2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年 8月28日(水) 

SLばんえつ物語号(グリーン車)

2013年 8月25日(日)乗車



今年は新登場のグリーン車に乗車しました
 

 今年もSLばんえつ物語号に乗車してきました。新登場のグリーン車の指定がなかなか確保することが出来ずに、初夏の乗車は叶わず晩夏の乗車となりましたが、グリーン車のゆったりしたシートから阿賀野川に沿った風景を楽しみつつ、自分としては年に1回の恒例行事となっているSLばんえつ物語号の旅を楽しみました。

■今年はグリーン車へ会津若松へ
 今年もSLばんえつ物語号に乗車する日が来ました。新潟駅工事の関係で、今年は3番線からの発車に変わりました。ただ、入線時間は従来通り早めに設定されているので十分撮影の時間はありました。今年は、新登場のグリーン車に乗車します。
 撮影を終えて、グリーン車の入口でグリーン券を確認するため車掌が立っています。グリーン車には、グリーン券を持っていないと入る事は出来ません。グリーン券を提示して車内へ。普通車とは対照的な豪華な大正ロマンを感じさせるデザインの車内に3列シートが並んでいます。今日は、1人用の座席に座って会津若松まで快適なグリーン車のSL旅行をします。
 
 グリーン車は、固定窓ですので窓は空きません。よって、SLの汽笛も聞こえないまま新潟駅を発車します。信越本線を快調に進んで新津駅へ。早くも新津駅で乗客の入れ替えがあります。新津を出ると、磐越西線に入ります。ここで、売店へ昼食の「オコジョのたからばこ」(弁当)とエチゴビールを買います。エチゴビールは、「おつまみ付き」なので毎年購入しています。列車は、五泉に到着します。五泉でも乗客の入れ替わりがあります。五泉を出ると、後部のパノラマ展望室でしばし流れゆく景色を楽しみます。SLばんえつ物語号で、このような乗車の楽しみ方が出来るとは思いませんでした。その後は、昼食をとりつつグリーン車の快適な座席の座り心地を堪能します。ただ、窓が大き直射日光が入るので車内は暑かったです。ロールカーテンの日よけも使いましたが、景色を楽しみたいのでほとんどの方は使用しませんでしたので、車内温度はかなり高かったかと思います。乗車記念スタンプ押すために、他の車両(普通車)を通りましたが、グリーン車より乗車している人は多かったのですが涼しかったです。冷房は、もう少し強めにしたほうがよろしいかと思いました。また、事前に掲示板やサイトで調べましたが、床下のエンジンが煩いという記述がありましたが、特に気になるほどの騒音ではなかったかと思います。
 
 列車は、津川駅・野沢駅で少々停車してその都度撮影に。今回は、C57よりグリーン車の撮影が主となりました。グリーン車でも、ちゃんと「じゃんけん大会」が行われます。30名に対して4名の当選とは確率が高く、1999年の乗車開始以来の初当選も期待されましたが惜しくも2回戦で大敗・・・。
 先週は、車両い不具合で大変だったようですが、今週は、順調にSLばんえつ物語号は会津若松へ向かっています。グリーン車は、短区間の利用が多いと言うか、空いている区間だけでも乗車したい方が多いのか、特定の座席はかなりの方が入れ替わりました。車窓に磐梯山が見えてくると喜多方です。グリーン車からも大勢の方が降りました。ただ、空いた席は喜多方からの方で埋まりました。喜多方を出ると田園地帯を走り終点の会津若松に到着します。最終的には、乗客い入替わりは結構ありましたが、グリーン車は全区間でほぼ満席の状態と言う盛況ぶりでした。
 会津若松到着後は、快速あいづライナー号の入線を待たずに本当にすぐに引き上げました。終着駅の余韻に浸る暇もなくSLばんえつ物語号は側線へ移動して、4ヶ月間粘ってやっと確保できたグリーン席でのSLばんえつ物語号の旅が終わりました。
 

