2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年11月28日(月) 

 「未知を歩こう信州2011」観光キャンペーン 

快速北アルプス風っこ号

2011年11月27日(日)乗車


穂高駅に停車中の北アルプス風っこ3号
 

 「未知を歩こう信州2011」観光キャンペーン の一環として、仙台支社所有のトロッコ風気動車「風っこ」を使用して、快速北アルプス風っこ号が松本〜信濃大町で2往復運転されました。今回は、11月下旬の運転となったため「はめ込み窓」を装着したまま運転されました。

■特急しなの4号で松本へ【長野8:12−松本9:03】
 長野から特急しなの4号で松本へ向かいます。本日は8両編成での運転でした。本当は、1本前の快速にも乗車することは出来たのですが、往復とも115系はちょっと・・・。なので、往路は特急利用にしました。
 この時間は、先行の特急しなの2号と2時間空いているので混雑を心配しましたが、自由席は予想より空いていて快適に松本まで383系の乗り心地を楽しむことが出来ました。
   
■快速北アルプス風っこ1号【松本9:24−信濃大町10:37】
 松本から快速北アルプス風っこ1号に乗車します。早い時間帯なのか空席が多く目立ちます。本日は、11月下旬の運転と言う事もあって窓ガラスがはめ込まれたままでした。注目のだるまストーブですが、火は入っていませんでした・・・。ちょっと期待していたのですが残念でした。
 松本を発車した、快速北アルプス風っこ1号は大糸線を北上します。晴れた朝ですので、冷え込みも手伝って北アルプスの山々も美しく見えました。島内で運転停車した後は、順調に北上します。車内では沿線の説明が行われています。乗客が少ないのは残念ですが、その分ゆったりと列車の旅を楽しめます。
 途中の穂高で、少々停車して列車の撮影が出来ました。穂高で下車した人もいたのか、車内はさらに寂しくなりました。
 穂高を出ると、北アルプスの山々が大きく迫ってきます。今回は、幸運にもアルプス側の席でしたので雄大な景色を楽しんでいると、高瀬川を渡り信濃大町に到着。ちょっと物足りないと思いますが、子連れの家族連れにはちょうど良い距離かもしれません。
 

松本駅入線
 

ヘッドマーク
 

サボ
 

島内で3228Mと交換
 

北アルプスを見ながら列車の旅
 

ダルマストーブに火は入ってません
 

北アルプスが見得てきました
 

穂高駅で少々停車
 

穂高駅停車中
 

今日はしっかりと見えています
 

高瀬川を渡ると終点です

信濃大町に到着
   
■快速北アルプス風っこ2号【信濃大町11:02−松本12:25】
 信濃大町で折り返しとなる快速北アルプス風っこ2号に乗車します。どうせ空席だらけだろうと思っていたら、家族連れが続々と乗車乗車してきて結構いい乗車率に・・・。当日まで指定が買えると、JRが一番乗ってほしい家族連れの乗客も増えるということでしょうか。やはり、昨日の運転を見て駅で聞いたら指定があったというパターンが多いようです。
 1号とは違い2号は、賑やかな雰囲気で信濃大町を発車します。今度は、北アルプスと反対側の座席ですので見どころは少ないです。安曇追分で、リゾートビューふるさと号と交換しました。思った以上に、リゾートビューふるさとの速度が速くてあせりましたが、何とか「風っこ」の車内と合わせて撮影できました。この時間帯は、交換列車との待ち合わせが多く北松本駅手前の島内駅で13分の運転停車・・・。これには参りました。ダイヤの構成上仕方ないのでしょうが、家族連れには「閉じ込めらている」ようで不評でした。交換待ちでの時間は長く感じるんですよね・・・。やっとのことで、島内駅を発車して北松本を通過して終点の松本に到着しました。

信濃大町で松本行に
 

信濃大町で発車待ち
 

風っこ号車内
 

帰りは、アルプス側ではありません
 

安曇追分でリゾートビューふるさと号と交換
 

わさび畑も見られました
 

こちら側は田園風景が続きます
 

梓川を渡り松本へ
 

島内で4231Mと交換

篠ノ井線と並行すると終点です
    
快速北アルプス風っこ3号【松本12:45−信濃大町14:28】
 松本から再び、快速北アルプス風っこ3号で北上します。やはり、この時間帯がメインなのか結構乗っています。時間は昼過ぎの発車ですので、車内のあっちこっちで昼食の真っ最中。はめ込み窓がついているので、通常の列車気分で食事も楽しめます。
 松本を出た列車は、大糸線を北上します。北アルプスの山々は見ることは出来ますが、やはり午後の時間になると気温の上昇も手伝って少し霞んでしまいます。さて、車内は、豊科からもう降車する乗客が多く穂高に着くころには車内も空席だらけになってきました。それでも、1号よりは乗客が多いように見えます。
 
