2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年10月 1日(土) 

SL信越線開業125周年号

2011年10月 1日(土)乗車


柏崎駅に停車中のSL信越線開業125周年号
 

 年に1回、秋にSLばんえつ物語編成が出張運転される信越本線(長岡→直江津/新井→長岡)ですが、今年は信越本線(直江津−関山)の開業125周年を記念して、快速SL信越線開業125周年号として運転されました。
 運転区間は、上りが長岡→直江津で、翌日に新井→長岡で運転されました。

■普通と特急で長岡へ
 長野から普通列車直江津行に乗車して直江津へ向かいます。土曜日ですので、学生の利用を想定していたのですが、思ったより学生の利用が少なく直江津まで快適に移動できました。乗車率の点では。運転の方は、まぁ、新人さんみたいですし仕方ないですね。
 直江津駅では乗り換え時間がりますので、窓側に変更できないか聞いてみました。何しろ私は諦めがよくない方ですので、最後まであきらめずに聞いてみます。なんと、窓側があるとのことで座席位置を変更してもらいました。出てきた指定券は偶数番号のD席です。これはもう、日本海側の進行方向窓側と確定しました。
 
 直江津からは、特急北越1号の乗車します。以前乗った時のトラウマで指定席を準備しましたが、取り越し苦労に終わったようで自由席でも十分な感じでした。指定券がもったいないので、指定された席に座り長岡まで進みます。本日は、485系リニューアル編成でも、元特急はくたか号に使用されていた編成ですので、ちょっと懐かしかったです。内装に変わりはないですが。

普通(長野6:31−直江津8:04)

特急北越1号(直江津8:35−長岡9:26)
   
■今年もC57で秋の旅
 特急北越1号で長岡に到着すると、ちょうどEF81−140に牽引されてSL信越線開業125周年号は入線してきました。牽引していたEF81が引き上げると撮影タイムの開始です。撮影を終えると、もう間もなく発車時刻となります。本日は、6両(展望車を除く)すべての車両が満席の盛況となっています。
 指定された座席に座ると、列車は長岡駅を発車し始めます。まだ、ボックスにはだれも来ません。やはり本日戻された席なのでしょうか?
 長岡を出た列車は、上越線に別れを告げて内陸部を進みます。沿線では、天候も手伝って農作業をする方や撮影に来た方などが手を振って列車を見送っています。信濃川を渡りしばらく走ると、トンネルが続き列車は柏崎に到着します。柏崎では、54分停車となります。駅前では「鯛めし」の振る舞いが行われていて、大勢の人で賑わっています。柏崎では曇りながら良い具合で撮影ができました。柏崎は、中線が1本あるので、撮影のスペースも広く殺伐とすることなく、皆さんマイペースでのんびり撮影しています。後続の特急北越4号を先に通して十分休憩して柏崎を発車します。
  

始発の長岡駅
 

長岡駅発車案内
 

EF81−140に牽引されて入線
 

EF81とC57連結部
 

C57も元気そうでなにより
 

長岡でも編成写真が撮れます
 

長岡を発車
 

南長岡駅(貨物駅)を通過
 

上越線と分岐します
 

秋の信越本線を直江津へ
 

信濃川を渡ります

トンネル内では良い雰囲気です
   
■日本海を見ながらSL列車の旅
 柏崎からは、かなりの人の顔触れが変わりましたが、私のボックスには誰も来ませんので知人の方をご招待。その前に車内を巡回しましたが、どこの号車もほぼ満席の盛況です。本当に、進行方向窓側で日本海側の指定席券が取れたのは奇跡かもしれません。再び、ボックスに戻りしばし談笑を・・・。
 しばらく走ると日本海が見えてきます。SLの汽笛を聞きながら、車窓は、日本海が広がります。天気は残念でしたが、白波が立つ日本海はSL列車と同様に迫力があります。沿線は、日本海をバックに走るSLの姿を撮ろうと大勢のファンが撮影に来ています。昨年とは打って変わって天候は残念でしたが、それでも日本海を見ながらSL列車の旅を楽しめるには贅沢なひと時です。列車は、柿崎に停車して少し内陸に入ります。C57−180は快調に進み、犀潟で北越急行線と合流します。そして、関川を渡ると直江津に到着します。この列車は、今年は直江津駅が終着となります。SL列車の終着駅の余韻を楽しむのもまた旅の最後を締めくくるには大事なことです。

歓迎の日本海太鼓
 

柏崎で54分停車
 

柏崎駅停車中
 

ゆっくりと撮影できます
 

ヘッドマーク
 

シール式の行先表示
 

柏崎駅発車案内
 

日本海太鼓に送られて柏崎を発車
 

日本海を見ながらSL列車の旅
 

犀潟で北越急行線と合流
 

関川を渡ると終点直江津
 

直江津に到着
 

ばんえつ物語用12系客車

SL信越線開業125周年記念号歓迎看板
     
■SL回転と「かにすし」
 直江津駅到着後は、直江津運輸区へ行きます。年に1度、SLが運転される日だけ一般公開されます。中でも目玉は、C57−180の転車台での回転実演で、この時は大勢の方が見物に訪れました。

直江津運輸区にて転車台実演
  
 直江津運輸区でのひと時を過ごした後は、183系・189系妙高8号で長野へ帰ります。もちろん、189系の中間車に乗車します。
 直江津駅では、遅い昼食に「かにすし」を購入しました。この駅弁、酢が強烈ですので車内にもほのかに酢の香りが・・・。発車前に素早く食べてしまいます。
 後は、189系に揺られながらのんびりと長野へ戻ります。やはり元特急車両だけあって、115系と違い体感時間が短く感じられ、あっという間に長野に到着しました。

妙高8号(直江津14:50−長野16:31)

「かにすし」を賞味 
     
■指定券・乗車記念証
 例年のことですが、この区間の運転は指定券の入手に苦労します。
 今回は、背に腹は代えられないので、長岡−柏崎と柏崎−直江津で分けて購入しました。(というか、分割してようやく購入)その後、何とか通しの指定券の購入に成功し、乗車当日の朝に窓側への変更に成功しました。
 進行方向右側(日本海側)の窓側と言う、素晴らしい場所を確保できました。
 また、例年通り乗車証も配布されました。新潟支社らしい良いデザインでしたので満足です。 
  

指定席券
 

乗車証明書(表)
 

乗車証明書(裏)