2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年 9月 1日(日) 

 2013年夏の「青春18きっぷ」の旅B

風っこループ号/風っこもぐら号

2013年 8月31日(土)乗車


水上駅で発車を待つ快速風っこもぐら号
 

 今年も、上越線の夏を締めくくる「風っこ」を使用した臨時快速列車「風っこループ」・「風っこもぐら号」が運転されました。「風っこループ」は過ぎゆく夏の上越線の景色を、「風っこもぐら」は列車名の通り寒いぐらいに涼しいトンネル内の走行を楽しむ事が出来ました。

■越後湯沢へ

普通(長野6:31−直江津8:04)
 
 長野から普通列車直江津行に乗車します。115系6両編成ですので、車内も空いていて快適に直江津まで行かれるかと思いましたが、新潟県に入った妙高高原から高校生で混雑・・・。混雑は、新井−高田がピークで高田からは嘘のように混雑は解消されました。
 直江津からは、北越急行線に乗車します。こちらは、犀潟−越後湯沢で別料金となりますが、この列車に乗らないと、越後湯沢からの乗り継ぎに間に合いませんので、別途950円払って乗車します。車内は、十日町から混雑しましたが、六日町で混雑は解消しました。列車は、JR線に入り越後湯沢駅に到着します。

北越急行線(直江津8:09−越後湯沢9:37)

北越急行線内清算証
   
■快速風っこループ2号
 水上から快速風っこループ2号に乗車します。今回は、新・新潟色のキハ40−587が1号車の控車として連結されています。こちらは、オールロングシート車となっています。基本的にホームからの乗降は出来ずに、風っ号車内からの移動となります。
 越後湯沢を午前中に発車する、快速風っこループ2号は以前は空いている印象がありましたが、本日は座席の埋まりが結構良いので定着してきたのでしょうか。特急はくたか3号の到着を受けて、越後湯沢駅を発車した列車は水上へ向けて進みます。車窓は、もう初秋の雰囲気が漂いますが、太陽からの日差しは強くまだまだ夏と言う感じでしょうか。それでも季節は動きつつあるようです。
 列車は、越後中里付近を通過して上下線に分かれて魚野川を渡ります。その直後に、松川トンネルに突入します。トンネル内でループするのですが、なにしろトンネル内ですのであまり実感がありません。しばらくして、土樽駅を通過して清水トンネルに突入します。列車は、暗闇の中を進んでゆきます。しばらくすると、トンネルの断面が広い場所を通過します。案内放送では、ここが茂倉信号所跡と言う事で説明の案内がされました。それから、もうしばらく列車は進み土合駅に停車します。
 土合駅に着いた瞬間に驚きました。ホームが嵩上げされていて以前の面影がありません。風っこ号は、の出入口はステップとなっているので、落とし穴にならないように渡り板が設置されました。しばらく、土合駅周辺を散策してリフレッシュした後に、列車は再び発車して水上へ向かいます。ここで最大の見せ場のループ線の先の湯檜曽駅を眼下に見る事が出来ます。列車も減速して良く見えるようにサービスしています。しばらく、これから進む線路を眼下に見ているとトンネルに入ります。トンネルを出ると、先ほどの線路が上の方に見えています。列車は、ループ線で山を下り湯檜曽駅に到着しました。ちょっと、山を降りただけかと思いましたが、かなりの暑さに驚きました。
 列車は、利根川を見ながらさらに進み終点の水上駅に到着しました。
 

