2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2014年 3月26日(水) 

SL村上ひな街道号

2014年 3月23日(日)乗車


村上駅で発車を待つSL村上ひな街道号
 

 村上市で開催される「町屋の人形さま巡り」(ひなまつり)に合わせて、今年もSL村上ひな街道号が、新潟→村上、村上→新津で運転されました。
 今年は、使用される客車が12系から旧型客車に変わりC57−180の現役時代を思わせる組み合わせとなり、乗る方も撮る方も大いに盛り上がった運転になりました。

■C57牽引の旧型客車の旅
 村上駅にEF81−134に牽引されて、SL村上ひな街道号が入線してきました。EF81と旧客の組み合わせは、たぶん初めて見たと思うのでかなり新鮮に見えました。となりのホームに115系が入らないうちに手早く撮影を済ませて後はゆっくりと発車を待つばかり。C57に牽引された旧型客車。C57−180が現役だった頃はこんな感じで客車を引いていたのだろうと感慨にふけているともう発車の時刻となります。 
 村上市の方々に見送られて汽笛一声村上駅を後にします。ここ数年は、出張と重なり乗車できなかったので久々の乗車となりました。
 数年前に乗車した時は、12系(ばんえつ物語編成)で車内は空席が多かった気がしますが、今年は旧型客車を使用しているせいか、ほとんどの座席が埋まっていて空席はあまり見かけませんでした。沿線も、C57+旧客の姿を撮影しようと撮影地は凄い人出となっていました。旧型客車の車窓には、SLから出る煙や汽笛が混じり懐かしい雰囲気が漂います。
 中条駅では、特急いなほ号を退避します。E653系とC57の時代を越えた一瞬の並びを記録しようと大勢の方がカメラを構えていました。中条駅を出で新発田を発車すると、白新線には入らずに羽越本線をそのまま進み新津へ向かいます。曇りながら日も西に傾いているのがオレンジ色に染まった雲を見れば解ります。途中の月岡駅で交換のため運転停車して、阿賀野川を渡ると終点の新津に到着です。C57が牽引する旧型客車の夢のような旅は、夕暮れとともに静かに終わりました。

EF81-134に牽引されて入線
 

村上駅で発車を待ちます
 

先行する115系新潟行との並び
 

ヘッドマーク
 

往復用のサボ
 

間もなく村上を発車
 

横断幕に見送られて村上を発車
 

列車は村上へ
 

荒川を渡ります
 

煙が見える車窓がSL列車ですね・・・。
 

中条駅で少々停車
 

特急いなほ10号を退避
 

列車は、新発田から新津へ
 

月岡で交換のため運転停車
 

夕暮れの旧客の旅
 

阿賀野川を渡ると新津です
 

新津に到着

SLの旅が終わりました
   
■村上観光(町屋の人形さま巡り)
 SL村上ひな街道号乗車までの時間を利用して、村上市の旧町人町一帯で開催されている「町屋の人形さま巡り」を見てきました。各家庭や店舗を回って見せてもらうのですが、これがなかなか勇気があることで慣れるまでは少し見て歩くペースも低めでしたが、慣れてくると効率よく見てある事ができます。配布された地図には、お勧めの雛人形等の紹介もありますが、その他のひな人形も場所ごとに違いがあり楽しめました。

町屋の人形さま巡り(村上市内散策)

ひな飾り
     
■指定席券

指定券
 
 例年とは違い、C57が旧型客車を牽引するという事で、かなりの激戦を予想しましたが、私が乗車する上り列車は余裕で指定券が確保できました。「えきねっと」でも、座席位置指定で進行方向となるD席を指定しても確保できました。
 ただ、下り列車については瞬殺にはならなかったようですが、それでも早々に一旦満席になって運転日が近づくにつれて席が戻ったような感じでした。
 
 この列車は、例年乗車証の配布はありません。