2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年 5月21日(土) 

快速SL会津只見10周年号

2011年 5月21日(土)乗車


只見駅で「只見リレー」と並ぶSL会津只見10周年号
 

 2001年10月に只見線にSLが復活運転されてから10周年を記念して、今年(5月)の運転は列車名を「SL会津只見10周年号」として運転されました。東日本大震災の影響で運転が危ぶまれましたが、関係された方々の努力で所定通りの運転が行われました。

■新緑の只見線SL列車の旅
 小出からの臨時快速只見リレー号の終着駅、只見駅からSL会津只見10周年号の旅が始まります。今回は、乗り換え時間に余裕があるため只見駅での撮影もできます。駅前には、雪だるまが乗客を見送っています。時間があるとは言え、そんなに長時間でもありません。急ぎ足で撮影して客車に乗る頃には、発車の数分前となっていました。
 
 大きな汽笛が鳴り響き、SL会津只見10周年号は只見駅を発車しました。旧型客車の旅には、ちょうどいい陽気です。列車は、ゆっくりと田植えが済んだ初夏の田園風景の中を走ります。時折、涼しい風と共にSLの煙の香りも車内に入ってきます。車内は、大体8割ぐらいの乗車率で大変賑わっています。列車は、只見川に沿って進み会津宮下駅で少々停車します。会津宮下を出ると、撮影される方々の車にどんどん追い越されながらゆっくりと列車は進みます。会津宮下駅で給水と石炭を補充するため少々停車します。ここで、撮影タイムとなりSLを撮影す方や物産品を購入される方などで賑わいます。
 会津宮下を出ると、ちょっとトイレに・・・。って、この部分だけ新型車両を思わせるような感じに改装されています。ところどころ、旧型客車時代の部品が使用されていますが・・・。出入口のドアも自動でロックされるようになりました。安全上時代の流れで仕方ないのでしょうか。
 
 列車は、淡々と進み会津柳津駅で再度給水のため停車します。ここでも地元の売店が出店していて賑わっていました。この駅が記念撮影できる最後の駅なのですが、列車はホームの端ギリギリに停車したため広角レンズで何とか撮影できました。その後は、西日を浴びながら列車は進み徐々に視界が開けて会津盆地に入りました。そして、定刻に会津若松駅に到着して只見線のSLの旅が終わりました。
 会津若松駅では、記念撮影用にしばらく停車したのち会津若松運輸区に引き上げました。また、20周年号が運転できるように末長く運転されることを期待しています。

只見駅には「雪だるま」が・・・
 

歓迎の横断幕
 

只見駅構内で発車を待ちます
 

C11は、ホームから出てしまっています
 

只見駅を間もなく発車
 

沿線は田植えも終わり初夏の風景に
 

只見川に沿って進みます
 

会津川口駅で少々停車
 

只見川を渡ります
 

会津宮下で給水のため少々停車
 

今回の専用ヘッドマーク
 

 こちらも専用のサボが準備されました
  

どこか懐かしい改札口
 

SL列車に合う車窓が続きます
 

旧型客車のドアが改良されました
 

扇風機もフル稼働していました
 

会津柳津駅で給水のため少々停車
 

西日を浴びて会津へ・・・
 

会津盆地に入りました
 

会津若松に到着
 

会津若松駅に到着

しばらく撮影のため停車します
   
   
■指定席券など
 3月の東日本大震災の影響で、会津若松運輸区も被害を受けた関係で、この列車の運転も不透明となり1カ月前には指定席券の発売が行われませんでした。
 その後、関係した方々の努力で5月には運転のめどが立ち5月9日から指定席券の販売が開始されました。発売は、11時からとなりましたが、時報打ちしたのですが、発売保留となっていて再度照会した時には残0になっていましたが、知人の方から譲ってもらい何とか乗車はできました。
 乗車証明書は、ポストカード型の乗車証明書が配布されました。

指定席券
 

乗車証明書(表)

乗車証明書(裏)