2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年 8月 5日(月) 

観光特急しまかぜ号

2013年 7月27日(土)乗車


賢島駅に停車中の観光特急しまかぜ号
 

 7月27日、念願の特急しまかぜ号に乗車しました。運転開始以降に、行けそうな日にネット予約をすること3ヶ月・・・。「窓側指定」も手伝って予約出来たのは6月27日(7月27日乗車分)でした。
 登場してから4カ月、いまだに人気が衰えない豪華観光特急の試乗に出かけてきました。

■車両
 「しまかぜ号」は5両編成で、座席定員は138名と少なくこれを見ても豪華さが解ります。名古屋始発、大阪灘波始発とも賢島駅到着時にク50600型が先頭になるように調整されていて、賢島を出発するときには名古屋行が1号車・大阪灘波行は6号車が先頭となります。
 台車はボルスタレス式でヨーダンパを装備、全車両にフルアクティブサスペンションを搭載して、他の近鉄特急と比べても特に揺れが少なく快適な乗り心地となっています。

賢島駅に留置中の編成(大阪灘波行)
 

ク50600型(6号車:展望プレミアム車)
 

先頭車両サイド
 

モ50500型(5号車:プレミアム車)
 

サ50400型(4号車:カフェカー)

モ50300型(3号車:サロンカー)
  ※号車は、名古屋行基準です。 
   
■念願の特急しまかぜ号で名古屋へ
 始発駅の賢島駅には、発車の1時間以上前に到着しました。さっそくホームが混み合わないうちに、停車(留置)されていた大阪灘波行の車両で写真撮影を進めます。
 しばらくして、14:50頃に鳥羽から名古屋行の「しまかぜ」が回送列車で入線。「しまかぜ」が2本並びを見る事が出来ました。名古屋行きは、準備の都合上ですぐには乗車できず15:20頃にドアが開いて乗車となります。この列車の乗客の多くを占める団体客も、この時間になると観光バスで駅について続々乗車してきます。今回は2人用シートの窓側ですので、隣に人が来ないうちにいろいろ座席を操作ボタンで操作したり、スマホを充電していると隣にも人が来ました。
 特急しまかぜ号は、定刻に賢島駅を発車して名古屋へ。車内は、まだまだ空いています。すぐに、おしぼり乗車証を貰いました。その後、鳥羽では家族連れが多く乗車してきて賑やかになり、宇治山田と伊勢市では観光客が乗ってきてほぼ満席になりました。これから先は四日市まで停車しません。今回乗車した車両は、展望席のプレミアムシートで窓が大きく景色が見やすくなっています。それなのに、気になるのはスマホの充電の事ばかり・・・。本体の充電が終わったら空になったバッテリー充電と、せっかくの「しまかぜ」の旅が台無しですが、充電できる場所がこの列車しかないので仕方ありません。夏至から1カ月過ぎて、だいぶ太陽の傾きが早くなった名古屋線を「しまかぜ」は快調に飛ばします。遠くに四日市のコンビナートが見えてくると四日市に到着します。
 四日市では、半分の人が下車しました。乗ってくる人も数名はいましたが、車内は一気に空席が目立ち始めました。四日市を出ると名古屋まで停車しません。三岐鉄道北勢線の黄色の小さな電車が見えると、桑名駅を通過します。その後、木曽川を渡り愛知県に入ると旅も終盤です。列車は、名古屋駅手前で遅れている特急の発車を待ったため2分ほど遅れましたが、逆に2分余計に乗車できて満足です。
 と言う事で、特急しまかぜ号の旅は無事に終わりました。次回、伊勢方面に用事があるときはまた乗車したい列車です。

賢島駅記念撮影スポット
 

賢島駅停車中(大阪灘波行)

始発の賢島駅(大阪灘波行)
 

3番線に「しまかぜ」名古屋行案内が表示
 

「しまかぜ」が2本並びます(左に乗車)
 

凄い光景・・・
 

行先表示
 

「しまかぜ」ロゴマーク
  

1号車車内
 

海(伊勢湾)が見えるのは一瞬です
 

列車は内陸へ
 

石油コンビナートが見えると四日市です
 

員弁川を渡ると桑名へ
 

三岐鉄道北勢線
 

特急停車駅を通過時は表示が出ます
 

桑名駅通過中
 

木曽川を渡り愛知県へ
 

間もなく名古屋です
 

名古屋に到着
 

名古屋駅に到着
 

列車は車庫へ回送されます

先頭部ライト周辺
   
■室内など
 この列車は、1列シート(A席)と2列シート(B席・C席)の3列シートで構成されています。先頭車の1号車・6号車は、窓の大きい展望プレミアムシート。2号車と5号車は、通常の客席(プレミアムシート)となっています。4号車はカフェカーとなっていて2階建て構造です。混雑していて写真撮影はできませんでした。また、3号車は、個室車両となっています。
 プレミアム座席は豪華で、座席間隔は125センチ。本革シートに電動リクライニングと電動レッグレスト読書灯にエアクッション(「リズム」を選択すると腰の部分をマッサージする感覚になります。)も装備されています。これらの操作は、すべて肘掛の横にある操作ボタンで行えます。座席の回転は、座席回転ボタンを押して「緑」のランプがついたら回転可能。但し、テールを出していると「緑」ランプが点灯しない優れモノです。

先頭側からの展望
 

1・6号車:展望プレミアムシート
 

エアクッションまで備えられた本革シート
 

可動式枕に読書灯
 

荷物用ロッカー

 通常のプレミアムシート車(2・5号車)
    
■指定席券など

記念乗車証(表:名古屋行・大阪灘波行用)
 
 観光特急しまかぜ号は、定員が少ないのも手伝って人気があり、都合のつく日の特急券はなかなか予約できませんでした。
 3月の運転開始以来、4ヶ月かかってようやく都合のつく日の特急券を入手できました。インターネット予約(駅で受取)を選択したのですが、1ヶ月前の10:30の時報と同時に予約操作して、取れたのが2人掛けの席でした。1人がけの席を確保するのはなかなか難しいようです。
 記念乗車証は、上りと下りでデザインが違います。次回は、上りに乗車して乗車証を入手したいです。
 
「しまかぜ」特急券

記念乗車証(裏:特急券なし)

記念乗車証(裏:特急券台紙状態)