2:ガタゴト日誌(乗車記) 作成日:2010年10月27日(水) 

 うまさぎっしり新潟キャンペーン 
SL越後謙信SAKE祭号
2010年10月23日(土)・24(日)乗車


柏崎駅に停車中のSL越後謙信SAKE祭号(10.23)
 

 10月1日から開催されている「うまさぎっしり新潟観光キャンペーン」と上越市で行われた「越後・謙信SAKEまつり2010」に合わせて、快速SL越後謙信SAKE祭号が運転されました。今年は、10月23日が長岡〜直江津〜高田で運転されました。10月24日は、昨年と同様に新井〜直江津〜長岡で運転されました。

■秋晴れの日本海SLの旅
 特急北越1号で長岡に到着すると、すでにSL越後謙信SAKE祭号は入線していました。牽引していたEF81が引き上げるとホームでは出発式が行われていました。あまり時間もないので、撮影だけ行い車内に入ります。本日は、6両(展望車を除く)すべての車両が満席の盛況となっています。長岡を出た列車は、上越線に別れを告げて内陸部を進みます。沿線では、天候も手伝って農作業をする方や撮影に来た方などが手を振って列車を見送っています。信濃川を渡りしばらく走ると、トンネルが続き列車は柏崎に到着します。柏崎では、54分停車となります。駅前では「鯛茶漬け」の振る舞いが行われていて、大勢の人で賑わっています。柏崎では最高に良い光線具合で撮影ができました。特急北越4号を先に通して十分休憩して柏崎を発車します。
 
 柏崎からは、知人の方のボックスに移ります。車内を巡回しましたが、どこの号車もほぼ満席の盛況です。本当に指定席券が撮れたのは奇跡かもしれません。再び、ボックスに戻りしばし談笑を・・・。あーやはり顔見知りの方と一緒だと落ち着きます。まぁ、私のボックスが最低の客層だったこともありますがね。車窓は、きれいな青空に日本海。本当に秋晴れの素晴らしい景色の中をSL越後謙信SAKE祭号は走行しています。日本海をバックに走るSLの姿を撮ろうと大勢のファンも詰めかけています。昨年とは打って変わって天候に恵まれた運転となりました。列車は、柿崎に停車して少し内陸に入ります。C57−180は快調に進み、犀潟で北越急行線と合流します。そして、関川を渡ると直江津に到着します。この列車は、高田までの運転ですが、この後は快速レトロ飯山線号に乗車するので直江津で下車します。
 
 直江津駅のホームに着くと信じられない放送が、「準備が済むまですぐには降りられません」。はぁ?。何それ?。って感じで、乗客も不安そうな顔を・・・。どうやら、後部にEF64−1053を連結するまでドアを開けないようです。普通は、客扱いしながら機関車交換や客車の増結も普通に行われているのに、何でドアを閉めてやるのか疑問です。ホームでは、見物客がSLの先頭で記念写真を撮り始め、出遅れた車内の家族連れは不満を口にしていました。ようやくEF64−1053を連結してドアを空けましたが、もうSL前は大混雑で1枚撮るのがやっとでした。ほとんどの乗客は、直江津で下車したようで閑散とした車内を見ながら、十日町へ移動する為に北越急行線に乗り換えました。

長岡駅発車案内
 

長岡駅停車中
 

出発セレモニー
 

上越線と分岐します
 

内陸部の田園地帯を進みます
 

信濃川を渡ります
 

田園風景も間もなく終わりです
 

柏崎駅で56分停車
 

牽引のC57−180
 

柏崎駅の発車案内
 

しばらく撮影タイムです
 

特急北越4号を先に通します
 

柏崎からは日本海に沿って・・・
 

昨年と違い秋晴れの日本海
 

北越急行線と合流します
 

関川を渡ると直江津です
  

直江津駅到着

後部にEF64−1053を連結
   
■曇り空の日本海を見ながら北上
 189系妙高1号で、新井駅に着きました。しばらく知人の方と雑談等をしているとEF64−1053に牽引されたSL越後謙信SAKE祭号が入線してきました。新井から乗る人は少ないのか、ホームは閑散としています。車内に入り、そそくさと指定された席に着きましたが、発車数分前でも空いていたので直江津駅で降りる知人の方のボックス席にお邪魔します。列車は汽笛一斉、新井を発車しました。車内は、ほとんど乗車していません。沿線は、北陸新幹線線の延伸工事の風景が見えてきます。沿線は、大勢の方が手を振っています。しばらくSLの旅を楽しんでいると列車は、高田に停車します。高田では停車時間があるので編成写真の撮影もできました。高田からは、かなりの人が乗車してきましたがまだ空席があります。
 
