2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2011年 1月 8日(土) 

SL新春碓氷号(EL新春碓氷号)

2011年 1月 8日(土)乗車


横川駅に到着したSL新春碓氷号
 

 2011年、信越本線の高崎〜横川でSL新春碓氷号としてD51牽引のSL列車が設定されました。久しぶりに高崎支社管内で冬季に運転されるSL列車に乗車しようと指定券を購入しました。復路となる上り列車は、EF64−1001牽引でEL新春碓氷号として設定されました。

       
■SL新春碓氷号【高崎10:40−横川11:44】
 本日は、高崎から私にとって新年最初のイベント列車に乗車します。列車名からして新春らしい「SL新春碓氷」に乗車して横川へ向かいます。ホームには、大勢の家族連れがホームで待っています。そんな2番線ホームに短い汽笛を鳴らしながらD51−498牽引のSL新春碓氷号が入線してきました。最初は、D51の周りは凄い人だかりになりましたが、昨年の4月(重装備での初運転)よりは空いています。何とか撮影を終えて、後部のEF64−1001の撮影が終わるともう発車の2分前と言う慌ただしさです。

 車内に入るとほとんどの席が埋まっています。昨日、座席位置変更の際には企画枠の戻りなのか1号車は空席が目立っていたのですが、それも直前で売れたようで見事な乗車率です。見たところ、鉄道ファンより家族連れの方が圧倒的に多いです。冬場晴れの高崎駅をほぼ満席で発車したSL碓氷号は、順調に冬の信越線を進みます。高崎を出て早々に名刺タイプの乗車証明書が配布されました。列車は、北高崎を通過して信越本線を北上します。今回の運転では、D51の正面に正月飾りが付いているので、至るところにファンが撮影しています。車内はと言うと、私の周りだけみると「びゅう」の旅行パックの乗客が多く、鉄道ファンより若干家族連れのほうが多い感じです。遠くに浅間山を見ながら烏川を渡りさらに大勢の撮影者でにぎわう碓氷川を渡ると安中駅に停車します。安中駅では10分ほど停車します。D51に周りはすぐに人だかりになりましたが、発車時刻前になるとすぐに車内に戻るので短時間勝負で撮影はできました。
 
  安中を出ると、広々とした冬の田園風景が広がります。沿線で撮影する方々も次第に増えてきて、撮影ポイントには大勢の方が撮影に訪れている個所もありますが、沿線の穴場的な場所でも誰か誰かが撮影しています。短い停車の磯部を発車して再び碓氷川を渡ると列車は山間部に入ってきます。D51からも力強い蒸気と煙が上がり、所々で甲高い汽笛が鳴り響きます。やはり勾配区間のほうが迫力があるのか撮影する方も極端に増えてきました。途中何回か減速するシーンもありましたが、列車は家族連れの歓声を乗せて横川駅にほぼ定刻に到着しました。横川では、観光協会の出迎えがありました。

高崎駅発車案内
 

高崎駅に入線したSL新春碓氷号
 

干支をデザインしたヘッドマーク
 

行先表示は通常でした
 

最後部はEF64−1001
 

上越新幹線・上越線と別れて信越本線へ
 

浅間山を見ながら烏川を渡ります
  

碓氷川を渡ると安中です
 

安中駅に停車中
 
 
D51−498に取り付けられた正月飾り
 

後部のEF64−1001
 

冬場晴れの信越本線を横川へ
 


 

煙を上げて坂を上ります
 

間もなく終着の横川です
 

横川駅に到着
 

横川に到着したSL新春碓氷号
 

115系ラッピング編成との並び
 

横川駅に停車する12系客車
 

折り返しEL新春碓氷号になります
 
   
■EL新春碓氷号【横川15:10−高崎16:15】
 帰路はEL新春碓氷号に乗車します。今回はEF64−1001が牽引します。車内は、家族連れよりファンの方が多い感じでした。車内も往路よりも確実に空席が結構残っていました。私の指定された席も、だれも来ることは無く1人です。EF64の汽笛とD51の汽笛が調和して山々に響き渡り、列車はゆっくりと横川駅を発車します。横川を出た快速EL新春碓氷号は、車内放送も終わり乗車証明書の配布を始めます。ファンの方はそれなりにいますが、やはり昨年春のEF60よりは少ない感じです。列車は、逆向きのD51を牽引している関係で、ゆっくりとした速度で高崎へ向かいます。横の道路では、追いかけの車がどんどん追い越して行きます。
 帰路も、磯部駅での停車時間は短時間でしたが、安中駅では10分停車します。安中と言えば、東邦亜鉛の製鉄工場が良く見えます。この工場とD51・EF64−1001を絡めて撮影していると停車時間はあっという間でした。安中を出ると、列車は西日を浴びながらゆっくりと高崎を目指します。車窓には、「どんどん焼き」の準備が行われている場所が何ヶ所もあり、それを絡めて撮影されている方が大勢いました。車内は、行楽地からの帰路の列車にふさわしく静かでのんびりした時間が流れます。
 列車は、約1時間で終着の高崎に到着します。今回は無事に終了するかと思いましたが、停止位置直前で列車が急停止。最後部の4号車の後ろドアから降車予定で待っていたのですが、人が急に前へ出たため急停車した模様でした。完全に停止位置直前にも関わらずドアが開かず数分待つことに・・・。乗務員の方が何やら連絡した後に停止位置を修正すること無くドア操作をして高崎に到着しました。

横川駅に停車中のEL新春碓氷号
 

EF64−1001ヘッドマーク
 

行先表示は通常のものでした
 

上り列車はEF64牽引なので煙は見えません
 

西日を浴びて高崎へ向かいます
 

どんどん焼きの準備も各所で見られました
 

安中駅で少々停車
 

安中駅停車中
 

後部のD51−498
 

上越新幹線が見えてくると高崎です
 

高崎に到着したD51−498
 

高崎到着後は、引上まで待ちます
 
   
■指定席券など
 指定席券は、1ヶ月前の昼の時点で座席さえ選ばなければ余裕で購入できました。その後も、断続的に×→△を繰り返しましたが、前日の段階で企画枠の解放があったのか、往復とも通路側から進行方向窓側に変更できました。空席もかなり出たようですが、翌日にはSLのみ満席の状態になりました。
 乗車証明書は、名刺タイプのものが用意されました。デザインは、3日間共SL・ELで同じデザインのものとなりました。

SL新春碓氷号指定券
 

EL新春碓氷号指定券
 

共通の乗車証明書(表)
 

共通の乗車証明書(裏)