北陸新幹線金沢開業:長野発金沢行1番列車 |
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■新幹線:はくたか591号 |
長野−金沢 |
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2015年 3月14日(土)乗車_ |
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2015年3月14日、新幹線がついに北陸に到達しました。長野新幹線を延伸する形で、長野−金沢間が開業。正式な路線名である北陸新幹線(金沢までですが)として開業の日を迎えました。
今回の北陸新幹線金沢開業に際して、長野始発金沢行きの「はくたか591号」(長野発金沢行1番列車)に乗車しました。昨年のE7系登場時には「グランクラス」を体験しているので、今回は普通に指定席で金沢まで乗りました。予想より車内は空いていましたが、富山からの乗客が多かったのには驚きました。そして、終着駅の金沢はお祭り騒ぎで、身動きができないほど駅構内が混雑した時間帯もありました。 |
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T.はくたか591号(長野発金沢行1番列車)
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須坂駅から始発の長野電鉄で長野へ。通路を移動して新幹線改札へ行くと、発車案内には目新しい「はくたか」「金沢」の文字。新時代が始まったことを予感させるひと時でした。そして、発車ホームの11番線へ。そういえば、昨年3月のE7系「あさま」デビューの1番列車も11番線でした。E7系絡みの記念行事は、長野駅では11番線に縁があるようです。ゆっくりとした速度で、E7系F1編成が入線してきました。私の予想だと、金沢発東京行の1番列車にW7系W1編成。東京発金沢行の1番列車にE7系F1編成を投入すると予想していたので、E7系F1編成の登板は予想外でした。ホームの先頭では、出発式が行われていましたが見ることはできませんでしたので、早々に車内に入り発車を待ちます。車内放送の「北陸新幹線はくたか」の表現が新鮮です。そして、6:11に定刻に長野を発車。さて、注目の車内オルゴールは・・・。一部のファンの方々が緊張して流れるのを待ちます。結果的には従来通りで、北陸新幹線専用のオルゴールは登場しませんでした。
列車は、加速しながら長総付近を通過。何時も見ている高架下を通過します。高架下で、長総を行き交う車両を見ているときは、頭上を走る新幹線の走行音を聞いて新幹線からはどのような景色が見えるのだろう思っていましたが、予想以上に良く見えて感激しました。列車は、数分で長野新幹線車両センターを通過してトンネルへ・・・。トンネルを抜けるともう飯山です。反対ホームでも歓迎行事が行われていました。飯山を出ると、またトンネル・・・。仕方ないですね。車内の方は、あの満席表示の日々は何だったのかと思えるぐらい空席が多いです。列車は、トンネルを抜けて上越妙高へ。はるか先に山は見えません。あるのは日本海です。でも、もう少しお預け。上越妙高を出るとまたトンネルです・・・。でも、トンネルを抜けた先は・・・。車窓に日本海が。北陸新幹線から見る朝の日本海。これを見たいがためにA席の確保に全力を注ぎました。糸魚川を出ると、親不知を抜けるためまたトンネル。でも、トンネルの合間から日本海が見えるので楽しいです。普段、海とは無縁の生活なので。黒部宇奈月温泉を出ると、黒部トンネルなど何ヵ所ものトンネルを抜けて富山へ。さすがに、富山での乗車は多かったです。富山を出ると、しばらく海沿いの平野部を走ります。新高岡からは、能登半島があるので内陸を走り終点の金沢に到着します。周囲の乗客の言葉は、「早い」これに尽きます。
長野を出て1時間27分で、須坂を出て2時間13分(長野電鉄乗り換え時間含む)で、金沢駅新幹線ホームに降り立ちました。まだ時間は、7:38・・。E7系の撮影をして、お祭り騒ぎの金沢駅構内を出て駅前広場に出ても7:50。ゆっくり金沢市内の観光ができそうです。(観光は、旅行記を参照) |
長野駅を6:11に発車
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長野駅で発車を待つ「はくたか591号」
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金沢には7:38に到着
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金沢に到着した「はくたか591号」(左)
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長野駅コンコース
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ついに3月14日を迎えました
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目新しい発車案内
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E7系F1編成が入線
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先頭では出発式が
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長野駅に停車中
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行先表示
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車内の電光掲示板
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6:11長野を発車
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長野市街を北へ
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居町踏切付近
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長総の観察場所付近
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長総付近を通過
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豊野付近を通過
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中野市付近を通過
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飯山駅停車案内
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飯山駅停車
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歓迎イベント
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車内の様子
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トンネルを抜けると新潟県
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上越妙高駅到着案内
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上越妙高駅に停車
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旧信越本線(えちごトキめき鉄道)
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そして待望の日本海
