快速:MyPremium山梨号  甲府−小淵沢
2014年11月16日(日)乗車_ 

 JR東日本八王子支社で開催されている、秋のやまなしキャンペーン「MyPremium山梨」のメインとして、SLばんえつ物語号に使用されている12系客車7連を使用した、快速MyPremium山梨号が甲府−小淵沢で、11月16日に1日限定で1往復が運転されました。
 
 牽引は、松本側がEF64-37が担当し、八王子側がEF64-1001が担当するプッシュプル運転となりました。両方向ともヘッドマークが取り付けられ、沿線は大勢の撮影者で賑わいました。
 12系ばんえつ物語号編成は、快速MyPremium山梨号運転終了後は、団体列車として首都圏へ戻りました。
1.特急列車を乗継ぎ甲府へ
 長野から特急しなの4号で松本へ向かいます。列車入線当初は空いていた8号車の自由席も発車時刻には窓側がほぼ埋まるほどの乗車になりました。長野を定刻に発車したと同時に車内改札が始まりました。少々驚きましたが、篠ノ井駅までに自由席の改札は終えたいのでしょう。列車は、犀川を渡り篠ノ井へ。篠ノ井駅で、9割ぐらいの座席が埋まり列車は篠ノ井線へ。朝の善光寺平の景色を見たり、少し曇って見難かったですが北アルプスの山々の景色を楽しみ松本へ。
 松本から特急あずさ8号に乗車します。3号車は塩尻からの乗車が多いので、4号車に座席を確保します。塩尻・岡谷・上諏訪と乗客が増えますが、時間帯の関係からかそれほど車内は混雑しません。久しぶりの特急あずさ号ですので、E257系の乗り心地のほかにも諏訪湖や八ヶ岳・富士山の景色を楽しみながら甲府まで向かいます。
 

しなの4号(長野7:44−松本8:35)
 

あずさ8号(松本8:51−甲府10:02)
 
・甲府まで利用した乗車券
 今回、長野から割引乗車券の設定のない甲府までの乗車券ですが、乗車券は「信州ワンデーパス」+「小淵沢→甲府」の往復乗車券。特急券部分は、乗車した特急あずさ8号が富士見駅に停車となるので「信州特急料金回数券」と「富士見→甲府の自由席特急券」を併用して使用しました。「信州特急料金回数券」は、特急しなの号と特急あずさ号等の乗継もできるので大変お得になりました。
 
2.快速MyPremium山梨号で小淵沢へ
 甲府から快速MyPremium山梨号で小淵沢へ向かいます。まずは、側線で留置中の編成を撮影後、115系豊田車などを撮影して過ごします。しばらくして、EF64-1001先頭で1番線に快速MyPremium山梨号が入線してきました。さっそく撮影を始めると、もう発車の時間まで時間がありません。八王子支社恒例の一部ドアのみ解放の指定席チェックを行っているので指定券を見せて乗車。
 甲府を出た、快速MyPremium山梨号は中央本線を北上します。この列車については、普通車指定席に乗車の予定でしたが、知人の方のご厚意でグリーン車に乗車できました。せっかくのグリーン席が勿体ないので、他の号車へは停車時間には行きませんでしたが、グリーン車は満席の大盛況でした。最初の停車となる竜王では撮影もできますが、先頭部が手前ギリギリの位置まで進んで停車したのでほぼ撮影できませんでした。その後は、淡々と列車は中央本線を北上します。車内では、「記念乗車券」として乗車証が配布されました。列車は、アルプスや八ヶ岳などを見ながらのんびりと進みます。「ばんえつ物語」用の12系く客車で中央本線の旅ができるとは夢のようです。沿線も、有名ポイントは大勢の方が撮影に訪れています。知人の方と話をしているうちに列車は、終点の小淵沢に到着しました。
 列車は、富士見駅まで回送となりますが、小淵沢駅が一番良く先頭を撮影できました。富士見への回送列車を見送り、折り返しまでの時間は駅前の催しを楽しんで過ごしました。
 

