2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年 6月 5日(日) 

快速SLC61復活号

2011年 6月 5日(日)乗車


水上転車台広場で上り列車牽引の準備を行うC61-20
 

 群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園で展示されていた、C61−20号蒸気機関車を復元する作業が行われ、修復後に上越線で試運転が行われていましたが、乗車前日の6月4日から38年ぶりとなる復活運転を開始しました。
 当初は4日に行く予定でしたが、仕事の都合で翌日の5日になりました。2日目の乗車となりましたが、上越線を走るC61蒸気機関車牽引の旧型客車の旅を楽しんできました。

■あさま512号【長野8:22−高崎9:16】

あさま512号
 長野から「あさま512号」で高崎へ向かいます。自由席でも十分大丈夫だったのですが、「えきねっと」の乗車変更等の関係で指定席分を無駄にするのも勿体ないので、短区間ながら指定席を利用しました。
 時間帯からか指定席の方が、上田・佐久平・軽井沢からの乗車が多かったのですが、相席にはならずに長野新幹線内は各駅に停車して高崎に到着しました。
 節電の為か、車内は結構蒸し暑かったです・・・。高崎到着直前で少し涼しくなりましたが。
   
■下り「SLC61復活号」【高崎9:56−水上12:04】
 高崎駅に到着して間もなくすると、C61−20のみ単機で水上側へ移動しました。途中でしばらく停車したため、2番線から撮影することもできました。その後、旧型客車が推進運転で据え付けらえてC61を連結して乗車開始となりました。さて、先頭部はいつものようにすごい人です。しばらく時間をあけて発車5分くらい前に再度先頭付近へ行ったところ少し余裕が出てきたので撮影に成功しました。
 撮影後、車内に入ると空席が結構目立ちます。私の席は進行方向の通路側でした。向かいには1名おられただけで1ボックス2名という感じで高崎駅を発車します。沿線は、撮影や見物の方が大勢訪れていてパトカーもいたることろで見かけます。
 
 列車は、快調に進み新前橋につきました。この日は、4分停車となりましたが、人も少なく余裕で撮影できました。新前橋を発車しても特に乗客が増えることもなく私の座っているボックスも2名だけです。列車は、初夏の上越線を水上へ快調に走行しています。車内の扇風機もフル回転で動いています。渋川では長時間停車となります。先頭の撮影は1枚のみで諦めて駅の反対側(東口)から何とか撮れそうですので、念のため改札で断って陸橋を渡り東口へ。何とか撮れそうな場所があったのですが、なんと1.8メートルくらいの柵が・・・。ということで、カメラを頭上に持ってジャンプして連写で何とか撮影。(ここの画像は、角度を修正してトリミングしています。)なんか、もう少し水上よりの先に撮影できた場所があったそうですが場所がいまいち解りませんでしたので無理せずに駅に戻ります。
 
 渋川を出ると吾妻線を分かれて利根川を渡り山間部へ入ってゆきます。前の席の方は降りてしまったのか無人とな1人で1ボックス使えるようになりました。窓を開けると心地よい初夏の風と時折SLの煙の香りが入ってきます。トンネルの位置は、車内放送で随時知らせてくれましたので非常に助かりました。列車は、時折煙を吐きながら上越線を水上へ向けて走ります。沿線の要所要所には、ファンの方々が鈴なりで撮影しています。後閑駅を発車すると上越線のC61の下り列車の旅もそろそろ水上到着を以て終了です。終点の水上駅に到着すると本当にすぐにC61を切り離ししました。
 

単機で水上側へ移動
 

高崎駅発車案内
 

高崎駅停車中
 

ヘッドマーク
 

客車用のサボ
 

今日は扇風機もフル稼働
 

新前橋駅停車中
 

間もなく渋川に到着
 

渋川駅に停車中
 

東口の陸橋付近の柵の上から撮影
(ジャンプして撮影したため角度補正・トリミングを実施)

