2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年10月16日(火) 

快速中央線紀行号

2012年10月14日(日)乗車


下諏訪駅に停車中の快速中央線紀行号
 

 昨日(10/13)の快速篠ノ井線110周年号に引き続き、本日は快速中央線紀行号として旧型客車3両が松本〜富士見間を辰野経由で1往復しました。編成は昨日と同じ編成で、ヘッドマークのみ付け替えれました。
 昨日の、快速篠ノ井線110周年記念号は、運転区間が短いせいか空席もありましたが、本日はマルス上では、ほぼ完売の盛況ぶりでした。

■上り列車(往路)【松本10:17−富士見12:49】
 長野から松本へ向かうため乗車した特急しなの6号は、田沢駅でこれから乗車する旧型客車を追い越しました。松本駅で下車してしばらくすると、ぶどう色のEF64−37が牽引した、快速中央線紀行号がゆっくりと入線してきました。本日は、出発式は無いので所定位置での停車となりました。
 松本では、手早く撮影を済ませて車内へ。出発前に指定席の照会をしたところ、往路となる上り列車だけ窓側が空いていました。車内に入ると進行方向窓側という幸運でした。松本を発車した列車は、大勢の方に見送られ富士見へ向けて出発します。乗車した号車は、1号車で先頭の機関車EF64-37の次の車両です。乗車率は良いのですが、私の周囲は空席が目立ちます。直前で戻った席なのでしょうか。まぁ、ゆったりと乗車できる事は良い事です。私の前も1名だけですので、1ボックス2名で快適に乗車できます。最初の停車駅である村井を過ぎて、列車は塩尻に到着します。塩尻での停車時間は僅かです。
 
 塩尻を出ると、列車は辰野経由の旧線に入ります。だんだんと、新線が離れてゆきます。そろそろ、115系の普通列車が・・・。来た!。と思ったら、列車は林の中。善知鳥峠を列車は順調に進みます。有名撮影地は、すごい人出で車内からも歓声が上がります。そんな中を列車は進み辰野に到着。辰野では、撮影時間があります。記念写真が撮影できるように用意もされていて、久々の旧客の停車に力が入っています。辰野を出ると、列車は進路を変えて進みます。塩尻で別れた新線が近づいてきて合流すると岡谷です。
 
 岡谷では、歓迎の行事がありました。停車時間もあるので、歓迎行事を見たり写真撮影をしたりゆったりとしたひとときを過ごします。これより、岡谷・下諏訪・上諏訪・茅野と連続して停車時間のある駅が続きます。岡谷を出ると、高架橋を登り高架橋から諏訪湖が見え始めます。旧型客車から見た諏訪湖は久しぶりです。諏訪湖が見えるのは僅かな時間で、再び高架橋を下り下諏訪に到着します。こちらは、数分の停車なので先頭の撮影で終わりです。続いて上諏訪に到着します。上諏訪では、結構な乗車時間があるので3番線の到着かと思いましたが1番線でした。お陰で編成写真が撮影できました。撮影に夢中になっていて弁当を買い損ねた。列車は上諏訪を出て茅野に停車します。茅野も、2番線の到着で編成撮影が出来ます。また歓迎の行事もゆっくりと楽しめました。
 
 茅野を出ると次の停車駅は終点の富士見です。天気は下り坂のようで、だんだんと曇ってきました。列車は、撮影している人が多い地点では、汽笛を鳴らして注意しています。松本を出て2時間32分で富士見に到着しました。富士見では、駅前で歓迎イベントがありました。これで、往路の乗車は終了です。
 

松本駅発車案内
 

松本駅停車中
 

アルクマも見送りに来ました
 

1号車車内
 

南松本付近を通過
 

間もなく塩尻
 

塩尻を出ると旧線へ
 

新線が離れてゆきます
 

善知鳥トンネル通過中
 

秋の中央本線を進みます
 

辰野で少々停車
 

記念写真も撮れました
 

辰野駅停車中
 

岡谷駅で少々停車
 

岡谷駅歓迎行事
 

懐かしい光景
 

遠くに諏訪湖を見ながら進みます
 

下諏訪では僅かな停車
 

上諏訪で少々停車
 

上諏訪停車中
 

スーパーあずさ11号と交換
 

諏訪を出て茅野へ
 

茅野駅で少々停車
 
 
茅野駅での歓迎行事
 

間もなく富士見です
 

終着駅富士見に到着
 

富士見駅舎

富士見駅歓迎行事
   
■下り列車(復路)【富士見14:10−松本16:18】
 富士見駅で歓迎行事を堪能し、振る舞われた「ポップコーン」「綿あめ」等を食べながらゆったりと時間を過し、一息ついてから撮影を始めます。時間には余裕があるのでゆっくりと撮影を進めます。時間があるのはとても良い事で、殺伐とした雰囲気もなく平和に撮影が進みます。
 
