2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年 8月26日(日) 

快速越後線開業100周年号

2012年 8月25日(土)乗車


柏崎駅に停車中の快速越後線開業100周年号
 

 1912年8月25日に開業した越後線は、今年100周年を迎えることになり記念列車が8月25日に新潟〜柏崎(越後線)で1往復運転されました。車両は、普段は越後線に入線しないキハ47・キハ40の3両編成が使用され、3号車はロングシートのためフリースペースと使用されました。

■糸魚川へ寄り道
 まずは、長野から「妙高1号」で直江津へ向かいます。期待の編成は、183系・189系N101編成・・・。どーも、N101編成とは縁があるようです。当然ながら中間車(189系)の5号車に乗車。車内は、通学の高校生で混んでいましたが、北長野で混雑も解消されました。しかし、この日の「妙高1号」は暑かったですね。115系なら窓も開くから調整できますが、今の189系は窓があかないので直射日光をカーテンで遮っていているとは言えかなりの暑さでした。
 直江津から北陸本線の普通列車に乗り換えます。前回に続いて青一色の車両です。こちらは、なんとか山側のボックスを確保できました。今回は、海側ではなく山側だったのが残念・・・。
 
 糸魚川では、大糸線のラッピング気動車を撮影して、「5489」で予約した指定券を引き取ってきました。現在、糸魚川駅は仮駅舎ですので混んでいます。「5489」は発券に1枚1枚カードを引くので、5枚で8分くらいの時間が必要です。指定券を引き換えたら直江津行きで戻ります。来たのは413系・・・。当然少ないボックスは空いているはずもなく、ロングシートで海を見ながら直江津に戻りました。直江津からは、長岡行きに乗り変えます。ちゃんと海側のボックスを確保して、115系新潟車で北上します。こちらは、車内も空いていて快適に柏崎まで乗車できました。

妙高1号(長野8:12−直江津9:41)
 

普通列車(直江津9:46−糸魚川10:26)
 

糸魚川で指定券を受け取り
 

大糸線ラッピング列車
 

普通列車(糸魚川10:58−直江津11:37)

普通列車(直江津12:17−柏崎13:07)
   
■越後線開業100周年号
 柏崎から本日のメインとなる、快速越後線100周年号に乗車します。始発の柏崎駅の発車案内は、「臨時列車」ということで、列車名が出ないのが残念でした。この列車は、3両編成で2両のキハ47がボックス席の指定席、3号車のキハ40はロングシートの「フリースペース」となっています。2両の指定席は、発売と同時に完売はしましたが、やはり空席が所々で見られます。
 柏崎を出た列車は、越後線へ入ります。気動車が越後線を走るのは珍しいです。時刻表の路線図などを見ると日本海沿いを走るように見えますが、実際は車窓から日本海は見えません。一山超えた反対側が日本海のようです。車窓には、西日に照らされた水田が広がっています。さすが米処といった感じです。車内では、指定席券を確認して乗車証が配布されました。この乗車証は、飛び込みで乗車して指定券を清算した乗客にも配布されました。 
 列車は、出雲崎・寺泊と過ぎて吉田に到着しました。吉田では37分の長時間停車となります。ホームにも出店が出ていて大盛況となっています。残念ながら中線に115系が留置されているので、編成写真は撮れませんが並びはバッチリ撮影できました。
 
 吉田を過ぎると列車の本数も増えて車窓も開けてきました。越後赤塚駅・小針駅で列車交換のための停車時間がありました。今回は、100周年記念という事でヘッドマークの取り付けも期待しましたが、実際はヘッドマークが取り付けられることもなく残念でした。列車の車窓は、入道雲が見えていた田園地帯から一気に市街地に変わります。当然ながら、列車の本数も多い区間に入るので、停車駅では「全車指定席で指定席券が必要」の案内が繰り返し流れます。駅では案内していないのか、乗り込んできて放送を聞いて慌てて降りていく人を結構見かけました。列車の旅も終盤となりましたが、今回フリ−スペースとなっているキハ40は訪れる人も少なく、人口密度も低いので冷房も効いていて快適に過ごせました。なんか、ボックスよりくつろげました。列車は、定期列車の合間を縫って市街地を淡々と走行し、信濃川を渡ると終点の新潟駅に到着します。越後線を気動車で走破するとは、これまた貴重な体験が出来ました。

