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2:ガタゴト日誌(乗車記) |
作成日:2011年 6月14日(火) |
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ガタゴト日誌200万アクセス記念 |
はやぶさ号グランクラス乗車
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2011年 6月11日(土)乗車
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東京駅に停車中の「はやぶさ501号」と乗車したグランクラス(右下)
新幹線初の「ファーストクラス」と言われる「はやぶさ号」の「グランクス」に乗車できる機会が巡ってきましたので、東京から新青森まで乗車してきました。座席もそうですが、サービスも最高に良かったです。
折しも、当HPのアクセス数が200万アクセスを超えた直後でしたので、大変に良い記念となりました。 |
■偶然出てきた指定席券
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当時、まだ確保できていなかった6月12日のSL津軽路号(弘前→青森)の指定席をMVで空席照会した際に、試しに6月11日の「はやぶさ」(こちらも当時は、指定券未入手)も見てみようと検索した結果、指定席「×」、グリーン車「×」、グランクラス「△」と出ました。グランクラスが空いている・・・。特に金銭的なことは何も考えず、即座に購入しました。このときの所持金は、月末でしたので16000円しか持っておらず、購入後の所持金は10円・・・。駐車場の料金も払えないありさまで、すぐに預金を下ろしましたが、気持は満足感でいっぱいでした。 |
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■21世紀の超特急を形にしたら・・・
いよいよ、はやぶさ号のグランクラスに乗車する時が来ました。仙台からの「はやぶさ」の車内整備が終了してドアが開きます。まずは、先頭部へ行ってライトが点灯した状態のE5系を撮影。「21世紀の超特急を形にしたら・・・」の宣伝通り、長い流線型が特徴ですね。撮影もそこそこに10号車から乗車します。一応、指定席券のチェックをしているのか、前の人が指定券を見せていたので指定券を見せて乗車。入口では、アテンダントの方が出迎えてくれます。さらに10号車のドアの向かいにいる社員の方も、90度近くまで一礼してしています。普段は見られない低姿勢に、この車両の特別さが垣間見れました。
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始発駅の東京駅
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はやぶさ501号発車案内
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E5系を見る人・乗る人で大混雑
(プライバシー保護のため一部トリミング・ぼかしあり) |
グランクラスの乗車口案内
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21世紀の超特急「はやぶさ」
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10号車の行先表示
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はやぶさ号のロゴマーク |
グランクラスのマーク |
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■新幹線のファーストクラスで青森へ
車内に入るとほとんどの方が「ほ〜」と言うようですが、いや驚きました新幹線規格の車両に3列シート。今回は2列席の窓側ですが、まったく隣の方が気になりません。本革製の高級なシートは、各所のスイッチ一つで背もたれ・座面・フットレストが人間工学に基づいた最適な位置に連動するようです。また、完全に電動リクライニングとなっていて45度までリクライニングするものの、まったく後ろの席には影響を与えません。また、座席の仕切りにはテーブルが内蔵されコンセントついています。携帯の充電等もできるほかに、「コールボタン」を押すと、コンセントの上にランプが点灯して誰がコールボタンを押したのか解るようになっています。解除するには、コールボタンを2秒程度押す必要があります。
いろいろ見ているうちに、列車は東京駅を発車して上野の地下駅を通過中。アテンダントの方が布製の「おしぼり」を配りつつ、ウェルカムドリンクのオーダーを聞いています。朝の列車のですので、軽食のオーダーも聞いています。私は、洋食に赤ワインを・・・。列車が、赤羽台トンネルを過ぎた頃に運ばれてきました。今までの新幹線のサービスとは、まったく違う航空機を参考にしたサービスですね。ちょうど、軽食を食べている時に大宮に到着。ホームの方々は、珍しそうにホームから車内を覗いてゆきます。大宮を出ると、東北新幹線に入り速度を上げてゆきます。那須塩原からは、徐行区間に入りますので減速運転になります。今回は、時速300キロの乗車体験は出来ませんでしたが、その分長くグランクラスに乗車できます。沿線の景色は残念ながら良くありませんが、その分車内の乗り心地を楽しみます。
郡山付近で、ビールと「おつまみあられ」を頼んで午前中からビールを飲んで新幹線の旅を楽しみます。仙台に到着すると、またホームには人が集まり珍しそうに覗いてゆきます。仙台を出ると、さらに徐行区間が続きます。ひっきりなしに車内を見学に来たり写真を撮りに来る乗客いなくなったので制限でも掛けたのでしょうか。まぁ、見てみたい気持ちも解らないわけではありませんが・・・。ビールを傾けながら、贅沢なひと時を過していると、徐行が解除になったのか本来の速度に戻りました。盛岡では、他の号車の指定席券をもった乗客がグランクラスから乗車しようとして駅員に止められていたので、グランクラスのドアのみ指定席券のチェックでもしているのでしょうか。
盛岡を出ると、新青森まで僅かです。最後にコーヒーとアップルパイをオーダーしましたが、「アップルパイ」は、「おつまみあられ」との選択で1人1つということでしたので、コーヒーだけもらいました。八戸を通過すると、新規開業区間に入ります。この区間は初めての乗車となりますが、長野新幹線と同様にトンネルが多い区間となっています。徐行区間がありましたので、東京から4時間5分掛かって新青森に到着しました。4時間も乗車していたとは思えないくらいの快適さで、あっという間に新青森に着いた感じです。最後に、車内を撮影してアテンダントに見送られて新青森駅ホームに降り立ちました。
