ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2014年 5月19日(月) 

快速リゾートビュー八ヶ岳号

2014年 5月17日(土)乗車


小淵沢駅に停車中の快速リゾートビュー八ヶ岳号
   

 春の臨時列車でHB−E300(リゾートビューふるさと号)が、「リゾートビュー八ヶ岳」として小海線へ入線するので乗車してきました。入線自体は、今回が初めてではなく2010年7月にキハE200−2を連結した3両で小諸駅まで試運転が行われています。
 今回は、一般用の営業列車では初めての小海線での運転となるので、これは逃せないと初日に乗車してきました。

■特急しなの4号で松本へ

しなの4号(長野7:44−松本8:35)
 
 長野から特急しなの4号で松本へ向かいます。信州特急料金回数券を使用すれば、1枚500円ちょっとという大変お得な金額で乗車できます。
 この特急しなの4号、昨年のダイヤ改正で時刻が変わってから初めて乗車したのですが、松本駅の到着時間が良い時間に変わったからか、8時台の発車より自由席は混んでいました。
 驚いたのは、長野を出てすぐに車内改札があったことでしょうか。平日だと篠ノ井までの乗車もあるのでしょうか。長野を出ると篠ノ井・聖高原と止まりましたが、松本到着前でちょうど満席ぐらいでした。案の定、松本で半分近く降りましたが。
   
■リゾートビュー八ヶ岳号(中央東線:松本9:17−小淵沢10:24/2号車1番D席)
 松本から快速リゾートビュー八ヶ岳号に乗車します。普段は、リゾートビューふるさと号として松本で進行方向を変えて大糸線に入りますが、今回は別列車ですので松本駅でスイッチバックすることなくそのまま進みます。松本駅1番線に、長野から回送されてきたHB−E300が入線してきました。実はこの列車、回送を長野駅で見送りました。そして、特急しなの4号で明科で追い越しました。どーせなら、時間がかかっても長野から乗せてほしかったです。
 さて、松本駅のホームは人気もまばらで空いています。が、9時を過ぎると人が集まってきて車内も席が埋まり始めます。今回は、前日の午後にようやく窓側が確保できた席に座ります。1人用の席でしたが、小淵沢までは壁が真ん前にあると言う・・・。
 松本を出たリゾートビュー八ヶ岳号は、篠ノ井線を快調に飛ばします。車内は空席が多数ありますが、これから先(特にメインの小淵沢から)で席が埋まってくるものと思われます。塩尻を過ぎて、塩尻大門に疎開留置されている211系を見て塩嶺トンネルを通過して岡谷へ。岡谷で115系C1編成と交換して、諏訪湖を見ながら進みます。下諏訪・上諏訪・茅野と停車してします。前回、リゾートビュー諏訪湖号に乗車した時は茅野が終着・始発でしたので、茅野から先が今回の乗車する区間では本番となります。
 とは言え、途中の富士見駅に停車しても茅野から小淵沢までは21分という短い時間です。沿線は、美しい新緑の季節で遠くに残雪が残る中央アルプスの山々を見ることできました。更に、富士見から先は富士山も時折見る事ができて車窓は十分に楽しむ事ができました。八ヶ岳が近づいてくると、列車は小淵沢駅に到着します。小淵沢始発・終着の松本方面からの普通列車と同じ方法で、中央東線から小海線のホームに直接到着しました。

始発の松本駅
 

発車案内
 

松本駅で発車を待つ「リゾートビュー八ヶ岳」
 

表示は臨時
 

今回は1人用席に当たりました
 

中央西線と分かれて中央東線へ
 

塩尻大門に留置されている211系
 

岡谷で115系C1編成と交換
 

諏訪湖が見えると上諏訪に停車
 

沿線は初夏の晴天です
 

小淵沢駅に到着

進行方向が変わります
   
リゾートビュー八ヶ岳号(小海線:小淵沢10:32−中込11:55/2号車1番D席)
 小淵沢から進行方向が変わり、いよいよメインの小海線に入ります。列車は、中央東線と分かれて勾配を進みます。沿線の田は今が田植えのピークのようで、いたるところで田植えが行われています。しばらく進むと列車に車窓に富士山が見えてきました。今日は、少し冷えて天気が良いので富士山もはっきりとその姿を見る事ができました。車内では、乗車証とペーパークラフトの配布が始まりました。この列車で記念品を配布するのは少し予想外でしたので驚きました。とは言え、マルス上では空席が4席程度しか無かったはずの車内(特に2号車)は空席が多数ありました。
 列車は、清里を過ぎて八ヶ岳の山々が近くに見えるようになりました。長野県に入り、小海線線で一番の見せ場となる「JR鉄道最高地点」を通過すると、JR線最高駅の野辺山駅に到着します。観光目的もある列車でしたら野辺山駅で10分までとは言いませんが、3〜4分停車してJR最高駅の雰囲気を楽しみたいところですが1分の停車ですぐに発車。列車は、急勾配の区間を終えて高原野菜の畑を見ながら進みます。信濃川上駅を通過すると、今度は千曲川に沿って進みます。千曲川を何回か橋梁で通過するので景色は飽きる事がありません。
 車内では、小諸市の草笛保存会の方による草笛演奏が行われています。小海駅を過ぎて、だんだんと千曲川が離れていくと代わりに浅間山が姿を見せます。浅間山の姿が大きく見えてくると列車は終点の中込に到着します。リゾートビューふるさと号での高原列車の旅は快適でした。
 

