・仙山線と次々に分かれて北上します。天童を出ると、だんだん天候が悪くなってきて、大石田からは今にも雨が降り出しそうな天気となってきました。
 間もなく終着の新庄と言うところで、乗車記念の根木ストラップが配布されました。とれいゆ つばさ号のオリジナルで、途中駅では配られた様子がありませんでしたので、乗客の少ない新庄までの乗客への特典だった可能性があります。車窓に、これから乗車する陸羽東線が見えてくると終点の新庄に到着します。
 

始発駅の福島
 

発車案内
 

福島駅停車中
 

福島駅停車中
 

お座敷車両に乗車
 

福島を発車
 

田園地帯を通過
 

新緑の板谷峠越え
 

米沢盆地は田植前
 

山形に到着
 

山形駅停車中
 

山形駅乗車口案内
 

山形を発車
 

仙山線が分かれます
 

列車は天童市内へ
 

新庄に近づくと天候が・・・

陸羽東線が近づくと新庄です

新庄に到着
 
とれいゆ つばさ号の車内
 とれいゆつばさ号は、元秋田新幹線用のE3系(R18編成)を改造した車両で6両編成となっています。基本的にお座敷の指定席が中心となっていますが、お座敷といえども座面のみが畳でボックス仕様の座席となっています。ただ、横幅は広くなっているのでゆったりと座ることができます。
 普通車の指定席は、11号車で「こまち」時代のグリーン車のまま大きく手を加えられていません。と言うことは、指定席料金でグリーン車の座席で移動できると言うことで、大変お得となっていて普通車指定席は大勢の方が乗車していました。
 その他は、15号車が湯上りラウンジでバーカウンターで日本酒などを楽しむことができます。また、16号車は足湯になっています。足湯については、この後に説明したいと思います。

お座敷タイプ(12号車〜14号車)
「語らいの間」
  

座席タイプ(11号車)
  
  

湯上りラウンジ(15号車)
「モノや人との出会いの間」

足湯(16号車)
「くつろぎの間」
  
 
16号車は名物の足湯
 16号車は、とれいゆ つばさ号名物の「足湯」になっています。足湯に入るには、「びゅう」の専用パックに申し込むか、当日販売の足湯利用券を購入する必要があります。当日発売の「足湯利用券」は、列車が入線してドアが開いたと同時に15号車の売店で発売するので早めに購入する必要があります。なお購入の際には、特急券(指定券)の提示が必要となります。
 その後は、指定された10分前に15号車で待機していると、湯守アテンダントが案内してくれます。なお、15号車の先は「足湯利用券」が無いと入ることはできない(見学もできない)ので、16号車へ入りたければ「足湯利用券」を購入する必要があります。
 16号車に移動すると、「とれいゆ つばさ」特製のタオルとビニール袋が貰えますので、使いたければ使えばいいですし、貰ったタオルは保存して自分用のタオルを持ち込んでも大丈夫です。ソファーで前の人が利用し終わるのを待ちます。多くの人が利用できるように時間のロスを減らしているのだそうで、前の人の利用時間が終了して周囲をタオルでふくとすぐに利用できます。温泉では無く循環式のお湯ですが、列車内で足湯に浸かれるとは何とも不思議な15分でした。  

利用券を購入します
 

案内券も同時に渡されます
 

16号車(足湯)入口
 

利用券が無いと入れません
 

中へ進みます
 

タオルが貰えます(自宅で撮影)
 

車内の雰囲気
 

噂の足湯です
 

お湯は循環式になっています

見上げると天井は温泉マークを意識したデザイン
 
 
指定券・記念品

特急券
(穴は画像加工でふさぎました) 
 とれいゆつばさ号の指定席券は空席が多かったのか、びゅうの枠が解放された後だったのか、比較的余裕で購入できました。こまち号じだいのグリーン車座席がそのまま設置されている11号車の座席指定席は、人気が高く混み合っていましたが、お座敷の方は3両あるので空いていました。お座敷の方は、ボックス席になっているので、進行方向窓側がどの席か問題になりますが。4人掛けボックスは、A席が新庄行の進行方向。D席が、福島行の進行方向になります。2人掛けの向かい合わせ席は、E席が新庄行の進行方向。F席が福島行の進行方向となります。
 
 記念品の方は、新庄駅到着前に「とれいゆつばさ号」オリジナル根付ストラップが貰えました。山形駅到着前には配布されませんでしたので、新庄まで乗った乗客がもらえた模様です。

根付ストラップ
とれいゆつばさ号のオリジナルです