 穂高では、停車時間を利用して穂高神社へ参拝に行くことが出来ます。やはり、1号より3号の方がメインのようです。但し、巫女さんの先導はありませんでした。この停車時間、参拝を前提にしたのかダイヤ上の偶然なのか、本当に参拝して戻るとちょうどいい具合に発車時間となります。穂高で一気に空いて、列車はワサビ畑を見ながら北上を続けます。車内が暑くなりファンデリアを回して温度調整をしながら信濃大町まで運転しました。
 信濃大町で、ホームに降りると心地よい風が気持ち良かったですね。

始発の松本駅
 

発車案内
 

松本駅発車待ち
 

午後は少し霞んでいます
 

豊科で少々停車
 

豊科駅停車中
 

穂高駅で少々停車
 

停車時間で穂高神社へ参拝
 

穂高神社
 

わさび畑
 

終盤は、北アルプスもはっきり見えます

信濃大町に到着
   
快速北アルプス風っこ4号【信濃大町14:45−松本16:10】
 信濃大町から折り返しの快速北アルプス風っこ4号で松本へ戻ります。今日は、1日「風っこ」に乗車していました。車内は、やっぱり空席が多いですが、時間帯も時間帯なので仕方ないのかもしれません。
 11月も下旬になると日暮も早く夕日に映える北アルプスの山々見ながら列車は松本へ向けて走ります。
 途中の信濃松川で、特急あずさ26号に道を譲り列車はマイペースで南下します。穂高で少々停車した後は、順調に進み夕日に光る梓川を渡り島内駅で115系普通列車と交換すると終点の松本に到着します。終着駅の余韻に浸ることなく、茅野から来る長野行の普通列車の座席確保のため急いで2番線へ移動する1日乗ったにも関わらず慌ただしい「風っこ」の旅の終わりでした。

信濃大町駅発車案内
 

信濃大町駅で発車待ち
 

信濃松川で特急あずさ26号通過待ち
 

夕日に映える北アルプス
 

穂高で少々停車
 

夕暮れの梓川を通過
 

島内で3239Mと交換

特急しなの15号とすれ違い
          
■帰路は115系普通列車【松本16:34−長野17:46】
 松本からの帰路は、普通列車長野行に乗車します。列車自体は、茅野駅始発で運転されていますので松本での降車を期待しましたが、それほどの降車はなく心配しましたが、何とかボックスに座ることが出来ました。
 この列車、時間帯が良いのか大変混雑していて明科を過ぎても立っている人か結構いました。長い人で、聖高原を過ぎて稲荷山まで座れない人もいました。やはり、長野〜松本の高速バスが土曜休日運休になった影響もあるのでしょうか。
 列車は、定刻に長野に到着して本日の乗車も無事に終了しました。
   
■指定席券・記念品
 今回は、運転区間を松本〜信濃大町に短縮したので1日2往復の運転となりました。2日間で合計4往復の運転となり乗車チャンスが多くなった一方で、乗客も分散したのか指定券は当日でも購入することが出来ました。それでも、完全にガラガラと言うわでもないので、1往復のみの運転だったら満席で指定席券の購入も難しかったのではないかと思います。
 それでも、当日に乗車を決める家族連れも結構いたので、JRとしてはもっとも乗車してほしい家族連れの客層が多く乗車して良かったのではないでしょうか。
 
 今回も、乗車記念ポストカードが配布されましたが、家族連れが多かったのでほんの一部の収集家を除いて1人1枚の配布で問題なく配布が出来たのは良かったと思います。ただ、区間乗車の家族連れは貰う事が出来なくて可哀そうかと思いました。この辺の所は、新潟や高崎支社のように何回か巡回すればよろしいかと思いました。

記念ポストカード

北アルプス風っこ3号指定券

北アルプス風っこ4号指定券