2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年 7月31日(日) 

快速169系初の12両編成号

2011年 7月31日(日)乗車


戸倉駅に停車中の快速169系初の12両編成号
 

 しなの鉄道では、都合により一時的に運用を離脱していた169系を使用して臨時快速列車を運転しました。往路の上りは、屋代・戸倉から6両ずつ別々の列車として運転し、軽井沢で撮影会を行った後は、往年の急行列車を思わせる12両編成で、快速169系初の12両編成号として運転されました。(戸倉−屋代は、6両編成)

■臨時快速列車【屋代10:27−軽井沢11:30】
 今回は、169系の上り臨時列車は2本設定されました。戸倉発と屋代発がありました。今回は、2駅でも運転区間の長い屋代発を選択しました。
 当初は、ヘッドマークの取り付けを期待しましたが、ヘッドマークの取り付けはありませんでした。撮影後は、車内に入りS54編成のクハ169−13に乗車しました。車内は、思ったより空いていました。屋代を出た169系の臨時快速は、運用を休止していたとは思えない力強い走りで上田に到着。上田で少々停車したので、本日は浅間山を見ることはできませんでしたが、久々の169系の旅はあっという間に軽井沢に到着して終了しました。

長野電鉄屋代線との出会い
 

屋代駅に入線
 

クハ169−13に乗車
 

久々の169系の旅
 

上田にて少々停車
 

上田駅停車中
 

S54編成先頭の「快速」
 

車内は空いてました
 

 
■快速169系初の12両編成号【軽井沢13:25−屋代15:00】
 軽井沢での撮影会を終えて、169系の入替が始まります。本日は、S52編成が先頭で戻るようです。軽井沢駅はホームは14両分ありますが、現在は6両分しか使用していません。そのため12両中、半分の6両はホームがあるにも関わらずドアカットとなります。ホーム上は、往路とは異なり大勢の乗客がドアが開くのを待ってっています。連結作業が終了するとドアが開きます。湘南色のS52編成とトップナンバーが入っているS51編成はなかなかの人気ですが、知っている人はS54編成を選択しています。帰路も、S54編成のクハ169−13に席を取ります。
 
 S54編成は編成の最後部となりますので、使用されていない軽井沢駅のホームを見ることが出来ます。このあたりのホームを車内から見るのは、1997年9月以来です。一度、車内を見て歩きましたが、さすがに12両は長いですね。座席にさえ目をつぶれば、往年の急行列車と遜色ない感じです。最初は、特定の号車(前途)だけ混んでいましたが、発車時刻になるにつれて空席を求めて後ろの方にも乗客が移ってきて、かなりの席が埋まりました。
 
 軽井沢を発車した快速169系初の12両編成号は、快調に屋代を目指します。撮影地には、大勢のカメラマンが待機していて、この列車を撮影しています。本日は、あいにくの雨模様で往復とも浅間山の雄姿を見ることはできませんでした。列車は、小諸駅で少々停車します。小諸駅は、長さに余裕があるので12両すべてのドアが開きます。さっそく撮影タイムで、先頭部のみすごい人になりました。最後部は、ホームの端ピッタリに停車して見ることすらできませんでした。
 小諸を出ると、乗車証の配布が始まります。この放送が始まるとソワソワ落ち着きの無くなる人間が多数出るのは、どのネタ臨に乗っても同じです。しかも同じ顔ばかり・・・。今日は、配布する人を多めにしたのかすぐに配布は終了しました。しばらくすると、信濃国分寺を通過して列車は上田に到着しました。
 
 上田でも前3両が前にはみ出ます。上田を出ると12両編成での旅もラストスパートです。戸倉の手前には、最後の12両編成を撮影しようと大勢の方が待ち構えていました。戸倉では、前6両(S52+S53)が切り離しされます。切り離された6両は、速やかに車庫に入区しました。戸倉からは、S51編成が先頭になりS52編成から取り外したヘッドマークを取りつけます。戸倉からは、前6両から移った人が加わり車内も混雑してきます。身軽な6両となった169系は、千曲駅を通過して定刻に屋代駅に到着して、今回のイベント運転が終了しました。
 
 そして、翌日の8月からしなの鉄道線内の区間運転列車として暫定的に再活躍の日々が始まります。今回の12両編成の企画は、出来そうで出来なかった素晴らしい企画でした。

入換前のひととき
 

先頭はS52編成
 

始発の軽井沢駅
 

ホーム跡にかかる6両はドアカット
 

特製サボ
 

愛称板
 

軽井沢駅のホーム跡
 

169系久々の御代田付近を走行
 

S54編成は空いてました
 

小諸に到着
  

小諸駅で少々停車
 

間もなく小諸を発車
 

上田駅でも先頭は、ホームからはみ出ます
 

先頭6両(S52+S53)を切り離し
 

戸倉からは6両(S51+S54編成)
 

169系S53+S52編成は車庫へ
 

6両の身軽な編成で屋代へ
 

終着、屋代に到着
 
   
■乗車証明書
 快速169系初の12両編成号の小諸―上田間に乗車した乗客に限り、堅券タイプの乗車記念証が配布されました。