2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年11月18日(日) 

 秋の山梨キャンペーン

快速風っこやまなし号

2012年11月17日(土)乗車


日野春駅に停車中の快速風っこやまなし3号
 

 「秋の山梨キャンペーン」に合わせて、中央本線の甲府〜小淵沢間でトロッコ風気動車「風っこ」を使用した臨時快速「風っこやまなし」が1日2往復運転されました。
 なお、乗務員の関係から編成の前後に連結されたEF64型電気機関車が牽引する形での運行となりました。

■乗り得快速で出発
 長野駅から快速松本行きで出発します。この列車は、特急あずさ号でおなじみのE257系を使用します。乗車券のみで特急車両のリクライニングシートで移動できる乗り得な列車です。途中の聖高原までが快速運転で聖高原からは各駅に停車してゆきます。平日は、通勤客で結構混み合うようですが、本日は土曜日ですので車内も空いていて11号車は7人程度の乗車率で終点松本に到着します。
 
 松本からは、上諏訪行きをやり過ごして甲府行きに乗車します。目的地が小淵沢ですので、甲府行きを選択せざるを得ません。上諏訪行きが出た直後にドアが開いたので車内で待つ事が出来ました。発車時刻間際になるとそれなりの乗車率となり松本を出発。塩尻で、後続の特急あずさ8号の通過待ちとなりますが、本日は中央西線からの特急しなの1号が少々遅延した関係で、特急あずさ8号・普通松本行が接続待ちとなりました。この関係で、甲府行きも塩尻を遅れて発車。さらに岡谷からの単線区間で交換待ちが発生しましたが、茅野から先は複線なのでスイスイと進みますが、富士見で通過待ちの特急あずさ号が遅れて小淵沢には6分程度の遅れで到着しました。
 

快速(長野6:55−松本8:03)

普通(松本8:37−小淵沢10:06)
  ※遅延が発生しましたが、時刻は所定の時刻です。 
   
■風っこやまなし2号【小淵沢10:52−甲府12:21】
※遅延が発生しましたが、時刻は所定の時刻です。
 小淵沢駅から快速風っこやまなし2号の旅が始まります。が、本日は中央本線のダイヤ乱れの影響により発車時刻を過ぎてから小淵沢駅に入線してきました。もちろん、保険のつもりで入線シーンを撮影したのですが、列車が入線後すぐに発車と言う事で写真撮影もままならぬまま車内へ。席に着くころには列車は、小淵沢駅を発車する直前でした。EF64型の汽笛が響き、快速風っこやまなし2号は小淵沢を後にします。上り列車は、ぶどう色(茶色)のEF64−37が先頭で甲府へ向かいます。今日は天候が芳しくないため、家族連れは発車後5分も経たないうちに控車へ避難してゆきます。今日は、雨と寒さとの戦いになりそうです。列車は、ゆっくりと確実に進んでいます。いつの間にか、私の周囲のボックスは無人になりました。
 
 往路は、進行右側の窓側の席です。沿線は、木々が色づき初めて良い感じです。沿線には、雨にも関わらず大勢の方が撮影に訪れています。車内の方は、今日は上越新幹線で記念列車が走っているせいか乗り鉄の数は少なく、家族連れ中心の乗車率となっています。今日は、曇りで山々も見えないからか長坂のカーブも思ったほどの人出とはなりません。列車は、日野春駅で少々停車して後続列車の通過待ちを行います。この列車の後ろを煽っているかと思いましたが、後続列車も遅れているようで結構停車していました。
 日野春を出ると、トンネルを抜けて列車は進みます。韮崎駅でも運転停車の予定ですが、列車はホームを通過して甲府側の退避線へ。ここで、貨物列車の通過待ちを行います。韮崎を出ると高度が下がってくるのでだんだんと暖かく感じます。最後の停車駅の竜王で、後続列車の通過待ちを行うと、列車はゆっくりとした速度で終点の甲府駅に到着します。
 

始発駅の小淵沢
 

小淵沢駅に富士見からの回送で入線
 

到着後は、すぐの発車となります
 

控車で移動したのか一部は空席もありました
 

小淵沢を発車
 

雨の中を甲府へ
 

特急あずさ9号とすれ違い
 

山間を進みます
 

秋の中央東線を甲府へ
 

長坂のカーブを通過
 

日野春駅で普通列車退避のため停車
 

日野春駅停車中
 

雨足が弱くなってきました
 

トンネル通過中
 

貨物列車退避のため韮崎駅退避線に停車
 

風っこ号車内
 

塩川を渡り甲斐市へ
 

竜王で普通列車退避のため停車
 

特製のサボが用意されました
 

荒川を渡ると甲府市街へ
 

甲府市街に入りました
 

電留線が見えてくると甲府です
 

甲府駅に進入

5分ほど遅れて甲府に到着
   
■風っこやまなし3号【甲府12:45−小淵沢14:12】
※遅延が発生しましたが、時刻は所定の時刻です。
 甲府駅からは、折り返しの快速風っこやまなし3号に乗車します。今度は、EF64−37が先頭で運転されます。帰路も進行方向窓側の席に座る事が出来ました。暖かい甲府市からの出発ですので、風っこ号車内も家族連れで賑やかです。甲府の電留線を過ぎて列車は甲府市街地を離れます。竜王駅では、通過列車の退避もなくすぐの発車となります。だた、意外にも竜王駅からの乗車が多く驚きました。控車へ移動した方々を考慮して空席もありますが、指定席発売分ほぼ満席となった快速風っこやまなし3号は、小淵沢へ向けて進みます。途中の韮崎駅では、手前の退避線で通過列車をやり過ごしてホームは通過。韮崎を出ると徐々に高度が上がっていくので寒くなります。同時に雨足も強くなり、徐々に家族連れがリタイアして控車に移りだします。
 
