ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2014年 6月 5日(木) 

快速飯山じょんのびクルーズ号

2014年5月31日(土)・6月1日(日)乗車


飯山駅に停車中の「飯山じょんのびクルーズ号」
 

 5月31日と6月2日の2日間、信越本線・飯山線の長野〜十日町で秋田支社所有のキハ48形クルージングトレイン(旧:リゾートしらかみ青池編成)を使用した、快速快速飯山じょんのびクルーズ号が運転されました。HB−E300が登場するまでは、当時のリゾートしらかみ青池編成を使用した臨時列車(リゾートトレイン飯山号・スノーエクスプレス十日町号)が運転されていましたが、現在のクルージングトレインとなってからは初めての飯山線での臨時列車での登板となりました。
 今回は、高田〜十日町で運転されている快速越乃Shu*Kura号と合わせて周遊型の乗車も楽しめました。今回は、周遊型の乗車をしたため上り(6/1)と下り(5/31)で乗車日が異なります。

■初夏の飯山線を十日町へ【5/31:長野→十日町】
 長野駅7番線、聞いた時間より3分ぐらい早く快速飯山じょんのびクルーズ号が入線してきました。さすがに、入線から発車まで5分は忙しいですよね。長野駅に到着すると、一瞬だけリゾートビューふるさと号との並びに期待が持たれましたが、7番線と5番線ではちょっと難しいかな・・・。私は撮りませんでしたが。
 
 長野駅を定刻に発車した、快速飯山じょんのびクルーズ号は満席の放送の割に空席が結構見られました。飯山線での多客臨の場合は、飯山駅での乗車も結構あるので今が空席でもまだ埋まる可能性はあります。長野総合車両センターを見ながら北長野を過ぎると景色も林檎畑になり列車は豊野に到着します。
 豊野から飯山線に入ります。千曲川に沿って列車は北上を続けます。車内では、各市町村の観光案内が行われています。今日は、千曲川側の席でしたので千曲川に沿って進む列車の旅を楽しめます。大雪に苦しんだ冬シーズンが嘘のように沿線の新緑は濃く、田んぼでは田植えが行われて沿線は初夏の車窓になりました。沿線は、久々のキハ48形クルージングトレインを撮影しようと撮影に来られているファンの方も多かったです。
 列車は、飯山駅に到着しました。名物の鐘楼と合わせて撮るには2分停車は忙しい・・・。でも何とか撮影できました。飯山を出ると保存されているC56−129を見る事ができます。北飯山駅を過ぎて信濃平駅を出ると一面に水が張られた水田の中を進みます。そして、戸狩野沢温泉を発車すると列車は山間部へ。飯山線内は、各駅に運転停車するのでどの辺を走っているのかよく解ります。森宮野原駅を発車して、列車は新潟県に入ります津南を経て信濃川を渡ると終点の十日町も目前です。飯山線内は、各駅に停車するので長いような、快適なリクライニングシートですので短くも感じる飯山線の臨時列車の旅も一旦終了です。
 十日町からは、快速越乃Shu*Kura号(別ページ)に乗り継ぎます。
 

長野駅発車案内
 

長野駅で発車を待ちます
 

クルージングトレイン先頭部
 

クルージングトレイン
 

長野総合車両センターを通過
 

豊野駅に到着
 

豊野駅で少々停車
 

列車は田園地帯へ
 

千曲川にも高社山が映りました
 

飯山駅で少々停車
 

C56-129に見送られて飯山を発車
 

信濃平付近を快走
 

千曲川と一旦はなれます
 

列車は山間部へ
 

信濃川を渡ります
 

十日町は目前です
 

十日町に到着

すぐ入替をします
   
■初夏の西日射す飯山線を長野へ【6/1:十日町→長野】
 十日町までは、快速越乃Shu*Kura号(別ページ)に乗車して、十日町で昼食をとり快速飯山じょんのびクルーズ号に乗り継ぎます。今日の十日町は暑く駅まで戻るのにも一苦労でした。待合室で時間をつぶしてドアが開くころにホームへ移動して写真撮影をして乗車。車内に入るとちょうど西日が射す方でしたので暑い・・・。とにかく暑い。もう、多少景色を犠牲にしてもブラインドを下ろします。扇子で涼をとっているうちに発車の時刻となります。
 
