作成日:2013年12月 4日(水) 

パノラマエクスプレスアルプス色フジサン特急
(富士急電車まつり2013/183系幕張車「ホリデー快速富士山3号」)

2013年11月30日(土)乗車


美しい姿でよみがえったパノラマエクスプレスアルプス号
 

 富士急で活躍しているフジサン特急こと2000系電車(元:パノラマエクスプレスアルプス号)のうち、2002編成3両が来年の2月で引退することになり、塗装を懐かしい「パノラマエクスプレスアルプス」色に変更しました。「パノラマエクスプレスアルプス」の大勢いる名付け親の1人として、これは外せないと富士急の「電車まつり2013」における撮影会に参加してきました。言うまでもなく、1番列車は時間的に無理でしたが乗車も楽しんできました。
※2000系の表現は、富士急の2000系塗装変更のHP記事を基準にしました。
 
183系幕張車で下吉田へ

 長野から新幹線あさま504号で大宮へ。久々に「あさま504号」に乗ったのですが、空いているだろうと予想していた4号車の自由席も結構乗っていて驚きました。朝の長野新幹線を快調に飛ばして高崎に到着しました。 いつもながら高崎からの乗車は多く当然相席になり大宮へ。
 
あさま504号(長野6:38−大宮7:58)
 
 大宮から、ホリデー快速富士山3号に乗車、183系幕張車の使用は本日が最終日です。本日は、183系マリ31編成が入りました。指定席も満席状態で窓側の入手にも苦労しましたが、乗ってしまえば空席だらけで隣にも誰も来ませんでした。列車は、武蔵野線から中央本線に入り立川で4分停車。ここでようやく先頭車の撮影が出来ました。立川からは、新宿側が1号車で簡リクシートと言う事で、大月までは特急あずさ号に乗っている気分でした。富士急に入ると、3号車〜1号車のドアは一部駅以外は開きませんので、下吉田で降りる際も4号車へ移動して降車しました。

ホリデー快速富士山3号(大宮8:14−下吉田10:44)

ヘッドマーク
   

下吉田駅にて
 「富士急電車まつり2013」の会場となっている下吉田駅では、スハネフ14−20を作業車に連結して構内を1往復するイベントがありました。今回は、時間の都合で乗車する事はできませんでしたが、貴重なスハネフ14が短区間で低速ながら走行しているシーンを見る事ができました。

スハネフ14−20

作業車によって構内を1往復
   
臨 時 電 車 ま つ り シ ャ ト ル 号
(よみがえったパノラマエクスプレスアルプス)

 下吉田から河口湖までは、パノラマエクスプレスアルプス号に塗装変更した、2000系2002編成の臨時電車まつり号に乗車します。試乗会の時に乗車した思い出の1号車(座席部分)に乗車したかったのですが、子供優先と言う事で1号車は諦めて2号車に乗車。
 座席を確保してホームに降りて、いろいろ見て回ります。ヘッドマークからグリーン車マーク。車体標記にいたるまで本気で復元されていて驚きました。ヘッドマーク部分は、「フジサン特急」だろうと予想していたので、「パノラマエクスプレスアルプス」のマークを見たときには、鳥肌が立つと同時に再び見る事が出来た嬉しさで目頭が熱くなりました。車内に戻り、ちょうど座席定員と言う場面で下吉田駅を発車しました。車窓には富士山を見ながら富士山駅へ。ここで進行方向が変わり、富士急ハイランド駅を通過すると終点の河口湖駅に到着。下車したい人だけ下車して、引き続き洗車通過体験列車へ。河口湖駅で降りた分だけ乗ってきて洗車体験へ。普段は乗車できない河口湖駅の先の終端まで乗車できたのは貴重な体験でした。綺麗になって再び河口湖駅に到着しました。

まさに感動の再会です
 

ヘッドマークもそのまま
 

展望室部分
 

グリーン車マークも再現
 

車両標記も再現
 

菱形パンタグラフ編成(2002編成)が塗装変更
 

臨時列車始発の下吉田駅
 

臨時電車まつりシャトル(下吉田11:10−河口湖11:21)
 

