ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2014年 6月 3日(火) 

  水と大地の贈り物

快速越乃Shu*Kura号

2014年5月31日(土)・6月1日(日)乗車


 

 JR東日本新潟支社が、地元である新潟県の地酒を生かした「酒」をメインテーマにした観光列車「越乃Shu*Kura」を誕生させて、主に高田〜十日町で運転を開始しました。この列車の特徴は、団体列車と一般の快速列車を足して2で割った感じで、1号車は「びゅう旅行商品専用」で、食事も提供されて地酒(又はソフトドリンク)と食事を楽しむ旅(窓口購入不可・2名以上)。2号車のイベントカーを挟んで3号車は、一般向けのリクライニングシートが設置されていて、全席普通指定で窓口で購入できます。(1名から利用可能)
 どちらの車内でも、振る舞い酒やイベントカーでの蔵元イベントで新潟県の地酒を試飲することができます。この新しいタイプの観光列車に乗車してみました。
 ちょうど、飯山線で快速飯山じょんのびクルーズ号(別ページ)が運転され周遊型の乗車ができる5/31と6/1に上下それぞれ逆の方向で乗ってみました。

〜5/31 快速越乃Shu*Kura号 十日町→直江津〜
 長野から飯山線で運転された快速飯山じょんのびクルーズ号(別ページ)で十日町に到着して、いよいよ快速越乃Shu*Kura号に乗車します。
 快速越乃Shu*Kura号の発車時刻までまだ時間があり、車両は3番線の長野側のホーム端に停車して乗車はできません。14:25を過ぎると車両を3番線の所定位置まで移動させて乗車ができます。最初は、ほとんど乗客もおらず空いていましたが、発車時刻が近づくにつれてあれよあれよと乗ってきて、車内はほぼ満席と言う大盛況です。列車の特殊性から2席取りする人は多分に無いと思います。綺麗に3号車は埋まりました。1号車(びゅう企画枠)も、調整用以外は埋まっています。何だかんだ言って、この列車は人気があるようです。
 
 十日町を出た列車では、さっそく2号車のイベントカーでジャズの生演奏が始まりました。今日は、知人の方と一緒でしたので、ジャスの演奏を聴きながら冷えたビールで乾杯。西日差す初夏の飯山線の車窓を見ながら優雅なひと時を過ごす事ができました。列車は、魚野川を渡り早くも越後川口へ。越後川口から上越線に入り、今度は蔵元イベント(日本酒の試飲)が始まりました。とりあえず3種類全て頂き、その後で気に入ったものを2杯ほど頂きました。なんか、酒ばかり飲んでいるうちに長岡駅に列車は到着し進行方向が変わります。信越本線に入り再び蔵元イベントがあったので2号車へ向かい試飲してきました。列車は、内陸部から日本海を目指して北上しています。柏崎で停車して特急北越号の通過を待ちます。
 柏崎を出ると、2号車ではジャズの演奏を楽しみながら西日差す日本海を見ながら旅を楽しみます。そして、メインの青海川駅に到着。ますは、車内でアテンダントさんお勧めと言う限定の「鯛めしいなり」を購入。その後、日本海を見たり形式写真を撮影したり思い思い停車時間を楽しみます。反対のホームまで、車内演奏のジャズの音色が聞こえてきて良い感じです。
 青海川で知人の方と別れて、あとはリクライニングの座席でゆっくりと過します。途中の柿崎で、後続の普通列車を退避して直江津に到着。この列車は高田まで運転しますが、長野行は直江津始発ですので直江津で乗り換えます。何か酒を飲み続けたような列車の旅でした。
 
 直江津からは普通列車長野行で長野へ向かいます。今日は、幸運にも115系湘南色のN9編成でした。湘南色に変ってからは初めて乗車しました。さて、長野から須坂に到着して朝はバスがありましたが帰りは最終が早いのでありません。高校生の時は駅から歩いて64分で到着したので、そのつもりで駅から自宅まで全て上り坂(百々川の橋を除く)を歩いてみましたが、やはり歳は勝てずに20分も余計にかかってしまった・・・。素直にタクシーにすればよかったと後悔・・・。
   

十日町駅では3番線の先で留置されます
 

十日町駅に入線

十日町駅に停車中
 

間もなく十日町駅を発車
 

行先表示
 

北越急行線と分かれます
 

2号車の格子窓からの車窓
 

2号車ではジャズの演奏が開始
 

ビールを飲みながらジャズ演奏を楽しみます
 

初夏の飯山線を越後川口へ
 

越後川口から上越線へ
 

越後川口停車中
 

蔵元イベント(試飲)
(乗車日は高の井酒造さん)