 日野春駅では12分停車で、ようやく編成写真の撮影に成功しました。中線でこれだけの停車は欲しいですね。ゆっくりと撮影を終えたところで放送が・・・。どうやら、後続の特急列車が置き石を踏んだらしく遅延していて、特急通過までしばらく停車するとのこと。その後、上り特急列車が置き石を踏んで異音を感じ車両点検を行った影響で、甲府から酒折間で運転を見合わせていたが、運転を再開し後続の特急スーパーあずさ号が18分遅延しているので、それを退避しての発車となると言う事でしばらく停車となりました。合計で30分ぐらい停車して、列車は20分遅れで日野春を発車。だんだんと雨足が強くなってきましたが、長坂を通過して、列車は注意信号をゆっくりと進み小淵沢駅には22分遅れで到着しました。
 
 列車を降りて撮影を始めましたが、遅れているので降車確認を行い完了と同時に富士見へ回送されてゆきました。こうして、雨と寒さと戦いながら往復とも「風っこ」車両での乗車は終わりました。幸いだったのは、ビニールカーテンを使うほどの大雨にならずに済んだことでしょうか。
 

甲府駅発車案内
 

下りはEF64−39が牽引
 

EF64−39と発車案内
 

甲府駅を発車
 

甲府駅電留線
 

甲府市街地を出て荒川を渡ります。
 

竜王駅停車中
 

塩崎駅通過
 

トンネル通過中
 

塩川を渡り韮崎市へ
 

韮崎駅退避線に停車
 

高度を上げて山間部に入ります
 

トンネル通過中
 

日野春駅停車中
 

EF64−39先頭の編成写真
 

「風っこ」ロゴマーク
 

キハ47側からEF64−37を見る
 

キハ47側からEF64-39を見る
 

EF64−37からキハ47側を見る
 

EF64−39側からキハ47側を見る
 

風っこ号からEF64−37を見る
 

風っこ号からEF64−39を見る
 

EF64−37うを先頭に進みます
 

雨が本降りに・・・
 

小淵沢に20分ほど遅れて到着

列車は、富士見へすぐに回送
       
■特急乗継で長野へ
 小淵沢駅で、快速風っこやまなし号の旅を終えて長野に戻るだけです。本来なら48分待ちなのですが、風っこやまなし3号が20分遅れた関係で待ち時間が少なくなりました。と、思ったら特急あずさ17号も数分遅れでやってきましたが・・・。
 
 小淵沢からなので指定をとる必要なしと自由席にしたのですが、特急あずさ号の高乗車率を甘く見ていました。自由席は、ほとんどの席(窓側)が埋まっていて空いているのは数席だけ。もはや選ぶ余裕もなく着席。朝の松本行快速で乗車した編成と同じM116編成でした。朝は、料金不要の快速電車。今は、特急料金が必要な特急列車。この編成も忙しいですね。いままで、寒い風っこ号車両で過してきたので、心底温まりました。特急列車ですので、中央東線をスイスイ進んで・・・。とは行かずに、ダイヤ乱れの影響で交換列車が遅れ松本には6分ほど遅れての到着となりました。
 
 松本からは、特急しなの15号に乗車します。こちらも5分ほどの遅れで松本に到着しました。信州特急料金回数券を持っているので、自由席には並ばすに2号車(指定席)に余裕の乗車。車内も松本で大勢下車したので空いていました。もう、この時間まで来ると車窓も楽しめませんので、淡々と383系に揺られて長野へ。終点の長野にも5分ほど遅れての到着となりました。
 帰路は、特急列車同士の乗り継ぎで戻れたので非常に楽でした。

あずさ17号(小淵沢15:00−松本15:46))

しなの15号(松本16:00−長野16:55)
   ※遅延が発生しましたが、時刻は所定の時刻です。
   
■指定席券・記念品
 今までだと、「風っこ」関係の指定席券は時報打ちに参戦せずとも運転日が近づくと、容易に取れる事がほとんどでしたが、今回は本当になかなか指定席券の戻りがなく直前勝負となりました。結果的には、往復共に進行方向右側の窓側の確保に成功したのですが、今回は1週間前でも残0の状態でしたので少し焦りました。
 記念品の方ですが、「びゅう」の旅行パックは、乗車証明書(硬券タイプ)が配られましたが、一般の乗客にも乗車証が配布されました。乗車証の方は2種類ありまして、午前1往復用(1号・2号)と午後1往復用(3号・4号)があります。表が1号(午後3号)で裏が2号(午後4号)となっており、2号・3号と乗ると2種類手に入ります。偶然ですが2種類を入れることが出来て大満足です。

風っこやまなし2号指定券
 

風っこやまなし2号指定券
 

午前用(表:1号)

午前用(裏:2号)

午後用(表:3号)

午後用(裏:4号)