2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年10月 8日(火) 

快速SLなおえつ鉄道まつり号

2013年10月5日(土)・6日(日)乗車


高田駅に停車中のSLなおえつ鉄道まつり号(10/6)
 

 直江津駅付近で開催された、「なおえつ鉄道まつり」に合わせて、SLばんえつ物語号編成(C57−180+12系)を使用した、快速SLなおえつ鉄道まつり号が、10月5日に長岡から直江津間で運転されました。翌日の10月6日は、直江津から新井へ回送後に新井から長岡まで運転されました。要するに、2日で1往復の運転となりました。
 この列車は、SLばんえつ物語号編成を使用するため、今年から登場のグリーン車も営業運転されました。と言う事で、2日間(1往復)ともグリーン車に乗車してゆったりした座席からSLの音を聞きながら日本海を見ながらの旅ができました。

■始発列車で長岡へ

普通(長野6:31−直江津8:04)
 
 長野から普通列車直江津行で直江津へ向かいます。115系6両編成での運転ですので空いてはいるのですが、それも長野県内の黒姫駅までで新潟県の妙高高原からは部活や補習の学生が1駅ごとに乗車してきます。新井ぐらいが乗車のピークで南高田で一気に下車しました。
 直江津では、乗り換え時間に貨物列車を撮影してから、特急北越1号に乗り換えます。この列車に乗れば、長岡からSLに乗車できるので、混雑を警戒して指定券を購入しました。自由席も座れましたが、結構混んでいるように見えましたので、今日は指定席の利用で選択は正しかったようです。指定席は、空いていて快適に長岡まで移動できました。

直江津でEF81-716牽引の貨物を撮影

特急北越1号(直江津8:35−長岡9:26)
   
■SLなおえつ鉄道まつり号(上り)
 長岡駅に到着してすぐに、新津からSL列車の回送がEF81−134に牽引されて到着しました。とりあえず一通り撮影を終える頃には発車時刻間際となり7号車のグリーン車に乗車。この車両に乗るのは、8月25日(SLばんえつ物語号)以来です。あの時は、グリーン券を入手するまで(「えきねっと」でも)4カ月掛かりましたが、一旦取れてしまうと不思議なもので、今回は「えきねっと」で往復とも普通に確保出来ました。
 乗車してまずはじめに、前回撮り損ねた《オコジョ》を撮影します。ちょうど、天井のルーバーに隠れて見難い位置にあるんですよね。列車は、宮内で上越線と分かれて進みます。まだ海が見えるまではかなり時間があります。その間に、売店へ行って昼食とエチゴビールを購入。エチゴビールは、僅かですが「おつまみ」付きですので毎回SLばんえつ物語号編成で販売ある時は購入しています。最後部の展望室へ行くと流れゆく風景が堪能できます。しばらく流れゆく景色を見た後は、ビールを片手に早めの昼食を。昼食は、「オコジョのたからばこ」です。子供向けの弁当ですが、オマケのヘッドマークコースター目当てで毎回購入しています。ただ、現在は何種類あるのか不明。(発売当初は、5種類+シークレットでした。)
 昼食を食べ終わる事に、列車は柏崎に到着。ここでしばらく停車するので、列車撮影をしたり柏崎駅リニューアル時に取り付けられたと言われる、「幸運を呼ぶかもしれない鯛のロゴマーク」(新潟支社HPより)を探しましたが、何処にでもある青い枠の普通のロゴマークばかりで見つかりませんでした。そうこうしているうちに発車時刻となり柏崎を出ました。
 ここからが海が見えるメインの区間です。列車は、しばらく走ると日本海が見えてきました。途中で、北越急行車の臨時とすれ違い驚きましたが、展望室にいたので辛うじて撮影できました。その後、日本海をバックに撮れる名撮影地を通過。やはりすごい人出でした。その後は、ゆったりした座席で日本海見ながら過します。日本海が見えなくなると北越急行線が合流して、列車は直江津に到着します。今回はゆったりした座席でしたので大変短く感じました。
 直江津駅ホームは大変混雑していたので、SLの撮影は諦めて改札を出ます。
 

長岡駅発車案内
 

EF81-134に牽引されて長岡に到着
 

EF81-134とC57-180の連結部
 

編成後部がグリーン車
 

SLなおえつ鉄道まつり号
(長岡9:56−直江津12:41)