始発駅の柏崎駅
 

発車案内
 

柏崎駅1番線から発車
 

越後線100周年看板
 

特製サボ
 

今回は、ヘッドマークはありません
 

間もなく柏崎を発車
 

米処を走ります
 

越後線を気動車で進みます
 

出雲崎駅の横断幕
 

山の向こうが海のようです
 

大河津分水路を渡ります
 

吉田駅に到着
 

吉田駅横断幕
 

115系との並び
 

キハ47車内
 

キハ47・キハ40の連結部
 

吉田を出ると市街地になります
 

信濃川を渡り新潟市街に

新潟に到着
   
■帰路は高速バス
 本日は、「青春18きっぷ」を使用していましたが、直江津発19:59の長野行に乗るには特急北越10号でワープせねばなりません。柏崎→直江津でも大丈夫ですが、通常は長岡→直江津でワープするので今回もそのパターンににしようと思ったのですが、今回は別料金でほぼ同額で利用できる高速バスを選択してみました。一度は、長野−新潟線の高速バスもどんなものかと思っていましたのでちょうど良い機会になりました。
 バス自体は、万代シティーバスセンターから来るので新潟駅前には発車予定時刻の直前に到着します。乗車前に入口で乗車券は回収されます。飯田から別会社の高速バスに乗車した際は、列車と同じで乗車前に確認して下車時に回収するので、会社が変われば扱いも違うと言う事ですね。実際に乗車したら、今回は座席の間隔が広くて驚きました。4列なのは仕方ないのですが、前後はゆったりしていて長距離の乗車も快適に過ごせそうです。本日は、7名だけと空いていましたので座席は自由に空席に移る事も出来ました。夜なので景色は楽しめませんでしたが、途中の米山サービスエリアで1回休憩がありました。夜の高速道を渋滞もなくスムーズに走り、須坂バス停には計ったのように20:57定刻につきました。これはすごい。
 
 さて、須坂のバス停からは村山駅が一番近いのですが、バスに到着して階段を下りる頃に電車が発車していました。この後は、特急列車で村山は通過するので時間があるので須坂駅まで歩いて移動しました。須坂バス停から須坂駅西口まで約30分(上り勾配あり)でした。逆に須坂駅西口から須坂バス停までは、下り勾配なので25分ぐらいで行くかと思います。どちらにしろ、早く須坂駅に到着できました。これで、本日の乗車も無事に終了しました。

高速バス(新潟駅前18:10−須坂バス停19:57)
 

前後に広い座席でした
 

須坂駅まで歩きます(全区間、歩道あり)

須坂バス停から30分で須坂駅西口に到着
 
−今回の比較−
・予定していた行程
 新潟17:22−普通−18:37長岡19:05−特急北越10号−19:55直江津19:59−普通−長野21:30
 長野21:44−普通−須坂22:11
 
 費用(ワープ分)
 長岡→直江津 特急券(指定)3140円+長電(長野〜須坂)520円=合計3680円
 
・バス利用(電車利用)
 新潟18:10−高速バス−須坂バス停20:57=徒歩8分=村山21:41−普通−須坂21:46
                                    ※参考:1本前の電車は、村山20:58発
 費用
 バス代3100円+長電(村山〜須坂)180円=合計3280円
 
・バス利用(今回のパターン
 新潟18:10−高速バス−須坂バス停20:57=徒歩30分=須坂駅21:27
 
 費用 
 バス代3100円
       
■指定券・記念品

指定券
 
 この列車は、時報打ちをしました。当初は、まぁ無理だろうと思っていたのですが、窓口氏のおかげで無事に確保できました。ただ、反対側の吉田→柏崎(始発列車の都合上)は確保できずに、合間に窓口通いをしましたが、タイミングが悪かったのか最後まで入手できませんでした。
 
 乗車証明の方は、硬券をイメージしたデザインでしたが、実際の硬券ではありませんでした。指定席券を確認して1人1枚の配布が徹底されました。車内で、指定券を清算した方にももれなく配布されました。

乗車証明(表)

乗車証明(裏)