 さて、復路となる下り列車は通路側の指定です。席が取れただけ良かったのですが、今回は関東の知人の方のご厚意でボックス席に御一緒させてもらえました。しかも、進行方向の窓側に座る厚かましさ・・・。本当にありがとうございました。号車は、3号車ですので今度も先頭の機関車の次の客車となります。乗車率は、まぁ一部の席が空いているのは仕方ないとしてそれでもかなり良い方です。発車後早々に、車内改札と乗車証の配布がありました。それは済むと後は、後は松本へ戻るだけです。下り列車は、原色のEF64-38が牽引となるので、沿線も往路に増して撮影する方が多いです。
 もう、秋も中ごろになってきてますので、夕方になると肌寒く感じます。列車は、茅野で普通列車の通過を待ちます。最初の撮影タイムです。ちなみに、リンゴと観光パンフレットの配布もありました。続いて、上諏訪・下諏訪・岡谷と連続して撮影できる停車時間が続きます。いろいろ撮影できるのはうれしい限りです。
 
 岡谷からは、往路と同様に旧線に入ります。列車は、秋の中央線を進みます。辰野駅でも撮影の時間があります。辰野では、飯田線方面からの213系と並ぶかと思ったのですが、上手く並ばないうちに発車時刻となりました。列車は、快調に飛ばして善知鳥峠を越えます。トンネルを抜け林を抜けると視界が開けて、中央東線の新線が見えてきます。ここで、特急あずさ26号が来るはずなのだが・・・。行ってしまったか。と思ったら来ました。辰野経由の旧線の車窓から新線を走る列車を見るのは初めてでした。列車は、再び新線と合流して塩尻へ。塩尻での停車時間はわずかですぐに発車となります。塩尻から複線区間で快調に飛ばします。こんなに飛ばして大丈夫?と、思えるくらい速度が出ていました。きっと、往年の旧客を使った急行列車もこのような雰囲気だったんでしょうね。最後の停車駅である村井駅に停車すると列車は一旦加速するも徐々に速度を落として、終着駅松本に到着します。
 
 今日は、1日旧型客車の旅を楽しんだと余韻に浸る暇もなく、降車終了後すぐに列車は長野へ回送されました。長野への帰路のため、松本から乗車した特急しなの17号は、明科駅であっという間に旧型客車の回送を追い越してしまいました。
 また、来年も信州で旧型客車の旅を楽しめれば良いですね。
 

始発の富士見駅
 

富士見駅では撮影会状態
 

下りは、EF64-38が牽引
 

富士見を発ち茅野へ
 

茅野駅で少々停車
 

茅野駅停車中
 

上諏訪駅で少々停車
 

上諏訪駅停車中
 

下諏訪駅で少々停車
 

下諏訪駅停車中
 

岡谷駅で少々停車
 

岡谷駅停車中
 

岡谷から旧線へ
 

旧線を辰野へ向けて進みます
 

辰野駅で少々停車
 

辰野駅停車中
 

塩尻へ向けて
 

新線が見えてきました
 

新線を特急あずさ26号が通過
 

塩尻大門付近
 

旧塩尻駅付近を通過

松本到着後は長野へ回送
   
■ヘッドマーク・車両
 今回は、EF64−37号機・EF64−38号機でのプッシュプル運転となりました。旧型客車は3両で、3両とも普通の旧客でした。スハフ32やオハニ36は連結されていません。3両編成ですので、座席定員の多い車両で結成した感じです。
 ヘッドマークは、前後で同じデザインの物が取り付けられました。長野名物?の大型ヘッドマークです。サボも、特製のサボが準備されていました。愛称板については、例年通りの「快速」でした。

新宿側牽引機:EF64-37
 

1号車:スハフ42-2234
 

2号車:オハ47-2266
 

3号車:スハフ42-2173
 

長野側牽引機:EF64-38
 

ヘッドマーク(前後共通)
 

特製のサボ

愛称板
 
■記念品・指定席券
 指定席券については、時報打ちはしませんでしたが1ヶ月前に購入しました。窓側は満席で通路側で何とか往復の購入が出来ました。しばらく△が続きましたが、×になってからはなかなか出てきません。運転日間近になって△は出ましたが通路側ばかりで、窓側が取れたのは当日の朝でした。しかも往路の上りだけ。復路の下りは、この時点では残席0の状態でした。
 
 記念乗車証は、硬券タイプの乗車証が往復で配布されました。数年前の運転時に、びゅうパック限定で配布した乗車証に似たデザインの物でした。

上り列車指定券
 

下り列車指定券
 

上り列車乗車証(上が表/下が裏)

下り列車乗車証(上が表/下が裏