ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2014年 3月17日(月) 

 E7系「あさま」号営業運転開始上り1番列車

E7系あさま504号グランクラス

2014年 3月15日(土)乗車


大混雑の東京駅に到着したE7系「あさま504号」
 

 3月15日のダイヤ改正から運転を開始したE7系「あさま」の上り1番列車となる「あさま504号」に乗車してきました。乗車直前に、グランクラスのキャンセル分の購入に成功して上り初列車のグランクラスの旅が楽しめました。なお、帰路の下りは普通車指定席を利用しました。

■E7系「あさま」上り1番列車グランクラス【長野6:42−東京8:24】
 3月15日、いよいよE7系新幹線が「あさま」として営業運転を開始します。乗車するのは上りの1番列車となる「あさま504号」の12号車。当初は、普通車指定席を確保したのですが、3月13日にグランクラスの空席を発見してすぐに購入しました。
 まずは、式典の都合で今日だけ番線変更となる11番線へ。最初に、1998年の200系乗り入れ(長野オリンピック)期間中以外は立ち入りできなかったホーム延伸部分へ。この延伸部分も、ようやく正式に日の目を見るようになりました。1号車側の式典会場は見れそうもないので編成後部で待ちます。とは言え、乗車する12号車は最後部なので問題無いのですが。
 いつもより早い6:22にE7系が入線してきました。1番列車にちなんだのかE7系F1編成した。試運転・回送(習熟運転)で一番撮影した編成です。今までは外から見るだけでしたが、ようやく車内の様子も見る事ができそうです。入線しても、全然ドアが開かずにホームで待ちぼうけ状態。しばらく待ってようやくドアが開きグランクラスの車内へ。お〜壁面がブラウンなのでE5系より落ち着いた上質な空間です。その後は、後部側の先頭部分を撮影して車内へ。E5系のように、東京から新青森までとは違い、長野から東京までは短いのでグランクラスの座り心地を無駄なく楽しみます。
 
 長野を出発したE7系あさま504号は、快調に東京へ進みます。今回のグランクラスは、1人用の席でしたので進行方向右側となります。普段は、自由席で進行方向左側のE席を利用するので、上り列車で進行右側の景色を見るのは久しぶりです。12号車グランクラスの車内は、長野から満席となっています。グランクラスについては、車内販売のワゴンが入れないようで何か買うものがないか御用聞きに来ます。今の時点では、特に用事はなく高崎あたりで何か飲み物を思いましたが、長野発車直後の1回御用聞きに回っただけで2回目は来ませんでした。やはり買えるときに買っておくものですね。列車は、上田・佐久平と停車します。ホーム側の席ですので、ホームから車内を見る人が多く少し恥ずかしいような。これも、運転開始1番列車ならではです。今日は、浅間山も綺麗にグランクラスの車窓から見る事ができました。列車は、軽井沢を過ぎて安中榛名へ。安中榛名を出ると上越新幹線と合流して高崎に停車します。高崎までくると、撮影の人はいますが、一般の方はあまり興味がないようです。高崎から上越新幹線に入り本庄早稲田・高崎と通過すれば大宮につきます。大宮を出ると東京まであと30分弱。グランクラスの電動リクライニングなどを小まめに調整して最後の座り心地を楽しみます。上野を出ると東京に到着。長野からE7系「あさま」のグランクラスに乗車した夢のような時間は終わりました。
 東京駅で、折り返し長野へ向かう「あさま509号」を見送り新幹線改札を出ました。

200系以来の12両表示
 

E7系の乗車口案内
 

あさま504号
 

E7系シンボルマーク
 

始発の長野駅
 
 
グランクラスのシンボルマーク
 

行先表示
 

車内の案内表示
 

朝の長野を出発
 

浅間山も見えました
 

ちゃんと出口案内も出ます
 

時折、出た表示(びゅうパックの広告の一部)
 

あっという間に東京に到着

東京駅は大混雑でした
   
■E7系あさま533号【大宮16:50−長野17:58】
 帰路は、E7系使用の「あさま533号」に乗車します。往復とも、グランクラスを利用するほど経済的に裕福ではありませんので、帰路は「得だね35」(35%割引)を利用して更に運賃・料金の安い大宮から乗車しました。指定された号車は10号車。E2系では設定されない号車番号ですので、これだけでもE7系使用列車だと言うのが解ります。
 大宮駅の停車時間はわずか1分、入線時の1枚と行先表示の1枚を撮影してすぐに車内へ。やはり12両編成の威力なのか、それとも時間帯が早いのか座席は満席にはならずに空席が多かったです。今回は、「得だ値35」という競争の高い割引乗車券・特急券を購入したので、座席位置指定はできる事はできましたが、条件を付ければ付けるほど購入できる確率は下がるので今回は「位置は指定しない(どこでもよい)」にしました。それでもA席を確保できました。
 