新幹線特急料金に1万円足すだけの価値はある、最上級な新幹線の旅でした。 |
本革シートの豪華な座席
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コントロールパネル
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座席に座った状態での前席の様子
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車内の雰囲気
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窓枠も間接照明になっています
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車内の電光掲示
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スポット式の読書灯
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残念な天気の中を北上
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青森県に入ると天候は回復
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降車時に車内を撮影
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新青森に到着
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がんばろう日本!がんばろう東北!のステッカー
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長い流線型が特徴ですね |
車庫に回送されます |
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■飲食サービス
グランクラスの特徴は、豪華な座席だけにとどまらず飲食のサービスも特徴に挙げられます。軽食(1人1つ)や飲み物が自由に利用できます。今回は、朝食時間帯ということで洋食と赤ワイン(ウェルカムドリンク)をはじめに頼みました。なんか、新幹線の車内とは思えない雰囲気です。
その後は、郡山付近でビールと「おつまみあられ」を頼みました。ビール類もお代わりは自由ですので、何杯飲んでも良いのですが、後にはSL津軽路号の乗車・撮影(駅撮り)も控えてますし、なんか高級な雰囲気なのに元を取ろうなんて考えも何ですのでビール2本程度で終了にしました。
最後に、盛岡を出た時点で酔った状態では満足にSL津軽路号の写真も撮れないだろうと、コーヒーを頼みました。ホットコーヒーもグラスで出てきます。ただ、アップルパイは、「おつまみあられ」と「アップルパイ」のどちらか1人1つだそうで提供されませんでした。
あまり、ガツガツ食べられても困る考えもわかるのですが、飲酒時には「おつまみあられ」、コーヒー類を飲むときには「アップルパイ」と提供されれば、さらに上質な旅だったかと思います。やはり、東京から新青森までは長いので、1人につき2個まででも良かったような気がします。 |
さっそく、軽食と赤ワインが運ばれてきました
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軽食の中身
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ワインも「グランクラス」特製ラベル
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これは豪華な軽食です
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続いてビールを数本いただきます
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「おつまみあられ」は、グランクラス特製
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ホットコーヒーもグラスで出てきます |
<注意>
・ 軽食は、早めのオーダーがよろしいかと。
・ 軽食は、和食/洋食のどちらか1人1つです。
・ 終着駅直前では、紙コップ対応になります。
・ 車内販売は来ません。アテンダントに頼みます。
・ 「おつまみ」(あられ)とアップルパイも、どちら
か1人一つの選択です。アルコールの「つまみ」
に「あられ」を頼むと、コーヒーを飲むときに「ア
ップルパイ」は頼めません。(1人に、「おつまみ」
1つ・「アップパイ」1つにすれば、良いのですが
ね・・・。)
・ 缶ビール・ワインは、栓を抜いた状態で提供さ
れます。こぼさないように注意が必要です。 |
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■記念品
記念品と言うわけではありませんが、使い捨てスリッパは持ち帰りができます。とても使い捨てには見えない作りですが・・・。袋には、右下に「グランクラス」のロゴが入っています。あとは、軽食についてくる「お品書」とおつまみ(特製あられ)の袋ぐらいでしょうか。 |
おつまみあられの袋
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お品書(表側) |
お品書(裏側)
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使い捨てスリッパ |
袋には、グランクラスのロゴが入ってます |
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仮に、HPのアクセス数が200万アクセスを超えなければ、放流された普通車の指定席券を「JR東日本パス」に組み込んで高額な「グランクラス」の券は放流したかと思います。今回は、200万アクセス達成記念の動機ができましたので、躊躇することなく乗車できました。
いつもご覧頂いている皆様には、心より感謝いたします。誠にありがとうございました。 |
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