2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年 2月18日(土) 

 中央・南アルプス山並み列車

急行駒ケ根トレイン号

2012年 2月18日(土)乗車


飯田駅に停車中の急行駒ケ根トレイン号
 

 冬季の美しいアルプスを見ながら列車の旅を楽しめる「駒ケ根トレイン」が今年も、飯田〜駒ケ根で運転されました。昨年の「トレイン117」を使用した快速列車とは違い、373系を使用した急行列車として運転されました。
 なお、373系にはアルプスの山々をイメージしたラッピングが施されています。

■快適な乗り継ぎで飯田へ

特急しなの4号(長野8:12−松本9:03)
 
 長野から飯田までは、特急しなの4号・特急あずさ10号・普通列車を乗り継いで移動します。
 特急しなの4号は、長野から自由席がほぼ満席の状態の状態で発車、雪景色の姨捨を見ながら松本へ移動。
 松本から特急あずさ10号で岡谷へ。こちらの自由席は空いていて快適に岡谷まで乗車。久しぶりに特急あずさ号に乗車しました。
 岡谷からは普通列車で飯田へ。313系1700番台でしたが、結構乗車していて辛うじて窓側に座れました。途中の辰野・伊那市で大勢下車したので、後はのんびりと飯田まで。転換クロスシートは快適でした。

特急あずさ10号(松本9:14−岡谷9:32)

普通列車(岡谷9:36−飯田12:03)
   
■373系F5編成
 今回使用される373系F5編成は、アルプスの山々をイメージしたラッピングが施されています。373系にこのようなラッピングを施すとは思わず、実車を見たときには驚きました。
 その他には、「駒ケ根トレイン」のヘッドマークが追加されていました。ただ、方向幕は「臨時」のままでした。車内は、特に変化はなく特急伊那路号で使用されるのと同じ座席カバーが装着されているだけです。

1号車:クハ372−5
 

2号車:サハ373−5
 

3号車:クモハ373−5

先頭部のラッピング
       
■駒ケ根トレイン号【往路・下り列車:飯田12:55−駒ケ根13:58】
 飯田駅から急行駒ケ根トレイン号に乗車します。今年は、117系「トレイン117」から373系特急電車にグレートアップ(その分、料金も急行化でアップ)しました。特急伊那路1号が到着すると、ツアーの団体客が乗り換えますので車内の乗車率も一気に上がります。一般枠の3号車は、7割程度の乗車でしょうか。
 飯田駅を発車した列車は、飯田線を北上します。373系で飯田以北へ乗車するのは初めてのことです。ちゃんと、急行料金を徴収するので座席カバーも装着されています。車内では、観光用のパンフレット・乗車証の配布が始まりました。ツアー用の2号車は、別に軽食等(代金込み)を配っていたので、この列車に限っては団体枠からの返席は期待できそうもないです。まぁ、期待せずとも空いてますが。
 
 飯田線では、最北の「上郷トンネル」を通過して元善光寺を過ぎると列車は、山間部に入って行きます。南北に長い長野県、北部の積雪が嘘のように南信の飯田地方は積雪がほとんどなく天候も回復しています。ただ、アルプスの山々には雲が掛かっていて残念な感じです。往路の席は、A席ですので南アルプス側の席です。山々の代わりに撮影に来ている方を大勢見ることが出来ました。それでも、時間が経つにつれて天候が回復しているようで、七久保を出たあたりで、塩見岳だけ山頂まで見ることが出来ました。列車は、アルプスの山々を見ながら駒ケ根に到着しました。
 

始発の飯田駅
 

発車案内(飯田駅にて)
 

発車を待つ駒ケ根トレイン号
 

飯田駅に停車中
 

接続の特急伊那路1号との並び
 

飯田を出た直後は曇りでしたが・・・
 

北上するにつれて天候も回復
 

片桐松川を通過
 

今年はアルプスも見えました

駒ケ根に到着
     
■駒ケ根トレイン号【復路・上り列車:駒ケ根14:11−飯田15:19】
 駒ケ根から折り返し飯田行の急行駒ケ根トレイン号に乗車します。3号車の乗客は、減って半分くらいの乗車かともいます。夕日が差し込む飯田線を南下してゆきます。今回は、往復ともA席(南アルプス側)でしたが、D席が空いていたのでD席(中央アルプス側)に移動して景色を楽しみました。七久保付近では、残念ながら山頂は雲に隠れましたが仙涯嶺・南駒ケ岳・田切岳・空木岳と見ることが出来ました。昨年の「駒ケ根トレイン117」に乗った時より良く見えました。
 七久保駅で少々停車して、南アルプス・中央アルプスの絶景を楽しんだ後は、373系電車に揺られて飯田駅に戻ります。
 飯田駅では、歓迎の太鼓演奏などが行われていましたが、半分ほど見て高速バス乗り場へ移動します。

駒ケ根駅に停車中
 

駒ケ根駅で発車待ち(構内踏切)
 

ヘッドマーク(構内踏切)
 

方向幕は「臨時」
 

七久保駅で少々停車
 

七久保付近からの光景

帰路はアルプスも良く見えました

飯田駅前の歓迎太鼓
     
■帰路は高速バスで移動
 帰路は高速バス(みすずハイウェイバス)で長野へ戻ります。本来ならJRを利用して帰りたいのですが、この時間帯は飯田から長野まで一番早い乗り継ぎが普通列車のみの乗り継ぎとなり時間が掛るので高速バスで移動しました。
 昨年とは違い、長野インターまでは計ったように時刻表通り進みましたが、長野市内での渋滞で長野駅前には10分ほど遅れましたが、それでも十分早く長野駅に戻れました。
   
■指定席券・記念品

乗車証明書(上下同じデザイン)
 
 今回の急行駒ケ根トレイン号は、昨年運転された快速駒ケ根トレイン117号とは違い、往復で別々の指定席券・急行券が必要になりました。
 快速列車から急行列車になりましたので、急行券が必要になりましたので、少々割高になるので指定席券も往復で確保できました。
 車両が373系になりましたので、急行列車としての運転でも良いのですが、駒ケ根で座席が変わるのが少々・・・。

下り列車指定券

上り列車指定券