 列車は、直江津駅に到着します。ここで知人の方と別れて別の車両へ移ります。この24日のSL越後謙信SAKE祭りはどーしても確保できませんでしたので、最終手段で別の知人の方のパックに混ぜてもらいました。直江津からは、さすがに乗車が多く車内はほぼ満席の大盛況となりました。しかし、空いている号車は何故か空いている。空いている号車、企画枠の車両ですよね。1ヶ月間、MVで見ましたが直江津→柏崎・長岡で満席となっていましたが、席が余っても一般枠に戻さなかったと言うことでしょうか?。これ、停車中にSLに乗れずに見学に来た方々も、不思議そうにつぶやきながら見ていましたが・・・。列車は、北越急行線と別れて日本海沿いを走ります。今日はどんよりとした曇り空で残念ですが、列車は海沿いに沿って北上します。列車は、日本海に別れを告げて柏崎駅に到着しました。
 
 柏崎駅では、59分停車します。昨日と同様に駅前で「鯛茶漬け」の振る舞いがありましたので、昼食として頂いてきました。が、駅前で「鯛茶漬け」を食べている最中に、485系国鉄色の「北越」が・・・。その後は、ゆっくりと写真撮影して柏崎での一時を過ごします。発車時間も近くなったので車内へ戻ります。先程の小さい番号の号車は、ほぼ満席の状態になっている・・・。代わりに、大きい番号の号車が空いている・・・。こちらも企画枠ですよね。柏崎回転にしなかったようですね。柏崎を出ると、列車は内陸に入ります。車窓の田園地帯も収穫を終えて冬支度と言うところでしょうか。安田駅で少々運転停車して信濃川を渡ると終着の長岡に到着します。
 長岡では、新津までの回送用にEF81−151が連結されます。この連結作業を見届ける頃に、帰路となる快速くびき野2号が到着し、2日間のSL越後謙信SAKE祭号の旅が終了しました。

始発駅の新井駅
 

歓迎の横断幕
 
 
新井駅で発車待ち
 

新井駅の段階では空いてました
 

回送を牽引したEF64−1053
 

12系客車
 

12系客車車内
 

建設工事中の北陸新幹線
 

矢代川を通過
 

高田駅で少々停車
 

高田駅停車中
 

編成写真も撮影できました
 

甲冑姿でお見送り
 

直江津駅に停車
 
 
大混雑の直江津駅
 

北越急行線が分岐します
 

日本海に沿って進みます
 

今日は天気が良くないです
 

柏崎駅の歓迎イベント
 

柏崎駅で59分停車
 

柏崎駅発車案内
 

ゆっくり撮影もできます
 

石炭をならす作業中
 

柏崎からは内陸部に
 

安田駅で運転停車
 

信濃川を渡ります
 

上越線が並走します
 

長岡に到着
 

回送用のEF81の連結作業

EF81−151先頭で新津へ回送
   
■ヘッドマークなど

ヘッドマーク
 
 今年の運転では、昨年と同様に特製のヘッドマーク・行先表示・愛称板が準備されました。
 ヘッドマークや行先表示は、オレンジを基調とした明るいデザインとなっていて、C57の先頭部でも良いアクセントになっていました。
 「越後・謙信SAKEまつり2010」に合わせて、列車名やヘッドマーク・行先表示もローマ字で「SAKE」と表現するのが、なかなか斬新で良かったかと思います。

行先表示

愛称板
     
■乗車証明書
 乗車証明書は、上下で別々のデザインのものを1人1枚貰う事ができました。往路となる上り列車では、厳重に指定席券を確認して赤ペンで指定席券チェックをしました。(平成初期のJR東日本の一部の特急の車内か札でやっていた方式です。) 一方、復路となる下り列車は団体・企画枠が多かったせいか、指定席の確認のみで貰う事ができました。
 デザインは、「さすが新潟支社」と唸りたくなるデザインです。

上り列車乗車証明書(表)
  

下り列車乗車証明書(裏)
  

上り列車乗車証明書(表)
  

下り列車乗車証明書(裏)
     
■指定席券

10月23日指定券
 
 例年のことですが、この列車の指定券の入手には苦労しました。特に10月24日の確保は難航を極めました。23日は、何とか10日前に通路側を確保して、その後、知人の方から窓側を譲ってもらい通路側は放流しました。
 一方、10月24日の新井→直江津はいつでも購入できるような状態でしたが、直江津→長岡がどうやっても確保することができず、最終的には知人の方のパックに混ぜてもらう事でようやく指定席を確保することができました。
 ※24日のパックは、知人の方のプライバシー保護のため画像加工を多めにしてあります。

10月24日指定券(1)

10月24日指定券(2)