1号車の愛称板
 

ゆったりしたシートは従来通り
 

富士山も見えます
 

河口湖到着後は、そのまま洗車体験へ
 

洗浄中
 

綺麗になって再び河口湖駅へ
 

歴史を感じるプレート類

河口湖駅に到着
     

河口湖駅撮影会など
 河口湖駅では、駅構内で車両撮影などをしました。2回目の洗浄体験は、近くの踏切から洗浄線に入るパノラマエクスプレスアルプス号を撮影。その後、同じ踏切から河口湖駅に入ったシーンを撮影して、続いて洗浄体験の乗客を降ろしたパノラマエクスプレスアルプス号の入替を撮影。
 その後、駅で2000系2002編成パノラマエクスプレスアルプス号復活のグッズを各種購入。普段は、グッズ等は買わないのですが、今回の「パノラマエクスプレスアルプス」復活記念グッズは別です。その後、撮影会まで並んで待ちます。 
 撮影会場では、良い光線状態で「パノラマエクスプレスアルプス」を撮影できました。再び、この塗装を見る事が出て最高の光線状態で記録できるとは幸せです。隣には、本日(富士急線)初入線の189系M52編成と本日が(富士急線)最後の入線となる183系マリ31編成の並びもあり、本当にもう至福のひとときでした。撮影会の時間は35分あると余裕で構えていたのですが、本当にあっという間の一時でした。特に、(見聞きした限り)揉め事も無く皆さん良い記録が出来たのではないのでしょうか。このような機会を作っていただき本当に感謝です。

お仕事体験イベント中の2002編成
 

少し強引ですがフジサン特急同士の並び
 

フジサン特急(2001編成)
 

洗浄体験イベント
 

洗浄体験イベント終了後の並び(踏切にて)
 

いちいよ午後の撮影会のため移動
 

素晴らしい条件での撮影会
 

富士急初入線の189系M52編成
最後の入線となる183系マリ31編成

3並び
 

強引に4並び
 

サイドからも

マッターホルン色1201編成
   
特急フジサン特急12号
(パノラマエクスプレスアルプス)

 楽しかった一時も終わり、河口湖を離れる時間となりました。帰路は、当然「パノラマエクスプレスアルプス」塗装の特急フジサン特急12号に乗車します。ちゃんと、着席整理券も購入して改札に並びます。目指すは展望席・・・。ではなく、初めて「パノラマエクプレスアルプス」(国鉄東京西鉄道管理局主催の完成試乗会)に乗車した座席へ。座った座席は試乗券の席番とは左右反対なのですが、実は試乗会当日に(ボックスにしたい)他の家族連れと席を替わったので大丈夫です。多分、河口湖駅の改札でも前の方で並んでいて展望席にも行けたのに行かない人がいて不思議な感じを受けたでしょうが真相はそんな感じです。
 
 西日差す河口湖駅を発車します。自由席は、立席の人が多くいて3号車方面へは進めませんでした。対照的に予約席の1号車は空席が多数あります。途中、富士急ハイランド駅に停車して富士山駅へ。ここで進行方向が変わり、大月へ向けて走ります。河口湖発車時点で、進行方向が変わる事を見越して座席は反対にセットされているので、ここから進行方向に向かって走り始めます。富士山からは、1号車の予約席にキャンセルが出たため車内発売する旨の放送が入り一気に座席が埋まりました。富士山駅を出ると、思い出の座席で登場時を思い出しながら、フジサン特急の旅を楽しみます。沿線では、大勢の方がこの列車の撮影に訪れています。思い出に浸れる時間はあっと言う間で、列車終点の大月駅に到着しました。

フジサン特急12号(河口湖15:09−大月15:55)
 

河口湖駅停車中
 

この表示も見られるとは・・・
 

間もなく河口湖を発車
 

特急使用時は座席カバー付

大月に到着
       
115系とE351系で長野へ

 大月からは、松本経由で長野へ戻ります。2番線で列車を待っていると、特急あずさ21号がゴーと通過・・・。まぁ、仕方ないですがね。大月から甲府までは、115系C4編成に乗車。リニューアルされていないので、懐かしい国鉄からのボックスシートで甲府へ。日が暮れて甲府に着くころには真っ暗でした。

普通(大月16:17−甲府17:06)
 
 甲府から特急スーパーあずさ23号に乗る予定が踏切の安全確認の影響で15分遅れ、久々に乗車したE351系スーパーあずさ号は結構飛ばして回復運転に努めるも、上諏訪で定刻の上り列車と交換待ちで回復時間(と言っても数分)は消滅。松本には、19分遅れで到着しました。所定接続の長野行(211系)の接続は当然無理で、後続の普通(115系)で長野へ向かいます。結果的には、ボックスシートの115系で良かったかも。良い方に考えようと思っていると、美しい善光寺平の夜景が見てきて、しばらくして長野に到着しました。
 今日は、懐かしい列車に乗ったり撮影したりして、楽しい1日を過ごす事ができました。

ス-パーあずさ23号(甲府17:28−松本18:34)
     ※遅れ(甲府17:43−松本18:53)

普通(松本19:16−長野20:26)