利根川を渡ります
 

初夏の旧型客車の旅
 

トンネル通過中

水上駅に到着
   
■水上駅転車台広場
 水上駅を出るとすぐに転車台へ向かいます。前回の訪問時と違って、綺麗に整備され「転車台広場」と名付けられているそうです。
 C61がゆっくりとターンテーブルの上に停車して、進行方向を変えるため回転を始めました。1回で終わりかと思いましたが、2回転されて家族連れなどから歓声が上がり好評でした。その後、C61の整備状況を見ながら水上でのひとときを過ごします。

炭水車を先頭にターンテールへ
 

進行方向を変えます(サービスで2回転)
 

向きを変えて後進します
 

しばらく休憩します
 

上り列車に備えて準備を始めます

連結作業のため高崎側へ移動
       
■上り「SLC61復活号」【水上15:20−高崎17:20】
 帰路もSLC61復活号で高崎に戻ります。やはり帰路となる上り列車は空いているのか、水上駅でもスムーズに撮影できて旧型客車に入ります。今回は、往復共に5号車でしたがぜいたくは言えません。窓側の席でしたが、進行方向とは反対の席となりました。外は、雷が鳴って弱いながらも雨が降っているようです。そんな水上を大きな汽笛を鳴らしてC61復活号は力強く発車します。車内の方も、往路の下り列車より空席が多いです。とりあえず次の停車駅の後閑までは進行方向に座って景色を眺めます。次の後閑でもその次の沼田でも乗ってくる人はいますが、私のボックスには誰も来ませんでした。そして、利根川を渡り渋川に到着しました。
 
 渋川では停車時間がありますので、往路と同じ要領で改札で断って(今回は自動改札に乗車券だけ通してくれとのこと)東口へ。駐車場から編成写真を撮影して駅に戻ります。上り列車は、下り列車ほど停車時間が長くないので時間に注意が必要です。渋川でも、私のホックスにだれも来ることは無く発車します。もう、高崎まで誰も来ないかと思いますので、窓を開けて初夏のSLと旧型客車の旅を楽しみます。新前橋を出て、もう少し乗っていたいと感じる頃に高崎に到着しました。
 到着と当時に、快速アーバン上野行に乗り換える方とSLの先頭へ行く方と8番線も賑やかになりますが、SLの方はこちらもすぐに切り離されて引き上げました。私も1コマ撮影するのにやっとでした。最後は、忙しくなりましたがC61復活号の旅も無事に終了し長野へ帰るだけになりました。

始発の水上駅
 

水上駅で発車を待つC61復活号
 

発車間際にはこの場所も空きました
 

旧型客車車内(5号車)
 

煙を上げて高崎へ
 

初夏の風景を見ながら
 

利根川を渡ると渋川です
 

反対側の東口駐車場から撮影
 

C61−20
 

間もなく渋川を発車
 

高崎駅も間近です

高崎駅に到着
   
■あさま535号【高崎17:35−長野18:29】
 高崎から「あさま535号」で長野へ戻ります。11番線へ行くと、自由席は結構並んでいるので指定席にして正解でした。大して待つこともなく、あさま535号がN12編成で入ってきました。この編成は、先頭車のステッカーが「がんばろう日本・がんばろう東北」となっています。
 短い停車時間で手早く撮影を済ませて車内に入ります。高崎からですので結構空いていて3列席も一人で使用できました。この列車も、長野新幹線内は各駅に停車してゆきます。まだ、日の高い時間帯に下り列車に乗るもの久しぶりです。無事に長野に到着して今回の遠征も無事に終了しました。

あさま535号

「がんばろう日本・がんばろう東北」ステッカー
    
■指定券
 指定券は、春の臨時列車の追加扱いで発表されたため発売は1カ月まではなく、5月24日に発売されました。仕事の都合で当日は無理でしたが、翌日の5月25日に上りの指定が確保できました。続いて5月26日に下りの指定席券が購入できました。その後、当日に上りのみ窓側に変更できました。

下り列車指定席券
 

上り列車指定席券
  ※指定席券は、色調等画像加工済み 
  ※乗車証等の配布はありませんでした。