2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年 3月11日(日) 

快速ありがとう119記念号

2012年 3月10日(土)乗車


伊那市駅で発車を待つ119記念号
 

 飯田線で活躍した119系電車が老朽化のため引退することになり、飯田線の伊那市→飯田で引退を記念した臨時快速列車「ありがとう119記念号」が、全席指定席の列車として運転されました。
 なお、飯田→伊那市については団体専用列車「ありがとう119記念号」として運転されました。こちらは、ツアー参加者の限定乗車となりました。

■快速みすず号で伊那市へ
 須坂から特急ゆけむり号で長野へ向かい、長野駅で同行する知人と待ち合わせ、青春18きっぷ1回分を間借りして、快速みすず号で伊那市へ向かいます。
 長野11:23の快速みすず号は、JR東海の313系1700番台で転換クロスシート車です。土曜休日は、松本行の高速バスが運休なので、車内は長野から8割方の座席が埋まる混雑です。途中の篠ノ井から満席+立席の状態で松本へ到着。松本で少しは空きましたが、岡谷から再び多少混雑しました。飯田線をのんびり進み伊那市駅へ。
 長野駅から伊那市駅まで、直通でしたので便利ですが、やはり同じ座席に座り続けるのは長く感じました。
   
■団体列車ありがとう1119記念号
 伊那市に到着後は、119系使用の団体列車の到着を待ちます。少々遅れての到着となり、撮影できる時間は僅かでしたが、辛うじて撮影に成功しました。
 この車両を使用して、快速ありがとう119記念号が運転されるのですが、折り返しの都合で伊那北駅まで一旦回送となります。
 団体客が降車して数分で伊那北駅へ向かうため、伊那市駅を発車しました。
   
■ありがとう119記念号
 伊那市駅から快速ありがとう119記念号に乗車します。まさか、119系に指定席料金を支払って乗車するとは思いませんでしたが、これも最後の良い記念になります。私の号車は1号車でしたので辰野側の車両となります。この列車だけは、満席になるだろうと思いましたが、やはり空席が少々ありました。車内の感じから見て一部のロングシートも発売されたようですが、私の席は通路側ながら進行方向の通路側でした。
 太鼓演奏と伊那市のキャラクター「イーナちゃん」に見送られて伊那市駅を発車します。この列車は、全席指定ですので車内改札があります。と、その前に乗車証の配布が行われました。配布は指定席券を提示して行われました。2つ折りの乗車証明書で、なかなか」センスのいいデザインです。前回の「駒ケ根トレイン」もそうですが、JR東海の乗車証はサイズは小ぶりですがデザインはなかなか考えられています。続いて車内改札がありますが、改札印が「伊那松島運輸区」。伊那松島運輸区の車内改札印は初めてみました。列車は、飯田線を南下してゆきます。駒ケ根で5分停車して、伊那福岡・伊那本郷で列車交換のため運転停車します。本日は生憎にも中央アルプス・南アルプスともに見ることはできませんでした。
 
 七久保で12分の停車がありましたので、ここでゆっくり写真撮影が出来ました。今日は、天候が良くなくアルプスの山々が見えないのが残念でした。沿線には、大勢の方が撮影に訪れていました。また、「幸せの青い電車」がヘッドマークをつけて走行しているので、沿線や駅で地元の方々も大勢撮影していました。やはり、この編成は注目度満点です。七久保を出ると伊那大島で交換のため運転停車して、元善光寺で18分停車します。元善光寺へ参拝も考えましたが、時間がギリギリになりそうですので今回は駅で撮影に専念します。元善光寺を発車すると、終着の飯田に到着します。今回は、「駒ケ根トレイン」のように車窓の案内放送が無かったのが残念でしたが、その分119系の走行音を楽しむことが出来ました。
 

始発の伊那市駅
 

「イーナちゃん」も登場
 

伊那市駅で発車を待ちます
 

私が119系から見る最後の車窓
 

駒ケ根駅に5分停車
 

駒ケ根駅に停車中
 

今日はあいにくの天気です
 

119系のフレート
 

アルプスも見えませんでした
 

七久保で12分停車
 

七久保駅停車中
 

ありがとう119記念号ヘッドマーク
 (構内踏切より撮影)

方向幕は「臨時」
 

七久保駅にて
 

元善光寺駅にて18分停車
 

号車札は、印字された紙で代用
 

元善光寺駅に停車中
 

元善光寺駅舎
 

間もなく飯田に到着します
 

119系電車車内
 

飯田駅に到着
 

飯田駅にて
 

119系E4編成(左)とE5編成の並び

飯田駅舎
     
■高速バスで長野へ
 飯田からの帰路は、高速バスで長野へ戻りました。翌日も仕事ですので、少しでも早い手段で戻ります。飯田駅前18:04の長野行が最終便ですので、途中の停留所からも結構乗車してきました。
 私は、辛うじて相席ならずに済みましたので長野まで快適に過ごすことが出来ました。途中で、凍結防止剤散布の関係で10分ほど遅れましたが、予想より(旅行行程では30分遅れを前提としているので)早く到着したので、少し急ぎ足ながら1本前の信州中野行に乗車できました。
 という事で、帰路もスムーズに帰宅することが出来ました。
   
■指定席券・乗車証明

ありがとう119記念号指定券
 
 指定席券に関しましては、1ヶ月前の時報打ちで2日間ともに撃沈しました。その後、指定席券売機で空席照会をしたのですが、3日後の2月13日に3月10日分の空席を通路側ながら確保できました。
 その後も、窓側を求めて空席照会を時折しましたが、窓側は最後まで出ませんでした。(列車自体の△は数回目撃して窓口で聞きましたが通路側でした。)
 
 乗車証明書は、サイズは小さいながら二つ折りの立派な証明書でした。内側の下部中央の丸い部分がステッカーになっています。ここ最近のJR東海は、何か凄いですね。 

乗車証明書(表)
 

乗車証明書(内側)
※下段中央の円部分がステッカー

乗車証明書(裏)