越後湯沢駅発車案内
 

越後湯沢駅に停車中の「風っこ」
 

先頭は、新・新潟色のキハ40-587
 

こちらは、「臨時」のサボが入りました
 

1号車:控車はホームからの乗車は出来ません
 

後部2両は「風っこ」
 

特急はくたか号に見送られて水上へ
 

まだ日差しは夏です
 

沿線は初秋を思わせる風景です
 

越後中里付近
 

魚野川を渡ります
 

清水トンネルに突入
 

茂倉信号所跡
 

土合駅に停車中
 

土合駅に停車するキハ40新・新潟色
 

土合駅に停車中の「風っこ」
 

段差解消のため渡り板を設置
 

土合駅停車中
 

当然ながらストーブは使用されません
 

ループ線上部を通過
 

湯檜曽駅に停車
 

水上駅に到着
 

水上駅到着後は、すぐに回送されます

続いて、お座敷電車「宴」が到着
   
■快速風っこもぐら号
 水上からは、折り返しとなる快速風っこもぐら号に乗車します。こちらは、SLみなかみ号からの接続を取って発車となります。SLみなかみ号がD51に牽引されて到着すると、車内は一気に満席になりました。「びゅう」企画枠がほとんどの列車ですので、本当に満席の状態でD51-498に見送られて水上駅を出ます。
 列車は、上り勾配を進みます。まだまだ、関東側は日差しが強く暑いです。列車は、新清水トンネルの入口にある湯檜曽駅に到着しました。が、SLみなかみ号との接続の関係で遅延していてすぐの発車となりました。列車は、新清水トンネルを走行します。ほとんどの乗客の方は、SLみなかみ号から忙しく乗り継いだので、トンネル内の涼しさに歓声が上がりましたが・・・。喜んでいられるのも5分程度で、後は寒さとの闘いになります。トンネル内を延々と列車は走り続けます。すでに、子供の多くは長袖の服を上から着ています。私は、通路側でしたのでちょうど良い涼しさでした。
 列車は、トンネル内の土合駅に停車します。地上を目指して行く方もいれば、トンネル内留まる方もいて思い思いに過します。走行中の列車とは違い風がないので、本当に快適な涼しさでひと夏を過ごしてみたい心境です。
 土合駅を出るとまた寒さとの闘いです。列車は、いつ抜けるとも解らないトンネルをひたすら進んでゆきます。ようやく出口に出ると車内から安堵のため息が漏れます。列車は、田園地帯を進みます。先ほどまで、寒いぐらいに涼しいトンネル内を走行していたので、越後湯沢付近も猛烈に暑く感じます。(実際は、そんなに暑くないのですが)。列車は、ゆっくりと田園地帯を進むと上越新幹線の高架橋が接近してきて越後湯沢駅に到着します。
 

水上駅1番線に入線
 

水上駅停車中
 

SLみなかみ号の接続を受けて発車
 

D51-498に見送られて水上を発車
 

トンネル内の土合駅停車中
 

土合駅停車中
 

地上へは10分かかります
 

ひたすら階段が・・・
 

土合駅駅名板
 

土合駅停車中のキハ40(新・新潟色)
 

トンネルを出るとやはり暑いです

田園地帯を走ると、終点の越後湯沢です
     
■長野への帰路

北越急行線(越後湯沢13:39−15:01)
 
 越後湯沢駅到着後は、すぐに北越急行線の直江津行が接続しているので乗車します。六日町−犀潟間は950円が別にかかります。往復1900円と決して安くは無いのですが、長岡経由より短い所要時間で移動できますので、北越急行線に乗車します。
 特急はくたか号が出た後ですので車内は空いていて、直江津まで快適に乗車できました。
 直江津からの長野行きは、115系3両編成。信越本線では115系も乗れるときに乗っておいた方が良いのですが・・・。いつもなのか、今日だけなのか、車内は結構混雑していました。
 と言う事で、長野駅に到着して今回の遠征と青春18きっぷ(2013夏)の旅は終わりました。

普通(直江津15:36−長野17:18)

北越急行線内清算証
   
■指定券など
 今回の乗車は、(前日に)突然決めた(というか休みが確保できた)ので、指定券の確保はほぼ絶望かと思いました。前日の時点で空いていたのは、予想通りの「風っこループ2号」のみ。その他は、全て満席と言う状況でした。それでも、片道だけでも乗れれば御の字だと乗車を決定しました。
 出発当日の朝に、指定席券売機で空席照会すると「風っこもぐら」が△でしたので即購入。これで、直江津経由で往復乗車を決定しました。
 乗車証は、「風っこループ」「風っこもぐら」でデザインが違いますが、名刺サイズの乗車証が配布されました。

風っこループ2号指定券
 

風っこもぐら号指定券
 

風っこループ号乗車証

風っこもぐら号乗車証


役目を終えた青春18きっぷ
 
 今年の夏も無事に「青春18きっぷ」5回分の旅が終了しました。今回は、日帰り2回と2夜行3日(3回)と言う使い方で、3日間連続使用は「目的の列車」に乗車するための移動手段と言う位置づけで使用したため、別に乗車券類の支払いが発生しました。例年より、ワープなどが多かったのですが、今年は猛暑ですので無理のない範囲で楽しめて良かったです。元は十分に取れていると思います。