2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年10月19日(水) 

 「未知を歩こう信州2011」観光キャンペーン

快速大糸線紀行号

2011年10月16日(日)乗車


南小谷駅に停車中の快速大糸線紀行号
 

 「未知を歩こう信州2011」観光キャンペーンの一環として、大糸線の松本〜南小谷間で旧型客車3連を使用した、臨時快速大糸線紀行号が運行されました。
 今年は、松本駅・南小谷駅での機回しを省略するため、EF64−37・EF64−38のプッシュプル運転となりました。

■始発駅の松本へ
 今日は、長野駅9時発の特急しなの6号に乗車すれば良いので、朝の仕事を終えてからでもゆっくりと須坂を出発できます。普段は、時間帯から乗車できない2000系電車使用の長野行で長野へ向かいます。久しぶりに2000系電車で長野へ向かいます。久々に乗車したはずなのに、何か久しぶりとか特別という感じもせず、いつもの時間が流れている感じでした。
 長野からは、特急しなの6号で松本へ向かいます。この時間帯だから空いているかと思いましたが、自由席は7割程度の乗車率で結構混雑していました。列車は、篠ノ井線を淡々と進み松本駅に少々遅れて到着しました。

長野電鉄普通列車

特急しなの6号
   
■北アルプスを目指して旧客の旅
 松本に少々遅れて到着した特急しなの6号を降りて6番線へ急ぎます。まずは写真撮影。広角で1枚撮影して大慌てで5番線へ向かい、席についたところで列車は動き始めました。往路は、ブドウ色のEF64−37が先頭で運転します。
 松本を発車して、秋晴れの大糸線を北アルプスを目指して北上します。梓川を渡ると車窓は市街地から田園風景が続く景色に一変します。昨年と違い、旧型客車のトイレが整備されたためトイレ問題もなく車内は平和な雰囲気で北上します。乗車率は、満席ではありませんが7割ぐらいは乗車しているでしょうか。車内では、さっそく乗車証明書の配布が始まりました。この放送が流れると、右往左往する人が続出するのがイベント列車の一種の名物です。ただ、今日配布する方は記憶力が良いようで、1人で複数もらうのは不可能に近いようでした。
 
 そんなこんなで、秋晴れの中美しく見える北アルプスの山々を見ながら列車は進み、途中の安曇追分で後続の特急あずさ3号の通過待ちを行います。その後、信濃松川駅で交換のため3分停車となります。ライト点灯のEF64−37を撮影できる唯一の機会ですのでダッシュで先頭へ向かうも、交換列車が遅延している関係でゆっくりと撮影できました。次の信濃大町では、早くも下車する人も出始めました。信濃大町からは、知人の方の席に移り(何と3号車の一番前)談笑して過します。列車は、山間部に入りEF64−37のブロワ音も良く聞こえます。列車は、遅れを気にすることなく白馬駅に到着。白馬でも下車する人が目立ちました。
 
 白馬を出ると、終着の南小谷はもうすぐそこ。列車は、ゆっくりと確実に北上します。信濃森上を通過して定番の撮影地は・・・。凄い人出だった・・・。SL並みの人出で車内からも驚きの歓声が上がる程でした。車窓に姫川が沿うようになると、列車は終点の南小谷駅に到着します。

松本駅停車中
 

発車案内
 

梓川を渡ります
 

北アルプスを目指して北上
 

秋の大糸線を進みます
 

安曇追分で特急あずさ3号を退避
 

信濃松川で少々停車
 

ヘッドマーク
 

列車はさらに北上
 

高瀬川を渡ると信濃大町に停車
 

木崎湖を通過
 

秋晴れの大糸線を北上します
 

白馬は目前
 

南小谷に到着
 

南小谷に到着した大糸線紀行号

歓迎の太鼓演奏
   
■南小谷駅で折り返し
 南小谷駅では、折り返し時間がありますので写真撮影が出来ました。特急あずさ3号に使用されたE257系は白馬へ回送されましたので、形式写真の撮影もできました。
 編成は、南小谷側が3号車で松本側が1号車となっています。スハフ32は、当初「びゅう企画枠」に座席が確保された3号車ではなく1号車に連結されています。