 西日差す飯山線を列車は長野を目指して走ります。日が射すと言う事は、撮影する側から見れば光線具合の良い方ですので、撮影される方々は大勢見る事ができました。列車は、信濃川を渡り十日町に別れを告げて山間部に入ります。トンネルを走行するときだけが涼しく感じる事ができる唯一の時です。後は、延々と西日との闘いになります。列車は、長野県に入り森宮野原駅を過ぎて行きます。車内では、演奏会が行われています。帰路の列車は観光疲れで静かですし、かといって退屈なのでこういう催しは良いですね。列車は、戸狩野沢温泉で少々停車。ホームに出ると爽やかな風が心地いい・・・。夕日に染まる信濃平の田園地帯を過ぎて飯山駅でしばらく停車。長野側には、新しい飯山駅が建設中で(在来線)ホームも出来つつありました。来年の今ごろは、もうこのホームは無くなっていることでしょう。そう考えると今のこの時間も大事です。
 飯山を出ると、しばらく千曲川に沿って列車は進みます。飯山を出ると、太陽もだいぶ傾き暑さも和らぎました。豊野からは、信越本線に入り長野へ向かいます。が、北長野から様子がおかしいです。おなじみ北条踏切の中継信号で停止してします。車内放送で、特急しなの号が遅れた関係でホームが輻輳しているとの事。ようやくソロソロと動き始めたころに、飯山線がガーと通過してゆきました。遅れていた特急しなの号の接続待ちをしていたようです。これで、長野駅4番ホームが空きましたのでホームに入れます。列車は、定刻より5分ぐらい遅れて長野駅に到着しました。
 遅れて到着したので、旅の余韻に浸る暇もなくキハ48形クルージングトレインは長野総合車両センターへ引き上げ2日間の乗車も、日暮れとともに終了となりました。
   

十日町にて
 

十日町駅が撮影で良い条件でした
 

十日町駅停車中
 

車窓は西日に・・・
 

信濃川を渡ります
 

復路だけあって車内は静かです
 

千曲川に沿って進みます
 

戸狩野沢温泉停車
 

西日差す信濃平を長野へ
 

飯山駅で少々停車
 

こちらの駅はあと僅かです
 

飯山新駅もかなり出来ていました
 

少々遅れて長野駅に到着

すぐに長野総合車両センターへ
   
■指定席券など
 今回は、仕事等の関係で直前まで予定が決まらずに直前での購入となりました。一旦、通路側で往復の指定券を確保してから、窓側限定で空席を探し続けて最終的には往復共に窓側に変更できました。「えきねっと」を利用したのですが、もう仕事が休めると決まった段階では場所に拘る段階ではありませんでしたので「窓側限定」で探し続けてようやく確保できました。同じ号車の同じ番号の席ですが、AとDが違うのは幸いでした。(往復とも同じ景色にはなりませんでしたので)
 前回の快速リゾートビュー八ヶ岳号の時は、予想外に乗車証が配布され今回もその期待もありましたが、今回はそのよう配布は往復で一切ありませんでした。代わりに、5/31の下り列車では観光パンフレットと「ぶなしめじ」が配布されました。
 
 今回の乗車記とはあまり関係がありませんが、6月1日から長野運輸区と長野新幹線運輸区が統合され「長野総合運輸区」が誕生しました。これにより、車内改札印も「長野総合運輸区」に変わりました。

5/31 下り列車指定券
 

6月1日から「長野総合運輸区」に
(別使用の乗車券)

6/1上り列車指定券

下り列車のみ「ぶなしめじ」を配布