2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2010年12月20日(月) 

 信州デスティネーションキャンペーン 

快速いろどり信濃路号

2010年12月18日(土)乗車


姨捨駅に停車中の「いろどり信濃路」
 

 終盤となった「信州デスティネーションキャンペーン」の一環として、485系多目的電車を使用した臨時快速「いろどり信濃路」が長野〜上諏訪で運転されました。本日の列車を以て、信州デスティネーションキャンペーン関連での多客臨の運転(リゾートビューふるさと号を除く)は、突発的な追加を除いて最後になります。

■往路【長野9:41−上諏訪11:49】
 長野駅に到着すると、7番線に終着の2376Mが到着しました。この列車が電留線へ引き上げるを待っていたかのように、「いろどり信濃路」が入線してきました。まぁ、485系「いろどり」を使用する臨時列車です。信州デスティネーションキャンペーン関連では、12月26日まで毎日運転の「リゾートビューふるさと」を除くと最後の多客臨時列車となります。
 
 往路は、6号車の座席車を購入しました。と言うより、指定券を購入した時点では6号車の1席しか指定が空いていませんでした。でも、車内は発車前なのか空席が目立っています。長野を発車した「いろどり信濃路」は、ちゃんと鉄道唱歌のチャイムを鳴らして車内放送を始めます。本日は、運転最終日になりますので多少の混雑があるかと思いましたが、座席車は予想に反してガラガラです。ボックス席の方は、びゅうのパックが後半に入って売れたのか結構乗車しています。列車は、犀川を渡り篠ノ井に停車します。篠ノ井を出ると姨捨に停車します。沿線では、少ないながらも撮影に訪れている方がいました。残念ながら天気が悪く視界も良くないですが、善光寺平が見えてきました。姨捨では、28分停車します。姨捨では、「みすず」と交換して「しなの8号」の退避をします。
 姨捨を出ると、次は松本に停車します。西条駅を通過して、白坂トンネルを抜けると天候は回復しましたが、北アルプスは見ることはできませんでした。乗車が期待された松本駅では、6号車も1人だけ乗車してきました。松本を出ると塩尻駅に停車して、塩嶺トンネルを抜け岡谷で運転停車をします。下諏訪を出て諏訪湖が見てくると、終点の上諏訪駅に到着します。上諏訪では、EH200−1牽引の下り貨物列車と交換して、「いろどり」は茅野へ回送されてゆきました。

長野駅発車案内
 

長野駅停車中
 

ヘッドマーク
 

長野駅に停車中の「いろどり」
 

ロゴマーク
 

最後尾の6号車側
 

座席車はガラガラでした
 

車端部のソファ

姨捨駅に停車中
 

善光寺平の眺め
 

姨捨駅では28分停車
 

普通「みすず」
 

普通「みすず」と交換
 
 
姨捨駅舎

塩尻駅に停車
 

辰野へのルートが分岐
 

岡谷駅付近を通過
 

諏訪湖が見えると終点です
 

上諏訪駅に到着

EH200−1牽引の貨物との並び
   
■南松本駅
 上諏訪での折り返し時間を活用して、普段は行く機会のない南松本駅へ行きました。久々にEF64−0番台も見ることができましたし、留置中ながら試験走行中のHD300−901の姿も確認できまして、短い時間ながら充実した観察となりました。

南松本駅構内
 

EH200−901とEF64−74
 

南松本駅構内

試験中のHD300−901
   
■信州DC感謝祭(上諏訪駅)
 上諏訪駅では、最終日の快速いろどり信濃路号の発車に合わせて「信州デスティネーションキャンペーン・お客様感謝祭」が開催されていました。上諏訪に戻った時には、すでに終盤になっていましたが、岡谷太鼓の演奏を楽しむ事ができました。

信州DCお客様感謝祭

諏訪太鼓の演奏
    
■下り列車【上諏訪15:29−長野17:37】
 上諏訪から下りの「いろどり信濃路」に乗車します。帰路は、1号車の座席車に乗車します。乗車すると、座席が回転されていない・・・。ゴミは片付けられているようでしたが、リクライニングも戻っていない席もあり、上り列車が上諏訪に着いた状態でした。いくら臨時快速列車とは言え、グリーン車指定席でこういう状態なのはどうなんでしょうか。乗客が一人一人、自分の席を回転させていますが、回転の仕方を知らない乗客も多く回転も一苦労でした。1号車は、「びゅう」企画枠が多い号車ですが、戻りがあったのか車内は空席が多いですが、「びゅう」の乗客がそれなりに乗っています。
 西日に照らされた諏訪湖を見ながら、諏訪を後にします。次の下諏訪で、交換のため少々停車します。この間に車内を見て回りましたが、1号車と6号車の座席車を除いてボックス席は、かなり埋まっています。座席車も、往路よりも席が埋まっているようで、上り列車より下り列車の方がん乗っているようでした。
 
 岡谷駅での運転停車を終えて、塩嶺トンネルを通過すると雲の隙間から西日のオレンジに染まった北アルプスが僅かに見ることができました。塩尻を過ぎて、松本駅で少々停車します。松本で、早くも降車する人が結構いました。私はこの時間で駅弁を購入。なぜか、塩尻駅の駅弁も売っていましたので、手ごろな値段の「とりめし」を購入しました。小腹を満たすには丁度良い大きさと値段です。松本を出ると、もう日没で暗くなります。あとは、淡々と長野を目指すだけです。列車は、途中姨捨駅に停車しました。もちろんスイッチバックを行います。ただ、停車時間が短いので夜景を堪能と言うわけにはゆきません。続いて、桑ノ原信号所にも停車して、「しなの22号」と交換となります。下り列車は、2連続スイッチバックとなりました。夏場だったら景色も楽しめたのに残念。桑ノ原信号所を出て稲荷山を通過すると、篠ノ井に到着します。篠ノ井では、大勢の人が下車して驚きました。篠ノ井を出ると、犀川を渡り終着の長野に到着しました。
 
 今回は、「いろどり」の乗車と南松本での撮影と両方楽しめた乗車となりました。
 

上諏訪駅に停車中
 

上諏訪駅発車案内
 

上諏訪駅停車中
 

座席回転されておらず・・・
 

諏訪湖畔を通過
 

下諏訪駅に停車中
 

北アルプスが僅かに見えました
 

松本駅停車中
 

塩尻駅の「とりめし」
 

「とりめし」中身
 

姨捨の夜景

長野に到着
   
■指定席券
 指定席券は、発売からかなり経っても余裕で購入することができました。ただ、往路については1列席が1席しか空いておらず危ない所でした。ボックス席は、購入時点では余裕がありました。知人の方の話だと、直後に企画枠枠が解放されようで席は選べたようです。
 最終的には、「びゅう」のパック(ボックス席)が売れたようで、座席車がガラガラでボックス席が7割程度埋まるという逆転現象となりました。
 参考までに、乗車証やポストカードなどの記念品の配布はありませんでした。

上り列車指定券

下り列車指定券