長岡で進行方向が変わります
 

まだ内陸部を進みます
 

柏崎駅で少々停車
 

柏崎を出ると車窓に日本海が
 

メインの青海川駅に到着
 

青海川駅停車中
 

アテンダントさんお勧めの「鯛めしいなり」を購入
 

青海川を出ると車内も静かになりました
 

再び北越急行線が近づいてきます
 

関川を渡ると直江津です

本日は、直江津で降車
   

〜6/1 快速越乃Shu*Kura号 直江津→十日町〜
 翌日の6月1日は、長野駅から183系・189系(N101編成)使用の「妙高1号」で直江津へ向かいます。快適な車両で、往年の特急あさま号を思い浮かべているともう直江津駅。やはり、特急型車両だと体感時間が違います。さて、この妙高1号は決して遅く走ったりダイヤが乱れて交換列車が遅れたわけではないのですが2分遅れで到着しました。直江津では1分未満しか時間がありませんでしたが、同じホームの反対側ですし接続待ちをしてくれたので無事に乗れました。(写真は撮れませんが)
 
 昨日とは反対に、今日は十日町行に乗車します。海が見える頃に2号車へ移動して日本酒を飲みながら日本海の景色を堪能、ちょうど良いころ合いにジャズの演奏も始まり良い感じです。列車は、青海川駅で5分停車します。急いで反対ホームから編成写真を撮影して、後は発車ホームで時間まで海を眺めて過します。昨日の夕暮れとは違い青空のもと真っ青な日本海が水平線まで続いています。青海川駅を出ると列車は内陸に入ります。2号車では蔵元イベントとして日本酒の試飲(この日は、高橋酒造さん)が始まりました。日本酒の試飲が始まりました。こちらは、好きなだけ飲めるので3種類制覇した後に、気に入ったのを2杯ほど頂きました。
 
 列車は、長岡駅に到着して進行方向が変わります。この間に、後続の快速くびき野3号が到着します。なんと、同じホームに到着するので万が一の際には乗り換えができそうです。ちなみに乗換時間は2分で、11:12に両列車とも同時刻に発車となります。向きを変えて、快速越乃Shu*Kura号は上越線に入ります。やはり、この時間から日本酒のを飲むのはかなりきついですね。長岡駅でウロウロ撮影したせいもあるでしょうが・・・。と言う事で、車端部のフリースペースでしばらく休憩をしましたが、2回目の蔵元イベントにも出かけてきました。列車は、越後川口から飯山線に入り初夏の田園地帯を走行します。直江津駅からあっと言う間に十日町駅に到着しました。今日の十日町も暑いです。
 
 十日町からは、快速飯山じょんのびクルーズ号(別ページ)で長野へ戻りました。
 

行先表示
 

ジャズの生演奏が始まります
 

演奏と日本海の景色を楽しみながら乗車
 

青海川駅に到着
 

青海川駅停車中
 

良い感じで撮れました
 

青海川駅からの眺め
 

列車は内陸へ
 

蔵元イベント(試飲)
(乗車日は高橋酒造さん)

信濃川を渡り長岡へ

長岡駅に到着
 

各駅共通の乗車位置案内
 

長岡で進行方向が変わります
 

長岡車両センターを通過
 

魚野川を渡り列車は十日町へ
 

北越急行線が近づいてきます
 

十日町駅に到着

列車は、折り返しまで休憩です

■長野方面からの乗換
 長野方面から快速越乃Shu*Kura号への乗り継ぎですが、快速越乃Shu*Kura号が運転されない妙高高原〜高田間も新潟支社の管轄ですので、それなりに配慮されています。
 
<越乃Shu*Kura号十日町行への接続>
 長野8:13−妙高1号−直江津9:41(6番線)→越乃Shu*Kura号:直江津9:44(5番線)から発車
 
 長野からは、183系・189系妙高1号で快適に直江津まで乗車できます。直江津では、乗り換え時間が3分と短いですが、同じホームの反対側ですので30秒あれば余裕で乗り換えできます。(直江津到着前にドア先頭部で待機)
 万が一、妙高1号が遅れても直江津駅で待っていてくれています。(私が乗車した日もそうでした。)但し、遅延時分が大きすぎると待っていてはくれません。ただ、快速くびき野3号に乗車出来れば長岡駅で2分乗り換えで追いつき乗車することができます。長岡駅2番線に快速くびき野3号、3番線に快速越乃Shu*Kura号と同じホームで乗り換えとなります。
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<越乃Shu*Kura号高田行からの接続>
 越乃Shu*Kura号 直江津18:02着(3番線)・高田18:13着(1番線)
      ↓
 普通列車長野行   直江津18:39発(6番線)・高田18:49(1番線)
 
