2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2012年 1月 9日(月) 

SL新春碓氷号・DL新春碓氷号

2012年 1月 9日(月)乗車


横川駅に到着したSL新春碓氷号
 

 昨年に引き続き、信越本線の高崎〜横川でSL新春碓氷号としてD51牽引のSL列車が設定されました。今年も、乗り鉄の1番手として正月らしい列車名でしたので指定券を購入しました。復路となる上り列車は、DD51−842牽引でDL新春碓氷号として設定されました。

SL新春碓氷号【高崎10:40−横川11:44】
 新年最初の乗り鉄は、列車名からして新春らしい「SL新春碓氷」に乗車して横川へ向かいます。ホームには、大勢の家族連れがホームで待っています。そんな2番線ホームに短い汽笛を鳴らしながらD51−498牽引のSL新春碓氷号が入線してきました。最初は、D51の周りは凄い人だかりになりましたが、昨年よりは空いています。何とか撮影を終えて、後部のDD51−842の撮影が終わるともう発車の2分前と言う慌ただしさです。
 指定された1号車は、DD51の真後ろですので移動することなく乗車できました。車内に入ると、去年のほとんどの席が埋まっていた状況とは異なり空席が多く見られます。昨年は、指定席の発売状況が良かったので1両増結したこともあるのでしょうが、ちょくちょく指定席券売機で見ても「○」ばかりでした。見たところ、鉄道ファンより家族連れの方が圧倒的に多いです。冬場晴れの高崎駅を発車したSL碓氷号は、順調に冬の信越線を進みます。高崎を出て早々に名刺タイプの乗車証明書が配布されました。列車は、北高崎を通過して信越本線を北上します。今回の運転では、D51の正面には正月飾りが付いませんでした。昨年は、正月飾りがついていたので残念でした。こうしたこともあるのか、撮影しているファンも少なめです。遠くに浅間山を見ながら烏川を渡りさらにそれでも大勢の撮影者でにぎわう碓氷川を渡ると安中駅に停車します。安中駅では10分ほど停車します。D51に周りはすぐに人だかりになりましたが、発車時刻前になるとすぐに車内に戻るので短時間勝負で撮影はできました。
  安中を出ると、広々とした冬の田園風景が広がります。安中駅の停車時間で先行した場合は、沿線で撮影するポイントも限れれるのか、撮影ポイントには大勢の方が撮影に訪れている個所もありますが、沿線の穴場的な場所でも誰か誰かが撮影しています。短い停車の磯部を発車して再び碓氷川を渡ると列車は山間部に入ってきます。D51からも力強い蒸気と煙が上がり、所々で甲高い汽笛が鳴り響きます。やはり勾配区間のほうが迫力があるのか撮影する方も極端に増えてきました。途中何回か減速するシーンもありましたが、列車は家族連れの歓声を乗せて横川駅にほぼ定刻に到着しました。横川では、観光協会の出迎えがありました。

始発駅の高崎駅
 

発車案内
 

高崎駅に入線
 

方向幕はSL碓氷を使用
 

浅間山を見ながら烏川を渡ります
 

碓氷川を渡ると安中です
 

浅間山も見えました
 

安中に到着
 

安中で少々停車
 

東邦亜鉛のスイッチャーとの並び
 

後部のDD51−842
 

SLの煙を見ながら横川へ
 

妙義山
 

横川に到着
 

横川でしばらくライト点灯で撮影できました

ヘッドマーク
   
■装飾された12系車内
 今年は、12系客車内に冬をイメージさせる装飾が施されました。何時もとは違う車内の雰囲気に、家族連れには好評でした。正月らしく凧も用意され、空調を回すと凧が風で揺れて舞っているように見える工夫も施されていて、なかなか楽しげな車内演出でした。その他の季節にも期待したいところです。

冬をイメージして飾れれた車内
 

雪だるま
 

空調で凧もまいます

雪をイメージ
       
■DL新春碓氷号【横川15:10−高崎16:15】
 帰路はDL新春碓氷号に乗車します。今回はDD51−842が牽引します。車内は、家族連れよりファンの方が多い感じでした。車内も往路よりも確実に空席が結構残っていました。私の指定された席も、だれも来ることは無く1人です。往路の家族連れも話していましたが、やはり冬場のでまだ日も短いので14時台に帰りの列車があれば・・・。とのことですので、冬場だけ上り列車の時間を早めると乗車も見込めるかもしれません。
 今回は、往路と同じ1号車(DD51側)の乗車ですのでDD51のエンジン音が楽しめます。DD51の汽笛とD51の汽笛が調和して山々に響き渡り、列車はゆっくりと横川駅を発車します。横川を出た快速DL新春碓氷号は、車内放送も終わり乗車証明書の配布を始めます。ファンの方はそれなりにいますが、やはり昨年よりは少ない感じです。列車は、逆向きのD51を牽引している関係で、ゆっくりとした速度で高崎へ向かいます。横の道路では、追いかけの車がどんどん追い越して行きます。
 帰路も、磯部駅での停車時間は短時間でしたが、安中駅では10分停車します。安中と言えば、東邦亜鉛の製鉄工場が良く見えます。安中を出ると、列車は西日を浴びながらゆっくりと高崎を目指します。車内は、行楽地からの帰路の列車にふさわしく静かでのんびりした時間が流れます。
 列車は、約1時間で終着の高崎に到着します。
 高崎駅到着後は、しばらく車内点検のため停車してゆっくりと車庫へ引き上げました。
 

上りはDD51が先頭になります
 

方向幕はDL碓氷を使用
 

間もなく発車します
 

ヘッドマーク
 

ゆっくりと坂を下ります
 

安中で少々停車
 

夕暮れの烏川を渡り高崎市街へ
 

上越新幹線が見えてくると高崎です
 

高崎駅に到着

D51を連結したまま回送されます
   
■指定券・乗車証
 指定券は、さくより1両増結された5両での運転となったので楽に窓側が買えました。1月9日分に限って言えば、やはり3連休の最終日も手伝ってか指定席の売れ行きは芳しくないようで、乗車当日でも窓側を確保できるくらいでした。
 乗車証は、昨年と同じ名刺タイプですが、今年は日付が共通ではなくそれぞれの日付となっています。

SL新春碓氷指定券
 

DL新春碓氷指定券
 

乗車証(SL・DL共通)

乗車証(裏・DL/SL共通)