始発の新潟駅
 

今年は3番線から発車します
 

新潟駅で発車を待つSLばんえつ物語号
 

8月のヘッドマーク
 

12系(普通車)の方向幕
 

グリーン車乗車口案内
 

グリーン車はサボです
 

グリーン車車内
 

パノラマ展望室から流れゆく景色を・・
 

サイドからは、沿線の景色も楽しめます
 

足元近くまでガラス張りなので連結器も間近に
 

エチゴビールを楽しみながら会津へ
 

阿賀野川に沿って進みます
 

津川駅で少々停車
 

山都駅では展望車を撮影
 

一ノ戸橋梁を通過
 

磐梯山が見えてきます
 

喜多方を出て田園地帯を走ると旅も終盤です
 

会津若松駅に到着

終点の会津若松
       
■7号車:グリーン車
 今年から連結が始まったグリーン車(スロフ12−102)に今回は乗車しました。実際には、台車などの床下機器類を再利用し車体のみ新製した改造となっています。車内は、他の車両の「オリエント急行」風の塗装ではなく、ブラックを基本に窓周りに木目調のブラウンのラインが入っていて、外観でも他の車両とは差別化が図られています。
 車内に入ると、まずはグリーン券の確認が行われます。ここでグリーン券を提示しないと車内に進めません。また、客室への自動ドアも車掌室の奥になるため室内も通路からは見られません。グリーン券を提示して車内に入ると、木目調の化粧板に間接照明と行燈風の照明が大正ロマンを感じさせるデザインの車内に3列シートが並んでいます。1人用がA席・2人用がB席・C席で、会津若松行の場合は1番が壁の前となり最後部が10番の席となります。
 その後ろに展望室(パノラマ展望室)があります。会津若松行きの時は、阿賀野川の流れと共に流れゆく景色を楽しむことができますし、新潟行の時はC57-180の力強い力走を楽しむ事だ出来ます。サイドも窓が大きいので磐越西線の季節により変わる自然の景色を堪能することが出来ます。また、パノラマ展望室の客室側にはショーケースもあり「SLばんえつ物語」に関連する展示品を見る事が出来ます。ちなみに、乗車した日はC57-180に関連した部品類が展示されていました。

新潟行が展望車最後部
 

列車名も入っています
 

スロフ12−102
 

展望室部分サイド
 

スロフ12とオハ12の連結部には後部標識が
 

外装のデザイン
 

外装のデザイン
 

エンブレム
 

専用のサボ
 

グリーン車の愛称板
 

7号車はグリーン車
 

グリーン車車内
 

A席は1人掛け
 

B席・C席は2人掛け
 

展望室
 

展望室から客室を見た感じ
 

ショーケース(大)

ショーケース(小)
   
■その他
 今年も、5号車はオコジョルーム/売店の設定になりました。正直、7号車がグリーン車となり普通車の定員が減少するので、オコジョルームの設定はないかと思っていましたが、やはり家族連れには好評なようですので設定されたのでしょう。
 7号車の郵便ポストは、4号車の展望車へ移動しました。こちらのポストに投函すると、「SLばんえつ物語」の特製消印が押され配達されます。新潟中央郵便局の担当ですが、翌日の午前中には自宅(長野県北部)に配達されて来ました。
 乗車記念スタンプは、従来は同じスタンプが置かれていましたが、今年は1号車と4号車で別デザインのスタンプが置かれています。そのため乗車手帳にはスペース的に押せない可能性もあるので、ピンク色の紙(台紙)がスタンプ横に置かれていてそちらに押して持ち帰ることもできます。

5号車「オコジョ」ルーム
 

郵便ポストは4号車(展望車)へ移動
 

郵便ポスト専用の特製消印

4号車記念スタンプ

1号車記念スタンプ
   
■指定券・乗車手帳
 今年も、乗車手帳が配布されました。上りと下りで別のデザインなのですが、下りは時間帯的に乗車できないので今年も上りのみの入手になりました。(本当は、上下で揃えたいのですが・・・)
 また、昼食には「オコジョのたからばこ」を購入しました。昨年は、すぐに売り切れる事が多かったようですが、今年は大量に準備されていたのでいつでも購入出来ました。

普通列車用グリーン券
 
 今年からSLばんえつ物語号には、グリーン車が連結されています。このグリーン車にぜひ乗車したいと、指定席発売の3月から粘り続けること4カ月。「えきねっと」(事前予約)・窓口通いをしたものの、長野の雪解けの季節から桜の季節、初夏から夏と全く指定が確保できない状態が続いて4カ月。ようやく、キャンセル分の確保に成功しました。
 グリーン車は、グリーン券を所持した乗客以外は入れません。入口で逐一指定券チェックがあります。また、指定券紛失防止のため「グリーン車記念乗車証」(日付入り)が配布され、こちらを提示しても出入りが出来ます。

SL乗車手帳(上り列車用)
 

グリーン車記念乗車証(通行証)
 

グリーン車記念乗車証(通行証・裏)
 

昼食は「オコジョのたから箱」

弁当内部