宮内を通過すると上越線と分岐
 

最後部、グリーン車展望室からの眺め
 

信濃川を渡ります
 

快適なグリーン車車内
 

今回は、オコジョも忘れずに撮影
 

SLばんえつ物語号乗車の定番ですが今日も・・・
 

昼食は、「オコジョのたからばこ」
 

柏崎に到着
 

歓迎の太鼓演奏
 

ヘッドマーク
 

方向幕はシール
 

柏崎駅停車中
 

リニューアルした柏崎駅
 

柏崎は54分停車します
 

EF81-628牽引の貨物が先行
 

続いて特急北越4号が先行
 

初登場の展望車と柏崎の駅名表示
 

途中で北越急行車の臨時とすれ違い
 

有名処の撮影地は大勢の人が
 

日本海が見えてきます
 

最後部の展望車で日本海を見ながら
 

北越急行線が合流
 

関川を渡ると終着の直江津です
 

直江津駅に到着

歓迎の横断幕
   
■なおえつ鉄道まつり・SL列車入換
 

直江津駅に到着したSLなおえつ鉄道まつり号
 
 昨年までは、この時期にはSL列車(昨年は115系湘南色の記念列車)の運転に合わせて、直江津運輸区が公開されてC57の回転シーン(昨年は除く)を見る事ができましたが、なぜか今年は非公開でした。
 詳しい理由は不明ですが、運輸区の公開でSLの回転シーンを見られると思った家族連れが方々で訪ねていてかなり残念がっていました。
 公開しないのは仕方ないので、駅裏からSLなおえつ鉄道まつり号の入換えシーンを大勢の家族連れに混ざって撮影してきました。
 祭りの方は、盛況で混んでいたので撮影はしませんでした。自由通路のJRのフーズではアンケートに答えると、「なおえつ鉄道まつり来場証」を貰えました。

ホームから引き上げ側線へ
 

ここでC57を切り離します
 

C57は単機で移動します
 

 そのまま直江津運輸区へ
 

なおえつ鉄道まつり来場証(表)

なおえつ鉄道まつり来場証(裏)
   
■帰路は189系妙高号
 「なおえつ鉄道まつり」を見た後は長野へ戻るだけです。ちょうど、次の長野行は「妙高6号」です。久しぶりに189系妙高号に乗車します。と、その前に臨時列車に使用される485系T18編成と12系客車が並びましたのでこちらを撮影。
 特急北越号が5分遅延した関係で、直江津を6分遅れて発車した妙高6号は、特に急いで走ったと言う実感もありませんでしたが、妙高高原到着前には遅れを回復して定時運転に戻りました。やはり、元特急車の189系に乗車すると、同じ区間でも115系に比べて短く感じます。列車は、定刻に長野駅に到着。SLなおえつ鉄道まつり号1日目の乗車が終わりました。

485系T18編成と12系客車

妙高6号(直江津14:50−長野16:31)

       
■183系・189系国鉄色で新井へ
 今日は、SLなおえつ鉄道まつり号の2日目(新井→長岡)の運転です。長野からは、183系・189系N101編成使用の「妙高1号」に乗車します。今日は、SL乗車前にふさわしい国鉄色の編成です。日曜日でも、混雑するときは混雑する「妙高1号」ですが、今日は部活などの学生の利用が無く空いていました。
 えちごツーデーパスを購入したので、せっかくの国鉄色編成ですので終点直江津まで乗車して新井へ折り返そうかと考えましたが、何が起こるか解りませんでので新井駅で下車して、SLなおえつ鉄道まつり号の到着を待ちます。

妙高1号(長野8:12−新井9:18)

牟礼駅にて

■SLなおえつ鉄道まつり号(下り)
 新井駅で待つことしばし、EF64−1053に牽引されたSLなおえつ鉄道まつり号が入線してきました。入線直後はSLの周辺は大変混雑していたので、グリーン車に乗車して荷物を棚に上げてしばらくしてホームへ。発車直前に一瞬空いたすきに撮影して車内へ。
 SLなおえつ鉄道まつり号は、汽笛一声新井駅を発車します。今日は、グリーン車が先頭になるのでC57の後ろ姿が間近で見えますし汽笛もよく聞こえます。列車は、好天の信越本線を北上して直江津へ向かいます。沿線には、大勢の方が手を振ったりして見送っています。脇野田駅通過直前には、上越妙高駅に隣接する在来線(えちごときめき鉄道)の新駅や新線も見る事が出来ました。今日も、早々に指定券のチェックと乗車証の配布、グリーン車乗車証の配布と使用法に説明がありましたが、チェックはSLばんえつ物語号ほど厳重ではないようで、普通車の客が行ったり来たりでした。まぁ、見てみたい気持ちも解るのですが、ビデオ撮影に夢中で座席にぶつかっても知らん顔だし、通路を走って出ていくしで・・・。静かに通過する分には構わないかと思いますが、この状況じゃ・・・。
 と、言っているうちに高田に到着。ここで少々停車するので編成写真を撮影。その後、直江津でも停車しましたが、混雑して駅名表示と列車を入れて撮影にとどめました。直江津を出ると、海が見える前に売店へ昼食を買いに・・・。もう出遅れ感が大きく、在庫が多くあった(残っていた)「オコジョのたからばこ」と「エチゴビール」を購入。昨日と同じだ・・・。
 