下り列車は、EF64-37が先頭
 

ヘッドマーク
 

始発の甲府駅
 

側線で待機中
 

115系豊田車も記録
 

松本側から入線
 

甲府駅停車中
 

甲府駅発車案内
 

愛称板は「SLばんえつ」のまま
 

甲府駅でのお見送り
 

間もなく甲府を発車
 

グリーン車内
 

竜王で少々停車
 

後部はEF64-1001
 

7号車展望室から見たEF64-1001
 

秋の中央本線を北上
 

韮崎にて
 

列車は山間部へ
 

木々も色づいてきました
 

小淵沢に到着
 

列車は富士見駅へ回送

小淵沢駅の出迎え

駅までは、ゆるキャラの撮影会
   
3.快速MyPremium山梨号で甲府へ
 小淵沢駅から、再び快速MyPremium山梨号で甲府へ戻ります。富士見からの回送列車は、発車の5分前に入線してきます。放送で、指定席券チェックや乗車ドアの案内が行われている中を快速MyPremium山梨号が入線してきました。入線から発車まで短いこともあり、先頭部も空いていて余裕で撮影できました。今度は、7号車のグリーン車が先頭になりますので、指定席券を見せてすぐ乗車。帰路となる上り列車は1人用席の利用となります。
 小淵沢を発車した列車は、中央本線を甲府へ向かいます。往路とは反対の席なので、違う景色をグリーン車から楽しむことができます。上り列車もグリーン席は満席です。列車、紅葉の中を進みますが、小淵沢を離れて甲府に近づくにつれて木々が緑色に変わるのが解ります。大勢の撮影の方がいた長坂を通過して列車は日野春に停車します。
 日野春では、後続の普通列車(440M)の退避を行うため停車しますが、またホーム端に止まったためあまり良い位置では撮影できませんでした。日野春を出ると八ヶ岳に遠く富士山と素晴らしい景色を楽しむことができました。この景色を12系ばんえつ物語編成のグリーン車から見ることができるとは幸運です。
 列車は、西日を浴びながらゆっくりと進み韮崎を過ぎて竜王駅を発車すると甲府市街地に入ります。往路(下り)より復路(上り)の方が所要時間が短いので当たり前なのですが、乗車時間が本当に短く感じられもっと乗っていたいと感じましたが、列車は定刻に甲府駅3番線に到着しました。
 甲府駅からは、回送列車として留置線へ入ります。EF64-37を先頭に留置線へ引き上げる快速MyPremium山梨号を見送り、快速MyPremium山梨号の乗車は往復ともにグリーン車に乗車と言う幸運で終了しました。

上り列車は、EF64-1001が先頭
 

ヘッドマーク
 

始発の小淵沢駅
 

発車案内
 

帰路は、EF64-1001が先頭
 

小淵沢駅の見送り
 

帰路は1人用グリーン席
 

中央本線を南下
 

日野春駅で少々停車
 

日野春駅停車中
 

甲府行440Mを退避
 

八ヶ岳も見えました
 

遠く富士山も見えました
 

韮崎付近にて
 

甲府市街地へ

甲府に到着

列車は留置線へ
  
4.団体臨時列車撮影
 中野駅開業125周年を記念して、お座敷電車「宴」を使用した「中野駅開業125周年号」(団臨)が、中野〜勝沼ぶどう郷で運転されました。車両は、そのまま甲府駅まで回送されましたので、甲府駅で回送を撮影できました。
 シールながら記念ヘッドマークが準備されていましたので良い記念になりました。

5.長野への帰路
 快速MyPremium山梨号の乗車を終えて、甲府から長野へ戻ります。甲府から普通列車長野行に乗車。このまま、乗車すれば時間は掛かれど長野まで乗り換えなしで行かれますが・・・。車両は、211系3000番台の3両でオールロングシートの編成です。甲府の時点で立席が少々の乗車率で発車。次の竜王で、早くも多くの人が降りて全員座れる状態になりました。続いて韮崎で大勢の人が降りて車内も空きました。この区間では、初めてオールロングシートの211系3000番台に乗車しましたが、正直言うと結構しんどかったです。当初の予定通り「信州特急料金回数券」の効力を最大限生かすため茅野で下車して、特急スーパーあずさ19号に乗り換えます。
 
 茅野から乗った特急スーパーあずさ19号は、自由席ながら結構席が埋まっていて窓側に座れて御の字状態でした。(予想より茅野駅での下車が少なかったです。)甲府から茅野までロングシートでしたので、E351系の座席は天国のようでした。久しぶりにE351系の乗り心地を楽しみます。この列車は、速達タイプですので上諏訪を出ると松本まで停車しせん。ただ、本日はダイヤが乱れていて運転停車を繰り返しましたが、一番の見せ場の塩尻駅の通過は楽しむことができました。列車は、ほぼ定刻に松本駅に到着しました。
  
 松本駅からは、特急しなの17号に乗車します。先行の普通列車でも間に合いますが、長野に着く時間は3分しか違わないので特急を選択。と言うか、特急しなの17号に乗るために「信州特急料金回数券」を買ったのですが。松本駅に到着した特急しなの17号は6両編成でした。指定席・自由席ともかなり混んでいて空席を探すのにも苦労しました。信州特急料金回数券では、特急しなの号の指定席の空席も利用できますが、今は秋の観光シーズンですので意外と正規の指定席特急券を購入して乗車する方が多く、座席の明け渡しが所々で見られました。私は、一番最後に乗車して空いている席(D席)を確保しました。383系電車に揺られて、もう日が暮れて夜の篠ノ井線を進み、善光寺平の夜景を楽しむと列車は、終点の長野に到着し1日が終わりました。
 

普通列車(甲府14:47−茅野15:55)
 

茅野で特急スーパーあずさ号に乗り換え
 

スーパーあずさ19号(茅野16:00−松本16:26)

しなの17号(松本17:05−長野17:53)
  
6.指定券・記念品
 指定券は、「えきねっと」を使い購入しました。当初は、往復ともにグリーン車を希望したのですが、往路(下り)は満席で確保できず、復路(上り)のみ確保できました。そうなればと、下りの普通車を確保しようとしましたが、すでに満席で思案していましたが、昼前に「えきねっと」を検索したところ△でしたので、もう座席位置無指定で予約しました。
 その後も、下り列車のグリーン車の空席を暇があれば見続けましたが、乗車当日でも空席にありつけることはできませんした。ただ、幸運にも知人の方の欠員分に同行させていただくことができましたので、不要な指定券を戻して往復ともにグリーン車の旅を楽しむことができました。
 記念乗車証の方は、「記念乗車券」と言う形で往復とも同じデザインのものが配布されました。また、グリーン車用の「通行証」(グリーン車記念乗車証)の配布はありませんでした。
 

往路(下り)列車指定券
 

復路(上り)列車指定券
 

記念乗車券(乗車証)
 

記念乗車券(乗車証・裏面)