 南小谷側先頭
 

EF64−37
 

3号車:スハフ42−2173
 

2号車:オハ47−2266
 

1号車:スハフ32−2357
 

EF64−38
 

松本側先頭

南小谷駅舎
       
■秋の西日を浴びて松本へ
 南小谷駅から再び、快速大糸線紀行号の帰路に乗車します。帰路は、3号車の乗車となります。車内は、往路と大体同じような乗車率です。南小谷を出た列車は、秋の西日を浴びて松本へ向かいます。車内は、疲れたのか往路とは違いとても静かです。
 白馬で多少の乗車がありましたが、まだ席は空いています。列車は、西日に染まる北アルプスを見ながら進み、午前とは違った色合いを見せる青木湖・木崎湖を通過して信濃大町に停車します。信濃大町でしばらく停車となるので光線具合は良くありませんが、信濃大町が編成写真が撮影できる唯一の駅ですので、反対ホームも撮影者で賑わっています。それにしても、信濃大町でのホームでの記念品争奪戦はすごかった・・・。十分品数があるのに奪い合っているし、観光パンフレットが入った袋を何個も持っているイベント列車の常連もいるし・・・。何に使うんだろ?。
 
 信濃大町を出ると、乗車証の配布が始まります。今日、乗車証を配布する人は記憶力が良いようで、1人で複数枚貰うのはほぼ絶望でした。有名人たちも右往左往していましたが、結局は成果がなかったようです。列車は、有明で後続の特急あずさ号に追い越され穂高に到着します。穂高を出た列車は、西日を浴びながら松本を目指します。有名な撮影地は、大勢の方が列車の通過を待ち構えていました。豊科駅では少々停車時間がありましたので、ここで最後の撮影タイムとなります。豊科を出ると、夕暮れ間近の梓川を渡り終着の松本に到着します。
 松本からは、回送列車として長野へ戻ります。できればこの区間も乗せてほしい・・・。のですが、無理なんでしょうね。
 

南小谷駅発車案内
 

特製のサボ
 

南小谷駅停車中
 

帰路はEF64−38先頭
 

姫川に沿って・・・
 

西日を浴びて松本へ・・・
 

旧客からだとタイムスリップした感覚に
 

アルプスを見ながら白馬を後に
 

紅葉が始まった大糸線を進みます
 

旧型客車車内
 

ブロワ音を響かせて山間部を進みます
 

青木湖畔を通過
 

信濃大町で少々停車
 

豊科で少々停車
 

間もなく終点の松本

松本から回送で長野へ
   
■長野への帰路
 松本からは、快速列車で塩尻へ向かい塩尻からNODOKA信濃路号に乗車の予定でしたが、ダイヤが乱れ気味でしたので、塩尻での折り返し時間も考慮して安全策をとって松本からの乗車に変更しました。
 夕暮れせまる松本を後に、列車は夜の篠ノ井線を走行し長野に到着しました。この乗車時間なら、カーペット車も楽です。(※NODOKA信濃路号はこちらをご覧ください
 長野からは、長野電鉄の普通列車(8500系)に揺られて須坂まで戻りました。

NODOKA信濃路号

長野電鉄普通列車
        
■指定席券など
 今回は、知人の方のパックに混ぜてもらいましたので、乗客全員に配られた乗車記念ポストカードのほかに、乗車記念グッズ(乗車証明書・記念プレート・記念掛紙付き弁当)も入手する事が出来ました。指定券の手配の手間がかからず、弁当と記念グッズが貰えればかなりお得なパックかと思います。
 今回は、企画枠が満席だったため、一般枠を確保してパックに組み込む「JR行程2」となりましたので、指定券は額入れとなっています。
 
 指定席券の方は、一旦は「満席」になりましたが、その後、他の臨時列車と重なったことから空席が出て、当日のMVでの検索では、「○」となっている状況でした。ただ、窓側の確保は厳しかったようです。

記念弁当

記念弁当掛紙

会員券

バウチャー券(弁当引替用)

バウチャー券(記念グッズ引換用)

下り列車指定券

契約乗車票(ゆき)

上り列車路指定券
 

契約乗車票(かえり)
 

乗車証明書(表)

乗車証明書(裏)

記念プレート(表)

記念プレート(裏)