 越乃Shu*Kura号高田行からの乗換は、直江津駅・高田駅どちらの駅でも同じ列車に乗り換えとなります。直江津駅は始発駅ですので、確実に窓側に座りたい方は直江津で乗り換えた方が良いでしょう。終点の高田まで快速越乃Shu*Kura号を楽しんで、高田から普通列車に乗る場合は余程の混雑が無い限りは座れますが、進行方向窓側は厳しいかと思います。
  
※情報は、2014年6月1日基準です。また、接続を保障するものではありません。時刻変更や不測の事故等で接続ができないこともあります。接続等が出来なくとも、責任は負えませんのでご了承ください。
 

360M(直江津18:39・高田18:49−長野20:12)

妙高1号(長野8:13−直江津9:41)
 ※車両運用により、車両塗装は日々異なります。 ※車両運用により、車両塗装は日々異なります。 
     
キハ40系気動車〜越乃Shu*Kura号〜
 キハ40系気動車3両で構成されている「越乃Shu*Kura号」は、1号車と2号車がキハ48形から改造されたメインの車両です。1号車は、びゅう旅行商品用のボックスシート・展望ペアシート・ペアシートが並んでいます。2号車は、イベントカーとなっています。キハ40形から改造された3号車はリクライニングシートの普通車指定席となっています。シートピッチは広く快適に乗車できます。
 また、こういう編成だと1号車と2号車のみで団体臨時列車として活用したり、3号車のみ「風っこ」等に連結して普通車指定席という活用も出来そうです。
 なお、キハ48−558とキハ40−552の両端にあたる先頭車のヘッドライトはLEDに代わっています。

キハ48−558
1号車:指定席(びゅう旅行商品専用)
 

1号車の車内
 
  

キハ48−1542
2号車:イベントカー(サービスカウンター)
 

2号車の車内
 
 

キハ40−552
3号車(普通車指定席)

3号車の車内
 
   
■指定席券・記念品

びゅう商品と同じ乗車記念「御猪口」
(現金700円で発売)
 越乃Shu*Kura号の指定券は、なかなか入手が難しいようですが、直前まで仕事で乗車が出来るか解りませんでしたので、乗れると解ってから「えきねっと」で2〜3回見ただけで両日とも確保することができました。ただし、「えきねっと」では座席位置(窓・通路/A・B・C・D席)の選択はできませんでした。
 乗車前に窓口で聞きましたが、窓側は結局手に入りませんでした。それでも、2号車でのイベントが合計4回ありましたので通路側でもよかったです。イベントカーやフリースペースに居る時間の方が長かったかと思います。
 乗車証などはありませんが、びゅう旅行商品についてくる乗車記念のお猪口が700円(現金)で購入できました。

5月31日乗車の指定券

6月1日乗車の指定券
    
 乗車時(5/31)の2号車「蔵守」の利き酒(呑み比べ)の銘柄_※季節・時期により銘柄は違います
 「呑み比べクーポン」 5枚500円 10枚1000円
 
  1.朝日酒造 「朝日山 萬寿盃」(大吟醸) クーポン3枚
 2.青木酒造 「鶴齢」(純米吟醸) クーポン2枚
 3.松乃井酒造場 「松乃井」 (特別純米酒) クーポン2枚
 4.麒麟山酒造 「きりんざんブラック」(本醸造) クーポン1枚
 5.代々菊醸造 「吟田川」(特別本醸造) クーポン1枚
 
 ※持ち帰り用 御猪口 クーポン1枚 
              (通常タイプで乗車記念ではありません)
 ※「呑み比べクーポン」でソフトドリンク等に引換も可能
                           (1枚約100円換算)

サービスカウンター「蔵守」
(駅弁・ソフトドリンク・おつまみ
・乗車記念グッズ等も販売)

呑み比べクーポン(表)

呑み比べクーポン(裏)
 ※「呑み比べクーポン」は良いデザインですが、金券と同じですので引換時に回収されます。残したい方は、使用枚数を調整しましょう。(6/1現在では、購入日から3日間有効です。)