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糸魚川到着案内
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糸魚川に停車
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車窓には日本海
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黒部宇奈月温泉停車案内
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黒部宇奈月温泉に停車
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日本海を眺めて西へ
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列車は富山市内へ
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富山駅停車案内
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富山駅に停車
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富山駅構内
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神通川を渡ります
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平野部を快走
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新高岡停車案内
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新高岡に停車
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特急しらさぎ号(回送)と並走
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金沢駅停車案内 |
金沢に到着 |
金沢駅前広場 |
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U.特急券
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北陸新幹線長野発金沢行の1番列車となる指定席券は、あまり人気が無かったようで1ヶ月前の10時発売から完売まで7分かかったそうです。その日は、休出でしたので「えきねっと」で状況を見ましたが、JR東日本が報道にそのように発表してテレビ・新聞に報道されたのですからそうなのでしょう。(瞬殺にはならなかったのは事実です。)
さて、最初に入手できた指定券は、5号車のD席。決して安くはない金額での乗車なので、窓側でないのは話になりません。その後(2/12の昼過ぎ)、10号車E席の確保に成功。しかし、これは山側です。どうせなら、北陸新幹線の車窓から日本海が見たいのでA席が良いということで、ここから地獄ような空席照会が始まります。毎日毎日、暇があれば「えきねっと」「5489」「指定席券売機」と交代で指定席の空席をします。が、2/13の夜からぱったり×表示で変化のない日々。でも、普段海とは縁のない日々ですので、長野からの1番列車となる新幹線はくたか591号の車窓から日本海が見たい一心で、それだけを心の世処に空席照会をした結果、3/12にようやくA席の確保に成功しました。 |
はくたか591号指定券 |
乗車券 |
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V、かがやき528号(金沢−長野)
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金沢での観光(別記事)を終えて、帰路は「かがやき」に乗車しました。今度は、山側を選択して長野へ。(と言うか、窓側ではそこしか選択肢が無かった)
金沢駅では、車内整備が終わると発車20分前にも関わらずドアが開き乗車できました。これには、重い荷物を持った観光客からも大評判。会社が変わるとサービスも変わりますね。暖かい車内で発車を待てましたので、石川県の心象も良いままの帰宅となりました。
金沢を発車した「かがやき528号」は、長野までは富山に停車するのみ。実は、この列車は臨時列車ですので空いています。グランクラスとグリーン車・普通車の窓側以外は。私の隣も誰も来ることがありませんでした。この列車は、E7系でした。今回は、往復ともにE7系でW7系に乗る機会はりませんでした。途中の富山駅で大勢の乗客を乗せて、「かがやき」は、時速260キロで北陸新幹線を快走。日本海に別れを告げて、トンネルをいくつも越えて金沢から1時間6分で長野へ。長野電鉄に乗り換えて、須坂駅には金沢から1時間42分(乗り換え時間含む)という脅威的な早さで帰宅しました。まさに、夢のような移動でした。
ともあれ、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」が、末永く親しまれることを期待しています。 |
金沢駅で発車待ち中
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金沢駅停車中
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行先表示
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長野駅に到着
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始発の金沢駅
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車内の案内
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金沢駅を発車
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金沢駅を出て東へ
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さらば金沢市内
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神通川を渡り富山市街へ
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富山駅停車案内
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富山を発車
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富山地方鉄道が見えました
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立山は生憎見えず・・・
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車内の様子
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飯山付近を通過
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豊野付近を通過
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長野市街地に入ります
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金沢から1時間6分で長野に到着
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