2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2013年 3月26日(火) 

 ありがとう・さようなら169系イベント  

急行あの夏で待ってる号

2013年 3月23日(土)乗車


上田駅に停車中の急行あの夏で待ってる号
 

 しなの鉄道所有の169系電車が4月29日でラストランとなるのを記念して、急行あの夏で待ってる号が上田−軽井沢で1往復運転されました。昨年の1月から3月まで放送されたアニメ「あの夏で待っている」で舞台となった小諸市と番組中で「しなの鉄道」が登場した縁で、115系1編成がラッピングトレインとして運転されていますが、今回は169系を使い車内を「あの夏で待ってる」グッズで装飾して臨時急行列車として運転されました。

■急行あの夏で待ってる2号(上田13:05−軽井沢13:42)
 撮影会を終えて上田駅のホームへ移動すると・・・。すでに長い列が出来ていました。列車が入線して、辛うじて知人の方と4名で乗車ですのでボックスにできる場所を確保。これで一安心です。と、車内を見渡すと、「なつまち」のグッズがいたるところに装飾されています。ちなみに我々の席も、窓ガラスに飾りがありましたので、大勢の方が撮影してゆきました。発車の時刻まで撮影をして、いよいよ急行あの夏で待ってる2号は上田を発車します。すでに上田駅発車前から座れない人が大勢います。アニメの力はすごいですね。とは言え、立っている方は「なつまち」ファンの方が多いようで、装飾の撮影に忙しく座れない事は全く気にしていない様子でしたが。
 乗ってしまえば、ただの急行列車・・・。と思えない、賑やかな車内で小諸付近では「なつまち」に登場した場所の解説もあり思わず頷いてしまった。と思ったら、周りも頷いているし・・・。小諸を過ぎると、さらに乗客は増えて乗車証の配布が始まりました。この乗車証が目当ての方も多かった(ほとんど)かと思います。「なつまち」のキャラクターがデザインされた硬券タイプの乗車証でした。その後は、列車は霞みながらも辛うじて見える浅間山を見ながら軽井沢に到着します。

上田駅発車案内
 

軽井沢側先頭
 

特製サボと愛称札
 

篠ノ井側先頭
 

編成写真も撮影できました
 

外からでもタペストリが目立ちます

 

座った座席の装飾品です
 

網棚にも・・・
 

上田を出て信濃国分寺付近を通過
 

間もなく小諸に到着
 

網棚上の「りのん」
 

浅間山は薄ら見えました
 

「美桜」タペストリ

こちらは4人組のタスペトリ
 

車内の雰囲気(3号車)

軽井沢に到着
   
■急行あの夏で待ってる1号(軽井沢14:37−上田15:34)
 軽井沢では、折り返し急行あの夏で待ってる1号になります。車内整備のため一旦乗客を降ろしてドアを閉めますが、すぐに乗車口は反対ホームへ達し折り返すほど長者の列となり、座席転換が終わり反対ホームの1番線に列車が入る前に予定より早くドアを開けました。今度も4人乗車でボックスに出来ました。というか同じ場所ですが。
 発車間際になると、どんどん乗客が増えて往路以上の混雑になりました。もう座れない人もかなり出ていますが、車内装飾撮影のため前に後ろへ忙しそうです。軽井沢を出ると、浅間山がはっきり見えました。169系からこれほど綺麗な浅間山を見るのは久しぶりでした。帰路は、中軽井沢を出ると乗車証の配布が始まりました。最近は、トラブルもなく小諸駅到着までに配布は終了。小諸駅で停車時間があり「なつまち」ファンの方は、駅で行われている「アニメ素材展示会」へ。鉄道ファンは、特別に停車位置をずらしてホーム上から189系と急行あの夏で待ってる号との並び撮影会と綺麗に別れました。両方行った人もいたようですが。
 小諸駅を出ると乗車証を配り終わったので用がすんだのか、小諸で聖地巡礼をするのか、佐久平経由で新幹線で戻る人も多いのか車内の混雑も解消されました。小諸を出ると、列車は往年の急行を思わせる速度で進み終点の上田駅に到着します。上田駅では、乗客の降車が終わり次第ドアを閉め車内の装飾の片づけが始まっていました。今回の装飾は、ほとんどが借り物のだったそうな。
 いつもは、往年の急行列車の再現がほとんどですが、たまにはこのような企画の急行列車もありかな?。と、思いましたが何か疲れた今回の乗車でした。

軽井沢駅で折り返し
 

急行あの夏で待っている1号になります
 

2号車の雰囲気
 
 
車内から浅間山が見えました
 

小諸駅で少々停車
 

停車位置をずらして189系との並び
 

早春のしなの鉄道を上田へ
 

ポスターも展示されていました
 

車内の雰囲気(2号車)
 

カレンダーも展示されていました
 

上田駅に到着

上田からは回送で戸倉へ戻ります
   
■ヘッドマーク・愛称札

特製サボ
 
 今回は、115系ラッピング編成ではなく169系での運転となったため、ヘッドマークとサボはもちろんのこと、愛称札は6種類も用意されると言う、大変気合の入った列車となりました。
 愛称札については、レプリカが全6種類とも発売されて、即売会場で飛ぶように売れていました。(私も2枚ほど購入しましたが・・・。)
 普段の往年の急行列車の再現とは違い、賑やかなデザインとなり、これはこれで良いのではと思いました。

軽井沢側ヘッドマーク
 

篠ノ井側ヘッドマーク
 

愛称札1
 

愛称札2
 

愛称札3
 

愛称札4
 

愛称札5

愛称札6
   
■記念品
 今回も、指定区間に乗車した乗客に乗車証が配布されました。硬券タイプながら、キャラクターがデザインされた珍しいタイプの乗車証でした。
 急行券については、台紙付きの急行券セット(往復)と通常の急行券(硬券)タイプが発売されました。今回はアニメとのタイアップでしたので、普段とは違う乗車証や急行券を入手することができました。
 

上り列車乗車証
 

下り列車乗車証
 

乗車証裏(共通)
 

急行券
 

台紙付き急行券セット(外側)
 

台紙付き急行券セット(外部)