2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年12月 4日(水) 

快速D51復活25周年号

2013年12月 1日(日)乗車


水上駅構内のSL広場で折り返し待ちのD51−498
 

 D51−498が復活して25周年になるのを記念して、高崎〜水上で快速D51復活25周年号が旧型客車4連で運転されましたので乗車してきました。今回は、初冬の時期の乗車となりましたが、蒸気暖房が使用されたので車内も暖かく快適に移動できました。

■あさま510号で高崎へ
 須坂始発の普通で長野駅へ移動して、新幹線改札口へ進みます。長野駅は工事中で時間が掛かるかと思いましたが、予定より早い新幹線あさま510号に間に合ったのでこの列車で高崎へ向かいます。
 以前なら、繁忙期は指定席になる4号車が空いている事が多かったのですが、現在ではどこの号車も均等に乗車している感じです。長野駅12番線から上り列車に乗車できるのも、あと僅かです。先行の「あさま508号」は上田〜大宮ノンストップのため、佐久平・軽井沢からの乗車が多かったです。幸い相席にはならずに高崎まで乗車できました。
   
■復活から25周年を迎えたD51-498
 高崎駅からは、快速D51復活25周年号に乗車します。本日は、旧客4両で運転されるため停止位置が少し熊谷側に止まりました。ホームにチェーンの無い場所でしたので撮影は苦労しました。それでも撮影を車内に入ると蒸気暖房が入っているのか暖かいです。そう言えば、旧客の後部もテールランプが点灯していて後部標識の反射板は使用していません。旧客も現役時代を彷彿とさせる姿で、D51-498の復活25周年号に華を添えています。
 汽笛一声、高崎を発車したD51復活25周年号は水上へ向けて力強く進みます。車内の方は、満席との案内とは裏腹に結構空席があります。信越本線と別れて上越線を列車は進みます。天候も今日の日を祝うように晴れていて山々もよく見えます。渋川を出ると利根川を渡り本格的な勾配区間に入ります。煙を上げて力強く進むD51の振動が客車内にも伝わってきます。沿線の光景は、紅葉も終わり初冬の景色へと変わっていました。途中、上越新幹線(線路のみ)を見ながら列車は山間部へと入り終点の水上駅に到着します。高崎市街地とは違い水上まで来ると寒いです。
 水上到着後は、SL広場へ移動して転車台でのSL回転作業を見学します。

始発の高崎駅
 

待機中のD51-498(トリミング)
 

発車案内
 

高崎駅停車中
 

ヘッドマーク
 

最後部はオハニ36
 

本日は旧客で運転
 

旧型客車車内
 

サボは特に普通です
 

信越本線と分かれ上越線へ
 

渋川で少々停車
 

上越新幹線が見えます
 

沿線も初冬の光景です

間もなく水上に着きます
   
■SL回転と水上散策
 水上駅到着後は、SL広場へ移動してD51−498の方向転換を見学します。その後は、整備する様子をしばらく見学。D51−498の方は人が群がっていますが、保存されているD51−745の方は閑散として対照的でした。
 この後は、本来なら外湯が入浴可能な旅館を探して水上温泉を楽しみたいところですが、あいにく入浴の用意が無かったので、利根川遊歩道を散策することにします。ちょうど、途中に「利根川遊歩道」の」看板がありました。金網が入りますが上越線の列車を入れて撮影できそうですので、高崎行の普通列車を入れて撮影してみました。107系電車と「利根川遊歩道」・「水上駅」の看板が綺麗に入り良い記念になりました。その後、初冬で人気のない遊歩道を歩きます。木々は冬枯れしていますが、哀愁を誘う光景も良いものでした。散策の後は、SL広場へ戻りD51−498の出区風景を撮影します。

まずは、転車台へ移動
 

回転を始めます
 

だんだん向きが変わってきました
 

方向転換完了
 

その後、車両整備も終わり撮影タイム
 

人が群がる現役と保存車の対照的な光景
 

107系電車と利根川遊歩道看板
 

つり橋は通行止め
 

冬の空に利根川の流れが響きます
 

背後に谷川岳が少し見えます
 

忠霊塔公園

最後に出区準備を見学
     
■夕暮れの中をD51は高崎へ
 帰路も、D51復活25周年号に乗車します。本日は、旧型客車4両ですので停止位置がいつもと違い、ホーム反対側からの撮影は18mmの広角いっぱいで辛うじて撮影できました。発車ホーム側からは普通に撮影できました。
 西日が眩しい水上を定刻発車した、D51復活25周年号は高崎へ向けて力強く進みます。とは言え、下り勾配がメインですので列車も軽やかに進んでいるようです。車内も、号車によって違うでしょうが、私が乗った号車は往路よりも乗っていて空席も少なかったです。往路とは違って一部個所を除いて静かでした。車窓に入っていた西日も次第に眩しさを失い徐々に夕暮れの風景に変わります。初冬の季節とSL牽引の旧客と言う事で哀愁漂う列車の旅を楽しみます。沼田で5分停車した列車は、山々が夕暮れに染まる中を走り利根川を渡り渋川へ。渋川で停車した後は、夜汽車とまではゆきませんが、夕暮れの中を中々良い雰囲気で高崎へ向けて進みます。今の時期は、日暮れも早く高崎に着くころには薄暗くなっていました。
 今日は、復活25周年号と言う大役を果たしたD51-498は高崎駅でしばらく停車したのちにゆっくりと車両基地へ引き上げてゆきました。 

水上駅に停車中の旧客
 

旧客4両は水上駅2番線で折り返しまで留置
 

D51-498が接近
 

架線柱の関係でこの位置が限界
 

発車待ちのD51復活25周年
 

旧型客車後部(4号車)
 

西日を浴びて高崎へ
 

沼田駅で少々停車
 

何か現役時代を思わせる・・・
 

渋川手前で夕暮れ
 

利根川を渡ります
 

夜汽車まではゆきませんが良い雰囲気です
 

渋川で少々停車

高崎に到着
     
■あさま535号で長野へ
 高崎から、あさま535号で長野へ戻ります。ちゃんと事前にいつもの8号車の前方席を確保してあるので安心です。列車が到着して車内に入ると・・・。混んでいる。やはり冬になり日が短くなってきたので帰宅の時間が早いのでしょうか。8号車の中で、私が指定した席だけ空いていました。高崎で2人降りたので、たぶんこの席を利用していたのでしょう。高崎を出ると、長野まで各駅に停車してゆきます。普段なら佐久平や上田での降車が多いのですが、今日に限っては8号車は降車の乗客が少なく、8割方は長野まで乗車したのではないでしょうか。
     
■指定席券・記念品

記念乗車証明書(表)
 
 指定席券については、1ヶ月前の10時では完売になりませんでした。しばらくは、下りが△、上りが○の状態が続きましたが、最終的にはマルス発売上では上下とも満席となりました。今回は、オハニ36が連結されていたので、4両編成ながら3.5両分の座席しか無かった事を考えると、1ヶ月前の時点では人気が無かったようです。
 記念品については、いつも配られるポストカードの他に、名刺サイズの「記念乗車証」が配布されました。こちらは、高崎支社のHPに記載がありませんでしたので、良いサプライズとなりました。(上下とも同じデザインです。)
 また、下り列車については林檎も配布されました。高崎支社のHPの見本とは少し違い、「SLみなかみ」の紙が一緒に入っているだけでしたが、林檎自体は美味しく頂きました。

記念乗車証明書(表)
 

下り列車指定券

上り列車指定券

乗車記念ポストカード(下り)
 

乗車記念ポストカード(上り)
 

下り列車で配布された林檎

その日のうちに食しました