 直江津を出て北越急行線が分岐すると日本海が見えてきました。この列車のハイライト区間です。今日は、天候にも恵まれて青い日本海に秋空が映えます。さっそく展望室へ行って、日本海とC57を入れて撮影。この瞬間を待っていました。その後も、断続的にトンネルを通過するも日本海を見ながら進みます。鯨波の撮影ポイントも大勢の方が集結していました。その後、急速に海岸線が離れていくと柏崎に到着します。柏崎では、59分停車します。写真撮影を終えて、昨日見つける事が出来なかった「幸運を呼ぶかもしれない鯛のロゴマーク」(新潟支社HPより)を探します。しかし、何処をみても青い枠のフツーの鯛ばかりで特に変わり種はありません。駅の外に出て探すと、それらしき金色の枠の鯛のロゴマークがありました。多分これに間違いないでしょう。楽しみにしておられる方もいるかと思いますので場所は明かしませんが、この金色の枠の鯛のロゴマークが「幸運を呼ぶかもしれない鯛のロゴマーク」だと思います。さて、私に幸運は訪れるか?。と言う事で、列車は柏崎を出て内陸へ。日もすっかり西日に変わり車内も静かな一時を迎えます。途中で、蒸気圧を上げるため運転停車した以外は力強くC57は進みます。信濃川を渡り、上越線が合流すると終着駅長岡に到着します。2日間で1往復の列車でしたが、えちごツーデーパスのお陰で両日とも乗車でき、2日間とことんSL列車でのグリーン車の乗車を楽しめました。
 

新井駅発車案内
 

始発の新井駅

特製の看板も準備されました
 

SLなおえつ鉄道まつり号
(新井10:42−長岡14:38)

本日は、C57の後部が間近に見えます
 

本日もグリーン車に乗車
 

もちろん1人席(海側)です
 

好天の新井を出発
 

新駅の在来線移設部分も見えてきました
 

建設中の上越妙高駅
 

高田で少々停車
 

高田駅停車中
 

見送りのダンス披露
 

列車は直江津へ
 

直江津にて少々停車
 

C57-180が力強く牽引します
 

昨日に引き続き・・・
 

昼食も同じです
(コースターも10周年の文字が有るか無いかでほぼ同じデザイン)

日本海が見えてきました
 

展望室から見る日本海とC57-180
 

柏崎に到着
 

柏崎には59分停車します
 

柏崎駅停車中
 

これが、幸せを呼ぶ鯛のロゴマークでしょうか?
(昨日は見つかりませんでしたが・・・)

列車は内陸へ進みます
 

トンネル通過中のグリーン車内
 

信濃川を通過
 

上越線が合流すると長岡です
 

長岡での横断幕
 

長岡に到着
 

長岡からは回送になります

牽引用のEF81-134が到着
   
■帰路は、485系と115系を乗り継ぎ長野へ

快速くびき野2号(長岡14:58−直江津15:54)
 
 SLなおえつ鉄道まつり号の回送に、牽引用のEF81−134を連結する作業を撮影して、さて先頭へと思ったら帰路に乗車する快速くびき野2号が到着。最後のEF81先頭の回送は撮影出来ず、快速くびき野4号の先頭を撮影して指定席車内へ。この列車は、指定席にして良かったです。西に差す日本海を見ながら列車は直江津へ。
 直江津で、今朝SL編成の回送を牽引したEF64-1053を撮影して、長野行の普通列車に乗車します。特急はくたか号からの乗り換えが多く、車内も座席の多くが埋まった状態で直江津を出ましたが、高田でほとんど降りてしまいました。高田から先は、ゆっくりと長野まで乗車できました。

朝、回送を牽引したEF64-1053

普通(直江津16:33−長野18:12)

■指定券・記念品
 指定券は、「えきねっと」対応していたので、一か八か1ヶ月と1週間前に事前予約してみました。結果は、往復でグリーン車の1列席(A席)が確保できました。これは、ほぼ奇跡と言っていいかもしれません。その後も、「えきねっと」を見ていると普通車ならば1週間前から時々空席が出てきていました。グリーン車も、区間さえ拘りが無ければ新井−直江津/直江津−柏崎/柏崎−長岡で数日に分ければ確保できたようです。
 乗車証の方は、例年より小さいサイズでしたが、さすがは新潟支社で拘りのある型とデザインでした。なお、上下でほぼ同じ(向きが反対の)デザインでした。(裏は別デザイン)
 グリーン車については、専用の「グリーン車記念乗車証」が上下別デザインで配布されました。こちらがないと、グリーン車には立ち入りできないと言う事でしたが、先ほども書いたようにSLばんえつ物語号ほどチェックが厳しく無かったようです。
 普段は、あまりこの手の収集はしないのですが、今回はデザインが気に入ったので5号車の売店で弁当を購入して掛紙を貰いました。こちらも、上下で色違いのデザインでした。
 

上り列車指定券(10/5)
 
 
下り列車指定券(10/6)
 

上り列車乗車証(10/5:上が表、下が裏)
 

下り列車乗車証(10/6:上が表、下が裏)
 

上り列車グリーン車乗車証
(10/5:上が表、下が裏)
 

下り列車グリーン車乗車証
(10/6:上が表、下が裏)
  

上り列車 弁当掛け紙
(弁当1個に1枚配布)

下り列車 弁当掛け紙
(弁当1個に1枚配布)