 グランクラスに乗った後でしたが、普通車とは言え馬鹿にはできません。デッキの荷物棚を廃止したので、座席前後の感覚が広がり前席のリクライニングも気になりません。座席の枕部分は可動式になっていますし、全席に電源コンセントも付いていてスマホの充電も助かります。座席の座面が前に出る機能が無い以外は、とても良い座席だと思います。今回は指定席に乗車ですが、自由席も同じ座席ですので大変お得感のある車両だと思います。私も勘違いしていたのですが、「あさま533号」は大宮を出ると軽井沢まで止まりません。普段は、早朝の上り列車と夜間の下り列車に乗るので高崎駅通過はあまり体験できません。高崎駅を止まるものだと思っていたら、通過して車窓を見ると上越新幹線との分岐付近・・・。見る機会の少ない高崎駅通過を見る事ができなかったのは残念でした。列車は、碓氷峠を越えて軽井沢へ。まだ、明るい時間でしたので浅間山も見る事ができました。もう少し乗っていたいと思うぐらいがちょうどいいとは言いますが、今回はもう少し乗っていたいと思った頃に長野駅に到着しました。
 
 E7系のグランクラスと普通車の乗り比べでしたが、両方とも快適な乗り心地でした。普通車の方は、普通車とは思えない座席間隔に驚きました。グリーン車についても、機会があれば乗車してみたいと思います。

帰路は節約して大宮から乗車
 

大宮駅発車案内
 

あさま号10号車乗車口案内
 

ホームの乗車口案内
 

大宮駅に到着する「あさま533号」
 

行先表示
 

車内の様子
 

普通車も全席にコンセントを設置
 

普通車3列席
 

普通車2列席
 

普通車の車内(長野駅到着後に撮影)
 

長野到着したE7系あさま533号
 

E2系量産先行車・量産車との並び

長野に到着
   
■E7系あさま号グランクラス
 E7系あさま号の12号車がグランクラスとなっています。グランクラスは、「はやぶさ」「やまびこ」「なすの」に使用されているE5系で初めて設置されE7系が2番目の形式となります。E5系のグランクラスとは、壁面の色合いがブラウンに変わり座席のサイド部分(肘掛のサイド)もブラウンになり落ち着いた車内の雰囲気となっています。
 座席は、基本的にはE5系と同じですが、座席の枕部分のサイドの形状が少し違うような気がします。また、リクライニング等は全自動ですので作動用のコントロールパネルがありますが、こちらは使いやすいようにデザインが変わっています。また、テーブルについては1人用席しか解りませんが、1人用席についてはサイドの肘掛から斜めに引き出す方式で、引き出すのに少し苦労しました。また、折りたたみで大きさが調整できますが、できれば折りたたみを開いた状態でもう少し大きければ、駅弁も安心して置くことができるかと感じました。(軽食サービスの大きさなら問題ないですが)
 現在は、シート部分の営業のみでアテンダントによる車内サービス(軽食・ドリンク類・アメニティーグッズ(スリッパ等))の提供はありません。ですので、コールボタンを押しても何の反応もありません。ただ、グランクス料金は「シートのみ営業」で割引され(特急料金・グリーン席料金にプラス)3000円ですのでお得になっています。いろいろ書いても、やっぱり言葉では言い表せませんので、お得なこの時期にグランクラスを体験するのもよろしいかと思います。
   

12号車グランクラス(東京駅到着後に撮影)
 

グランクラスのマーク

今回は1人席を利用
 

グランクラスのデッキ
 

コントロールパネル
 

読書灯
 

窓枠も間接照明に

ブラインドは普通でした
    
■記念弁当
 E7系の1番列車という事でしたが、特に記念品等の配布あはりませんでした。弁当については、「E7系記念弁当」が長野駅の新幹線ホームで販売していたので購入してきました。中身は、2015年開業予定の北陸新幹線沿線の名産品が入っています。 

お品書き
 

弁当の外観

弁当の中身
   
■指定券
 当初は、往復共に普通車指定席に乗車予定でしたが、乗車直前となる3月13日にグランクラスの空席が出ましたのでグランクラスを選択しました。今回は、乗車の前後に「青春18きっぷ」を使用したため乗車券も付けて一葉化にしました。

あさま504号特急券

あさま533号特急券
※画像加工(色調変更・使用前後の切り貼り等)しています。