小淵沢駅から小海線へ
 

中央東線と別れて小海線へ
 

沿線は、田植えのピークです
 

小海線から富士山も見えました
 

列車は山間部へ
 

車内は空席が多かったです
 

清里駅
 

横断幕
 

JR鉄道最高地点を通過
 

八ヶ岳も見えます
 

野辺山駅に到着
 

ビニールで白く染まった高原野菜の畑
 

解りやすい・・・
 

その千曲川を通過
 

浅間山が見えてくると旅も終盤
 

中込駅に到着
 

中込駅とHB−E300

記念撮影もやってました
     
■小海線と しなの鉄道で軽井沢へ

小海線(中込12:13−小諸12:42)
 

しなの鉄道(小諸12:54−軽井沢13:18)
 

軽井沢で周辺を散策
  中込からは、小諸行で小諸へ向かいます。キハ111+キハ112の2両編成です。普段は、長総に車輪転削に来るのを見るだけですが、今回は久しぶりに乗車しました。岩村田で、車が踏切内に「とりこ」になり防護無線を発報した関係で、交換予定の中込行が遅れて、こちらも遅れて発車。小諸駅で軽井沢行の接続には間に合いましたが、乗車券を買う時間がなくそのまま乗車。
 今日は天気も良く、浅間山を見ながら115系電車の旅を楽しみ軽井沢駅に到着。軽井沢駅で清算して、その後は軽井沢の町を散策。人出が多く混んでいました。
   
■E7系あさま525号グリーン車で長野へ
 軽井沢の町を散策して、帰路は新幹線で長野まで帰ります。あさま525号は、E7系使用の列車ですのでグリーン車を選択。3月15日のE7系運転開始日にグランクラスと普通車に乗車しているので、今日はグリーン車に乗車。軽井沢から長野までの短い区間ですので、自由席特急料金に1030円追加するだけで利用できますのでお得です。
 まさか軽井沢から長野方面へのグリーン車利用は私1人だけかと思ったら他に3人も軽井沢からグリーン車に乗りこみました。普通車指定席を利用するなら、僅かな追加で快適なグリーン車をと言う事なのでしょうか。軽井沢でグリーン車からかなりの降車がありましたが、車内に入ると窓側は空席が僅かしか無く、軽井沢まではかなり混雑してたです。軽井沢から長野までの30分乗車時間でしたが、しっかりとグリーン車の乗車を楽しみました。今日は、早い時間の下り新幹線に乗車したので、浅間山もしっかりと見る事ができ帰路の新幹線の旅も楽しんで長野へ戻ってきました。
 歪な形になりますが、今日は長野支社管内と しなの鉄道の路線を使い8の字に乗車して、初夏の列車の旅を楽しみました。
 

あさま525号(軽井沢14:20−長野14:50)
 

浅間山もくっきり
 

グリーン車も良かった(長野駅到着後)
 

クリーン車内(長野駅到着後)
 

短いグリーン車の旅

期間限定の組み合わせ
   

 
■指定席券・記念品など

こんな感じにビニール袋に入れて配布されました
 
 今回は、仕事の都合で乗れるか乗れないか解らなかったので早い段階での購入はしませんでした。前日(金曜日)に仕事の様子を見て大丈夫そうだったので、「えきねっと」で調べましたが窓側は満席だったので通路側で予約して、昼下がりにもう一度「えきねっと」で調べたら窓側が空いてました。
 記念品の方は、大方の予想では「長野支社だから無いだろう」との予想を覆し、今回は往路基準で小淵沢駅発車後にワンチャンスで配布されました。記念乗車証(ポストカード)とペーパークラフトが一緒になっている豪華版で乗車証のデザインも良い感じです。今後も期待されます。
 

ペーパークラフト
 

乗車記念証
 

リゾートビュー八ヶ岳号の指定席券

あさま525号のグリーン券